「国民的アイドル」という肩書を脱ぎ捨てはや6年。セクシー女優として活動してからもどんどん仕事の幅を広げており、その輝きと美しさは増すばかり──記念すべき第1回に登場するのは、三上悠亜さんです。
作品の中ではセクシーな姿を見せながらも、ドラマ撮影やアイドルとしてのライブでは、映像作品とはまったく違う表情で笑う。メディアやSNSごとに、何通りもの表情を持っているようにも見える彼女。
「女の子らしい人として見られると、ちょっと窮屈……」。落ち着いた雰囲気の花々に囲まれながら、三上さんは、普段あまり表に出さない一面を語りはじめました。
取材:かよちゃん 文:ミクニシオリ 写真:ヤンス・キム フラワーアレンジ:岡本悠
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三上悠亜と、季節の花
「いつもの三上悠亜」っぽくない花たち
──三上さんは普段からファッション系の撮影も多いと思いますが、今回の撮影はいかがでしたか?三上 普段からお花を使った撮影は多いんです。パステルカラーで、かわいらしいお花を使ってもらうことが多いかも。ファンの方からいただくお花も、ピンク系のふんわりしたブーケが多いので、そういうお花が似合うと思ってもらっているんだろうなと思います。
でも今回の撮影は、グリーンが多いナチュラルなお花が多くて……本当は、こういうお花もすごく好きなんです。今日みたいなシンプルな撮影はあまりやったことがなくて、すごく新鮮でした。 ──好きなお花はありますか?
三上 そのときに一番きれいなお花を、季節に合わせて選びたいです。今回は、季節に合ったお花をペアリングしてくれているんですよね。お花が入ると、写真に存在感が増しますよね。ファッションアイテムとしてもすごく好きです。
──撮影中、楽しかった場面は?
三上 お花でいっぱいの車に乗ったのは楽しかったですね。免許を持っていないので、運転経験はないんですけど(笑)。 三上 あのまま運転できたら、海の見える場所に行ってみたかったな〜。夏生まれだし、ラッキーカラーも青だから。
やっとかわいいワンピース1枚で撮影できる季節になったのも嬉しいですね。私、上着を着るのが嫌いなんです。可愛い服が隠れちゃうのも嫌だし、動きにくくて邪魔な感じも好きじゃない。自由でいたいんですよね。
ピンクの花が似合いそう? 本当の私は……
──仕事で息が詰まったときなど、どんなふうに息抜きをしていますか?三上 とにかく真っ暗な部屋に引きこもって、ず〜っとだらだらできる日をたまにつくるようにしています。朝日が昇ってくる瞬間が嫌いだから、家は全部遮光カーテンなんです。カーテンを閉めて、夜か朝かわからない部屋の中で、1人の時間を過ごします。
夜ふかしが好きなんですよね。私、夜行性なんです。お仕事があるから、なんとか朝起きて夜寝るっていう、普通の人と同じルーティンで生活できてるけど、もし仕事がなくなったら、ものすごいダメ人間になっていくと思います(笑)。
──人からはどんな印象を持たれることが多いですか?
三上 SNSで仲良くなる人たちは、よく「ふわふわしててかわいい」とか「女の子らしそう」って言ってくれるけど、地元の友だちや家族は、私のことを女の子らしいとは思っていないと思います。 三上 昔は、サバサバ系のイメージもあったのですが、最近はよくも悪くも「女の子らしい人」って思ってくれる人が増えました。
でも本当の性格はちょっと男っぽいし、みんなが思ってるより庶民派なんですよ。恋愛の仕方も、仕事の仕方もけっこう男っぽいんです。人にそんなに相談しないし、疲れたときにすることは引きこもりだし(笑)。
だから「女の子らしい人」として見られると、ちょっと窮屈に感じるときもあります。「ずっとかわいくしてなきゃいけないのかな」「いい子にしなきゃいけないのかな」って。
──そういう気持ちに飲まれそうになったときはどうするんですか? 三上 そういうときは暗い部屋で……
──また!
三上 そう(笑)。それで、ファンの子のSNSをよなよなエゴサするんです。自分のことを理解してくれているファンのツイッターを見るとすごく元気が出るんですよ。
常日頃からエゴサばかりしてるので、いいねをつけるのが速すぎてよくびっくりされます。でも、私のことを気になってくれている子のことが私も気になるし、そういう子の存在に、心から救われることもたくさんあるんです。
頑張っている誰かのことを、応援していきたい
──三上さんはアイドルオタクとしても有名ですよね。新型コロナウイルスの影響で、延期になったり中止になる現場も多いと聞きますが。三上 そうなんですよ〜(泣)! 5月はGWに3つはライブ参戦するつもりだったんですけど、全部なくなってしまって、ただのお休みになっちゃいました……。
──現場がなくなって、意図せず空いてしまった時間はどう過ごされてるんですか?
三上 予定外に空いてしまった休日は、わりきって美容DAYにしています。
あとは、普段はインドアで引きこもりがちなので、アニメをたくさん見るようになりましたね。一人っ子だったから、小さい頃からあまりアニメを見る機会がなくて。でも、見はじめたら止まらなくって。 ──例えばどんな作品が?
三上 『東京卍リベンジャーズ』や『進撃の巨人』を見ています。でもやっぱりオタクの性というか、アニメを見ていても、すぐ“推し”をつくりたくなりますね〜。
──ちなみに、今の推しは?
三上 『東京卍リベンジャーズ』のマイキーは、登場した瞬間から「好き!」って思いました。背が小さくて可愛くて、ぜんぜん強そうに見えないのに、いざ戦ったら超強いところが大好き! 自分が学生だったら、ああいう子と付き合ってみたかったな。
頑張ってる子を応援したいから、気がつくと推しを決めてる。女の子のアイドルが好きなのも同じ理由ですね。 ──最後に、今年をどんな1年にしたいですか。
三上 2020年が活動5周年だったんですけど、コロナで周年っぽいことが何もできなくて。
今年はちゃんとみなさんに、素の私を知れるような作品や写真も届けていきたいです。私の中では5周年も6周年も、すごくフラットにがんばった1年だから。今年もいい年になるといいな。 【写真】三上悠亜さんの写真をもっと見る三上悠亜さんの出演作品をチェックする(FANZA)
見たことない彼女の魅力
この記事どう思う?
三上悠亜
セクシー女優
1993年8月16日生まれ、S1専属女優。恵比寿マスカッツ及びHONEY POPCORNメンバー、アパレルブランド「YOUR’S」プロデューサー。
Twitter:https://twitter.com/yua_mikami
Instagram:https://www.instagram.com/yua_mikami/
ヤンス・キム
フォトグラファー
1992年、奈良県香芝市生まれ。東京都世田谷区在住。amanaグループ株式会社acubeにてシズル専門の静止画映像撮影チームを経験後、独立。透明感のある世界観で静止画・動画問わず、広告、Web、雑誌を中心に活動中。
Twitter:https://twitter.com/yansukim
Instagram:https://www.instagram.com/yansukim/
岡本
フラワースタイリスト
1992年、北海道出身。花と植物を用いた撮影のヴィジュアルディレクションなどで活動。2020年よりフリーに。
連載
ここに広がるのは、彼女のためだけの世界。世界の未来は見えないけど、世界の幸せは叶えられないかもしれないけど、どうか自分の世界だけは美しくありますように。 「ちょっとさ、世界やばそうだよね。」 「わかる。でも遊びたいよね。」 彼女たち自身にしか見えていないはずの、今しかない祈り。その刹那の「scene」を切り取る。 息遣いが聞こえるほどリアルな日常を切り取るフォトグラファー 「ヤンス・キム」さん。私たちは、その場所に自分が存在するかのような匂いや音が聞こえる写真の世界を覗き込む。
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