ラストを飾るのはFLOW提供の新曲「虹色のPuddle」
FLOWが最後に披露したのは「GO!!!」。ステージに登場したにじさんじの6人も右に左に動き回り、途中で止まる位置や動き方をミスっているのではないか? と見ているこちらが心配になるほどのバカ騒ぎっぷりだ。KEIGOの号令で、ウェーブが起こるほどの一体感が生まれた瞬間、名曲を生み続けた先人へのリスペクトを超えて、ライブという場所でしか生まれない濃厚なコミュニケーションがあった。
ステージのラストを締めくくるのは、FLOWが楽曲提供し、2月24日に公開されたにじさんじとしての新曲「虹色のPuddle」だ。
6人のライバーが歌いながら、3枚のスクリーンに流れていく映像は、この日の昼ごろに公開されたPVとは少し違ったまた別のバージョン、この日この場に登場できなかった6名の名前や、様々なマークなどが加わった特別仕様の映像が流れていく。とてもニクい演出だ。 にじさんじの1周年記念楽曲「VIRTUAL to LIVE」や、「虹色のPuddle」と同時発表された「Wonder NeverLand」とは違い、「永遠なんてない なんて言うのなら ほらもう急いで 今しかない日々を遊ぼう」という歌詞の通り、聴くものを引っ張っていくようなポジティブなメッセージが歌われている。
ラップのパートも含めてFLOW印のミクスチャーロックのサウンドは、しっかりとにじさんじの音楽へと染め上げられ、華やかに締めくくった。
にじさんじとFLOWが歌い繋いだ絆
本編終了もつかの間、いくばくもせずにアンコールがはじまる。アンコールではFLOW×ライバー6人で「虹色のPuddle」を再披露して前夜祭は閉幕。にじさんじライバーとFLOW、バトンを渡し渡し返され歌い繋いだ空間は、あきらかに唯一無二の熱気に満ちていた。「これが前夜祭なのか?」と疑ってしまうほどの熱すぎるライブ。コロナ禍での観客ライブ、AR技術を取り入れたステージ演出、そして「VTuber(ライバー)とアーティストによる対バンライブアクト」という初の試み──にじさんじとFLOW、両者にとって、非常に挑戦的であった一夜だったことは言うまでもない。 この日の夜に生まれたのは、アーティストと観客がそれぞれ持っていた期待や熱量のぶつけ合い、そこから生まれるリアクションとコミュニケーションにほかならない。ライブでしか生まれない絆のような繋がりは、ライブを終えてもなお続いてくだろう。
願わくば、再びFLOWとの対バンイベントが行なえる未来が訪れるように。
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イベント情報
「にじさんじ Anniversary Festival 2021 前夜祭 feat.FLOW」
- 開催日
- 2021年2月26日(金)
- セットリスト
- 1.COLORS FLOW&樋口楓 / 剣持刀也 / 緑仙 / 三枝明那 / 加賀美ハヤト / 星川サラ
- 2.決闘(PENGUIN RESEARCH) 加賀美ハヤト
- 3.ホシアイ(レフティモンスター) 三枝明那
- 4.ロミオとシンデレラ(doriko) 星川サラ
- 5.化身(ポルカドットスティングレイ) 緑仙
- 6.ヒバナ(DECO*27) 剣持刀也
- 7.脱法ロック(Neru) 樋口楓
- 8.KING(Kanaria) 樋口楓 / 緑仙 / 星川サラ
- 9.イドラのサーカス(Neru) 加賀美ハヤト / 三枝明那 / 剣持刀也
- 10.Re:member FLOW
- 11.新世界 FLOW
- 12.WORLD END FLOW
- 13.FLOW FLOW
- 14.愛愛愛に撃たれてバイバイバイ FLOW&樋口楓 / 剣持刀也 / 緑仙 / 三枝明那 / 加賀美ハヤト / 星川サラ
- 15.GO!!! FLOW&樋口楓 / 剣持刀也 / 緑仙 / 三枝明那 / 加賀美ハヤト / 星川サラ
- 16.虹色のPuddle 樋口楓 / 緑仙 / 星川サラ / 加賀美ハヤト / 三枝明那 / 剣持刀也
- Encore.虹色のPuddle FLOW&樋口楓 / 剣持刀也 / 緑仙 / 三枝明那 / 加賀美ハヤト / 星川サラ
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3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4338)
そうでしたか。ごめんなさい🙏前夜祭の興奮で感情が荒ぶってました。
恩田雄多
コメントありがとうございます! 編集の恩田です。
記事中で使用している写真は、すべてオフィシャルにご提供いただいております。
安心してお楽しみください!
匿名ハッコウくん(ID:4336)
前夜祭はスクショ禁止のはずですよ?