Netflix実写版『カウボーイビバップ』打ち切りへ 配信から3週間で決断

Netflix実写版『カウボーイビバップ』打ち切りへ 配信から3週間で決断
Netflix実写版『カウボーイビバップ』打ち切りへ 配信から3週間で決断

実写版『カウボーイビバップ』

POPなポイントを3行で

  • 実写版『カウボーイビバップ』の打ち切りへ
  • 米メディア『The Hollywood Reporter』が報道
  • 「視聴率とコストのバランスを考慮」と関係者
映画やTV番組などの情報を発信するアメリカのメディア『The Hollywood Reporter』が、実写版『カウボーイビバップ』の1シーズンでの打ち切りを報じている(外部リンク)。

評論家とファンの双方から評価されていない現状と視聴時間の低下が理由として挙げられており、打ち切りに至った経緯を「番組の視聴率とコストのバランスを考慮して決定された」と関係者が語ったところまで伝えられている。

『幽遊白書』『ガンダム』の実写化も予定しているNetflix

『カウボーイビバップ』予告編 - Netflix
11月19日からNetflixで全世界独占配信されている実写版『カウボーイビバップ』は、全10話で構成されており、1998年から1999年にかけて放送された原作アニメ26話分の内容を踏襲しながら、ところどころでオリジナルの要素を加えて物語を展開。シーズン1の最終話ではシーズン2への含みをもたせていたが(Netflixのオリジナルシリーズではよくあることだが)、最終的には今回の打ち切り報道がなされる結果となった。

原作のアニメ『カウボーイビバップ』は、アメリカでは日本と同等かそれ以上に人気がある。さらに実写版制作の紆余曲折もあって、ファンの期待も高かった分、超えなければならないハードルが高くなっていたのは確かだ。配信後は賛否両論となっていた。 配信前にはアニメ『カウボーイビバップ』をNetflixで全世界配信、さらに吹き替えを原作アニメの声優陣が担当することが決定。制作の告知やプロモーションが大々的に展開されていただけに、賛否入り乱れる評判はNetflixにとって芳しいものではなかったのだろう。配信開始から1ヶ月と経たずに決断が下されたのは、その証ともとれる。

映画評論サイトとして知られるロッテントマト(Rotten Tomatoes)では、批評家の46%、一般視聴者の56%が好意的に評価。あまり評価が高くなかった漫画やアニメの実写化作品と比べると、『ドラゴンボール エボリューション』(批評家15%/一般視聴者20%)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(同43%/同51%)、Netflix版『Death Note/デスノート』(同38%/同23%)となっている。

一方、Netflixでの日本産コンテンツの実写化はまだ続く予定で、ラインナップには『ONE PIECE』『幽☆遊☆白書』『ガンダム』が並ぶ。これらの作品が実写版『カウボーイビバップ』と同様の道をたどるのか、違う可能性を見せてくれるのか。Netflixとしても同じ轍は踏みたくないはずだ。今後の動向に注目したい。

Netflixでの実写化

アニメ『カウボーイビバップ』の偉大さ

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