「KING」「イドラのサーカス」で生まれたどよめき
剣持が緑仙にちょっとした失言で土下座に追い込まれるトークパートを挟んで、男女に分かれて歌唱パートへ。まずは樋口・緑仙・星川の3人によるKanariaの「KING」。イントロの4小節が流れた瞬間、「おぉぉぉぉ!!?」という軽いどよめきが起こったのも理解できる。「KING」は歌ってみた動画を通してかなりのヒットを記録しているが、3人にとってはこの日が初披露の場だったからだ。 3人の音域がちょうどバラバラなこともあり、しっかりと歌い分けされた素晴らしいボーカルワークが印象的で、完成度の高いパフォーマンスだった。この日足を運んだ人にとっては非常にレアな瞬間だっただろう。
続いて剣持・加賀美・三枝の3人が披露したのはNeruの「イドラのサーカス」だ。彼ら3人は、むしろほぼ同じメロディラインを歌い上げ、3人の声が合わさったユニゾンは、会場を大きく揺さぶった。
12か月連続配信ライブ中のFLOW、1年ぶりの有観客ライブ
にじさんじライバー6人の出番が終了すると、次は対バン相手であるFLOWのターン。ここでにじさんじライバーの出番は終了。会場は素晴らしい歌唱をつづけてきたラバー6人への拍手であふれていく。この日の彼らは、1曲目からかなりパーフェクトな仕上がりで、観客を一気に自分たちのライブへと引き込んでいく。
アニソン縛りのベストアルバムを発売できるほどに数々の名曲を持つ彼らは、「Re:member」「新世界」「WORLD END」「風ノ唄」を次々と披露。初っ端から100%のように見えた彼らのパフォーマンスは、曲を追うごとにさらに勢いを増していくようだった。 「僕らにとっても、お客さんがいるライブは1年ぶりなんですよ!」とボーカルのKEIGOが語ったように、まさに「いま俺たちの音楽を聴いてくれ!」というバイタリティに満ち満ちていた状態だったのだろう。
2020年9月から、12か月連続でオリジナルアルバム完全再現の配信ライブを続けている彼らにとって、目の前にお客さんがいる状況で、目の色変えてリアクションをしてくれることがどれほど幸せなことか。それが自身のファンだけではなく、FLOWを初めて見る人も多いのであれば、これ以上に新鮮かつ刺激的な場所はないはずだ。
手応えをつかんできたFLOWのメンバーも、徐々に会場との一体感を放ちはじめる。「風ノ唄」でサビのクラップを観客に求めれば、客席からは大きなクラップがリアクションされる。これにはKEIGOも笑顔で親指を立てた。
3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4338)
そうでしたか。ごめんなさい🙏前夜祭の興奮で感情が荒ぶってました。
恩田雄多
コメントありがとうございます! 編集の恩田です。
記事中で使用している写真は、すべてオフィシャルにご提供いただいております。
安心してお楽しみください!
匿名ハッコウくん(ID:4336)
前夜祭はスクショ禁止のはずですよ?