桐山漣さんと菅田将暉さん主演のTVドラマ版の続編を描いた漫画が、「仮面ライダー」シリーズ50周年記念でアニメ化。配信開始は2022年夏を予定。
初代『仮面ライダー』の放送日である4月3日に生誕50周年を迎えたシリーズにとって、史上初のアニメ化となる。
「俺たちは/僕たちは、2人で1人の仮面ライダーさ」
『仮面ライダーW』は2009年9月から2010年8月にかけて放送された平成仮面ライダーシリーズ第11作となる探偵バディドラマ。桐山漣さん演じるハーフボイルド(※Wのデザインから生まれた造語)な左翔太郎と菅田将暉さん演じる魔少年・フィリップが、2人で1人の仮面ライダー・Wへと変身。風の街・風都で多発する奇怪な事件を解決に導く。
いまや日本を代表する役者として、またアーティストとしても活躍する菅田将暉さんの俳優デビュー作であり、連続TVドラマ初出演・初主演作としても知られている。
特撮ドラマから漫画、そしてアニメへ
TVシリーズ終了後も、映画やVシネマなどでスピンオフが展開。そして、2017年に『仮面ライダーW』の正統続編としてはじまったのが漫画『風都探偵』だ。コミックスは既刊10巻、累計発行部数は185万部を数える。作画を佐藤まさきさんが担当。監修は東映の塚田英明プロデューサー、脚本は三条陸さん、クリーチャーデザインは寺田克也さんというTVシリーズと同じ布陣で、新たな『W』の物語が描かれている。
総合プロデューサー・塚田さんはコメントで、漫画『風都探偵』が「ドラマの『W』を観ているのと同じ感覚で読める」ことを計算している点に触れつつ、アニメ化に向けて自信をのぞかせた。
©︎石森プロ・東映総合プロデューサー 塚田英明さん コメント
ある原作が違うメディアになった時、「こうじゃないんだけどなあ」と不満に思うことありませんか?「主人公はこんなこと言わない」「なんかテンポが悪い」「知っている説明をクドくしないで」等々。でも、そんなストレスが一切無かったのが、実写ドラマ『仮面ライダーW』がマンガ『風都探偵』になった時でした。
マンガ『風都探偵』は、「『W』のその先の物語」を描いた正統続編。そもそも「内容」が新しいから刺激的なのですが、それプラス「技術」の面もあるのです。僕も監修していて驚いたのですが、原作の三条陸センセイはなんと「ドラマの『W』を観ているのと同じ感覚で読める」ことを計算してマンガを設計しているのです!
その考えのベースには三条さんの「ファンの気持ちを常に想定した視点」があります。だから読者の皆さんは驚くほどストレスフリーに風都の新たな物語を享受出来たのです。風都の物語は、ついに「アニメ」という新形態を現します。挿入歌「Cyclone Effect」の歌詞になぞらえるならば、「きっと強くなれる 次のステージへ風が連れていくよ」という節目です。今回集結していただいた優秀なアニメクリエイター陣が、ここで言う「風」。前述の「ファンの気持ちを常に想定した視点」を心掛け、必ずや“満足”へお連れします!
アニメ『風都探偵』――――仮面ライダーW の次のステージにご期待ください!
『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)
これで決まりだ!
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作品情報
『風都探偵』
- 掲載誌
- 『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)
- 連載開始
- 2017 年 8 月
- 発行累計部数
- 185 万部(10 巻まで)
- 原作
- 石ノ森章太郎
- 脚本
- 三条陸
- マンガ
- 佐藤まさき
- 監修
- 塚田英明(東映)
- クリーチャーデザイン
- 寺田克也
翔太郎とフィリップにより風都は守られたはずだった。
しかし街の裏側では未だ怪現象が多発している。
そんな二人の前に姿を現した 謎の美女・ときめ。
そして新たなる邪悪な影。
今、仮面ライダーW の新たな戦いが幕を開けるーー
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