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中国初の年齢制限アニメ『DAHUFA』日本公開 階級社会への皮肉込めた挑戦作

中国初の年齢制限アニメ『DAHUFA』日本公開 階級社会への皮肉込めた挑戦作

『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』

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POPなポイントを3行で

  • 映画『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』日本公開
  • 中国初の年齢制限付きバイオレンスアニメ
  • 中国では約13.5億円の興行収入を記録
中国のアニメ映画『DAHUFA(ダフファー) -守護者と謎の豆人間-』が2021年に日本公開が決定。ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

中国史上初の年齢制限付のアニメとして注目を集め、過激な暴力描写が特徴的な大人向けのバイオレンスアニメで、中国では日本円で約13.5億円の興行収入を記録した

解禁されたポスタービジュアルには、「そこは、ニセモノの目と口を付け人間を夢見る亡霊たちの村ー」というコピーとともに、主人公・ダフファーが奇妙な生き物に囲まれる姿が描かれている。

異色の大人向けアニメ『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』

日本の最近のアニメとは違う印象の絵柄

光線彩条屋影業好傳動画が製作、面白映画が提供した『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』。映画のレイティング制度がない中国本土において、制作側が「13歳未満の鑑賞はお控えください」と自主規制したことで、初の年齢制限付き映画となった。

その理由は、解禁された場面写真からもうかがえる。人と似て非なる奇妙な生き物の首がはねらた場面、それらの生き物を処刑しようとするシーンといった描写があるからだろう

一方で、劇中に登場する支配者と村の関係は、階級社会への皮肉として描かれ、そういった社会的な思想も垣間見えることが、ヒットの要因の1つとされている。

紫の血らしきものが飛び散る生首と主人公ダフファー

<ストーリー>
王宮から失踪した皇太子を捜すため、奕衛(イーウェイ)国の守護者であるダフファーは国境を越え、とある謎の村に辿り着いた。
ここの住民は自らの意志を持たず、喋らず、見た目も皆そっくりで、村中には不気味な気配が漂っていた。
やがてダフファ―は、この村に隠された秘密へと徐々に近づいていく…。

高まりつつある中国発アニメへの注目

いまや世界的に人気を集めるアニメ。人口およそ14億人と世界一の中国でも同様で、全世界興行収入などでは強い影響力を有している。

スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』が、18年遅れの2019年に中国で上映された際には4.88億元(約75.6億円)の興行収入を記録。日本版と異なる雰囲気のポスターも話題になった。

ほかにも『天気の子』をはじめ、『名探偵コナン』『ONE PIECE』『ドラえもん』などの日本アニメ映画が中国でヒットしている。一方で、中国産のアニメ作品が世界まで届くことは少なかった。

しかし、ピクサー・アニメーション・スタジオ初のアジア人女性監督・石之執(ドミー・シー)さん(中国系カナダ人)の作品『Bao(バオ)』が、第91回アカデミー賞の短編アニメ部門を受賞。

この4月には、中国とアメリカの共同制作『フェイフェイと月の冒険』が第93回アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネート。中国に出自を持つクリエイターの作品や共同制作といった形で生まれた作品が世界で評価されている。 羅小黒戦記』『ナタ~魔童降臨~』『ナタ転生』などの作品が中国でのヒットに加え、日本で話題を呼んだことも記憶に新しい。また7月には、同じく中国で大ヒットした『白蛇:縁起』が日本公開を控えている。
『白蛇:縁起』
そうした中で生まれた中国初の大人向けアニメ映画『DAHUA -守護者と謎の豆人間-』。果たして日本ではどのように受け入られるのだろうか。

©️Enlight Pictures. ©️FACEWHITE PICTURES.

中国が産んだPOP

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