ギロリとした眼に、ゴツゴツの鱗、長く大きい口に刺々しい牙を持ち、水中で獲物に喰らいつく肉食獣・ワニ。
そんなワニの特徴を、編み物で再現した65センチのぬいぐるみが圧巻のクオリティです。
こちらの作品を糸から生み出した制作者・光恵さんに、こだわりや制作秘話などを聞きました。
祖母も母も編む人だったそうで、物心つく頃には一緒にかぎ針を握って編んでいたという根っからの編む人です。なので、編み物歴は45年を超える熟練者。
とはいえ一般的な編み物と、作品のように立体的に編みこんだ人形「あみぐるみ」は別物。
なんでも、自分が母となり「子ども達に手づくりのおもちゃをつくってあげたい」と思うようになってから「あみぐるみ」の制作をはじめたそう。
そして現在、あみぐるみ歴は15年とのことです。
こちらのあみぐるみは、絶滅危惧種でワニ目クロコダイル科に属する「シャムワニ」で、アメリカのワニ園・ゲーターランドに実在する生まれつき肌や髪の色素が少ない「アルビノ」のワニをモチーフにしています。
「シャムワニ」と「アルビノ」の両方の要素を足して2で割ったのではなく、光恵さんがイメージを重ねつくりあげた創作人形となっています。
「絶滅」の手には、同じく絶滅危惧種で奄美大島に生息する「オリイジネズミ」のあみぐるみがぶら下がっています。 お互い絶滅に瀕しているという2種を組み合わせており、光恵さんは「食べようとしている様に見えるのか、お互い労り合っている様に見えるのか、自由な見方・捉え方で楽しんで貰えばと思っています。」と自由な作品鑑賞を推奨しています。
作品はモデルとなるワニの動画・静止画・図鑑を何度も見返しながら、編んではほどき、編んではほどきを繰り返して制作。大きいワニ「絶滅」はおよそ2ヶ月、小さいワニ「誕生」は1ヶ月以上はかかったそうです。
そのこだわりから、ワニのゴツゴツした皮膚・鱗感、口や鼻周りのシワ感、爪や牙など細部まで再現。それぞれのパーツを見ても、圧倒的なワニ感を感じられます。 光恵さんによると「とにかく硬い質感をやわらかい毛糸でいかに表現するかという点が、一番悩みました。」とのこと。
「せっかく良い毛糸を入手できても、自分の編み方ひとつで台無しにしてしまうかもしれません。良い糸と出会うと大変興奮しますし、運命を感じたりして嬉しいのですが、編みはじめるときは大変緊張します。」と素材となる糸も重要だと明かしてくれました。
そして、「その糸の個性や良さを大切に、鼓動が聞こえるような作品を編みたい。」と制作における心持ちも語ってくれました。
その中でも特別だというオランウータンのあみぐるみ「オラン」と一緒に、コンセプト「編み物でちょっと地球にいいことを」を掲げ、啓蒙・寄付活動「オランプロジェクト」をライフワークとして行っています。
光恵さんは「絶滅危惧種は珍しい・特別な動物ではなく、動物園でも見られるような身近な動物でも『絶滅危惧種』に指定されています。私はこのことを自身の作品を通して、より多くの方に知って頂きたいと願い活動しています。ということもあり、最近では絶滅危惧種を編むアーティストとしてご紹介頂くことが多くなっております。」と、制作活動における信念を語ってくれました。
そんなワニの特徴を、編み物で再現した65センチのぬいぐるみが圧巻のクオリティです。
こちらの作品を糸から生み出した制作者・光恵さんに、こだわりや制作秘話などを聞きました。
立体的に編まれた人形「あみぐるみ」
こちらのワニの編み物(作品名:絶滅)を手がけたのは、あみぐるみアーティスト・光恵さん。祖母も母も編む人だったそうで、物心つく頃には一緒にかぎ針を握って編んでいたという根っからの編む人です。なので、編み物歴は45年を超える熟練者。
とはいえ一般的な編み物と、作品のように立体的に編みこんだ人形「あみぐるみ」は別物。
なんでも、自分が母となり「子ども達に手づくりのおもちゃをつくってあげたい」と思うようになってから「あみぐるみ」の制作をはじめたそう。
そして現在、あみぐるみ歴は15年とのことです。
絶滅危惧種をモチーフにしたワニのあみぐるみ・絶滅
ワニ、アリゲーター、クロコダイルなど、いくつかの呼称や種類が存在する水中で暮らす爬虫類・ワニ。こちらのあみぐるみは、絶滅危惧種でワニ目クロコダイル科に属する「シャムワニ」で、アメリカのワニ園・ゲーターランドに実在する生まれつき肌や髪の色素が少ない「アルビノ」のワニをモチーフにしています。
「シャムワニ」と「アルビノ」の両方の要素を足して2で割ったのではなく、光恵さんがイメージを重ねつくりあげた創作人形となっています。
作品名は、65センチほどの大きいワニが「絶滅」、30センチほどの小さいワニが「誕生」です。
「絶滅」の手には、同じく絶滅危惧種で奄美大島に生息する「オリイジネズミ」のあみぐるみがぶら下がっています。 お互い絶滅に瀕しているという2種を組み合わせており、光恵さんは「食べようとしている様に見えるのか、お互い労り合っている様に見えるのか、自由な見方・捉え方で楽しんで貰えばと思っています。」と自由な作品鑑賞を推奨しています。
研究を重ね、編んではほどいてを繰り返して誕生した作品
これだけの大作を、どのように制作したのかも気になるところ。作品はモデルとなるワニの動画・静止画・図鑑を何度も見返しながら、編んではほどき、編んではほどきを繰り返して制作。大きいワニ「絶滅」はおよそ2ヶ月、小さいワニ「誕生」は1ヶ月以上はかかったそうです。
そのこだわりから、ワニのゴツゴツした皮膚・鱗感、口や鼻周りのシワ感、爪や牙など細部まで再現。それぞれのパーツを見ても、圧倒的なワニ感を感じられます。 光恵さんによると「とにかく硬い質感をやわらかい毛糸でいかに表現するかという点が、一番悩みました。」とのこと。
「せっかく良い毛糸を入手できても、自分の編み方ひとつで台無しにしてしまうかもしれません。良い糸と出会うと大変興奮しますし、運命を感じたりして嬉しいのですが、編みはじめるときは大変緊張します。」と素材となる糸も重要だと明かしてくれました。
そして、「その糸の個性や良さを大切に、鼓動が聞こえるような作品を編みたい。」と制作における心持ちも語ってくれました。
作品を通して伝えたい「絶滅危惧種」の存在
ワニのあみぐるみ以外にも「絶滅危惧種」をモチーフにした作品を制作してきた光恵さん。
その中でも特別だというオランウータンのあみぐるみ「オラン」と一緒に、コンセプト「編み物でちょっと地球にいいことを」を掲げ、啓蒙・寄付活動「オランプロジェクト」をライフワークとして行っています。
光恵さんは「絶滅危惧種は珍しい・特別な動物ではなく、動物園でも見られるような身近な動物でも『絶滅危惧種』に指定されています。私はこのことを自身の作品を通して、より多くの方に知って頂きたいと願い活動しています。ということもあり、最近では絶滅危惧種を編むアーティストとしてご紹介頂くことが多くなっております。」と、制作活動における信念を語ってくれました。
爬虫類に癒されましょうよ
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4612)
クロコダイン…あんた、いつ子供つくったんだ?