星川サラの才覚と、緑仙の圧巻のパフォーマンス
続いては「輝く一番星」こと星川サラ。三枝と同じく、このステージが3Dモデル初披露のリアルライブとなる彼女。ハイトーンな声からは震えている印象は一切なく、軽やかにステップを踏みながら「ロミオとシンデレラ」を歌い上げた。にじさんじFes2日目には「SilverDevilS&電音部ステージ」でDJを披露する予定の彼女は、英語もしゃべれる陽キャなお調子者と思われがちだが、歌って踊ってDJまでこなす才覚と、それを活かそうと真面目に努力する一面がある。
「もしも彼女が、音楽関係の活動に一気に注力したら……」──そんな未来を考えてしまうほどに、パフォーマンスからは彼女の未知なる可能性が感じられた。 4番手に登場したのは緑仙。にじさんじきっての企画屋でありながら、音楽活動にも精力的な緑仙は、2020年に三枝とともにRainDropsとしてメジャーデビュー。2021年2月14日にはファーストEP『It'sLie』を発表している。今夜はカバーソングということで、オリジナル曲ではなくポルカドットスティングレイの「化身」を歌い上げた。
メロディラインの起伏が激しいこの曲を、左右のスクリーンを行き来しながらなんなく歌い上げてみせるボーカルスキルに、同時視聴していたライバーから感嘆の声が上がる。
りゅしぇぇぇぇぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ #にじFes2021
— 健屋花那💉💘28日13:15〜電音部ステージ (@sukosuko_sukoya) February 26, 2021
緑さん歌うますぎるだろ
— 叶@にじさんじ (@Kanae_2434) February 26, 2021
ちなみに現場ではブレス音や息継ぎをしている声もちゃんと聞こえていたので、コーラスとして流している部分以外は、ほぼすべて生声だったはずだ。りゅうしぇん……☺️🐼
— シスター・クレア🔔 (@SisterCleaire) February 26, 2021
「メジャーデビューもしていて、このメンツでは頑張らなくてはいけない。そのなかで自分が100%を出せる曲を選んだ」との言葉通り、バッチリとその爪痕を残した。
剣持刀也と樋口楓がにじさんじパートを締め括る
2期生としてデビューし、にじさんじ内でも年長組ともいえよう剣持刀也が5番手に登場。彼が選んだ楽曲はDECO*27の「ヒバナ」。歌もソツなくこなし、途中で挟まる英語パートも完璧に歌い上げるなど、これまでにじさんじ関係の歌企画やイベントで幾度となく見せてきた非凡なセンスをこの日も発揮していた。 そうかと思えば、ギターソロにあわせて突如エアギターをはじめだし、「声を上げてはいけないライブ会場で笑わせにくる」という暴挙に出たのが、実に彼らしい(もちろん声を上げて笑う人は見つからなかった)。
普段の配信ではボケもツッコミもこなせる高いトークスキルに加え、リスナーからはやたらとイジられるキャラとして愛されている剣持刀也。彼は「観客がいるのに声も出せない、声援が一切できないとはどういうこと?」という気持ちを、ヒネたお笑いを通して伝えようとしたのではないだろうか。 ソロパートラストを飾るのは樋口楓。剣持が曲を披露し終えたあと、間をおいて登場した彼女は、ステージ上部のカメラに向けて指を突き立てながら歌いはじめた。
この日のステージでは、いちからによって完全内製されたARソフトウェアを使い、ステージの上部3箇所のカメラアングルでライバーをとらえることで、「ステージ上ににじさんじライバーがいる」というリアリティを意識した演出が行われていた。 もちろん3箇所のカメラからの映像は、ニコニコ動画やYouTubeの視聴者にも届けられている。会場にいる・いないにかかわらず、いまこの画面を見ているすべての人に向けて歌うという、彼女らしい熱い気持ちがそこにあった。
Lantis(ランティス)からメジャーデビューし、2月にはワンマンライブ「AIM」を終えたばかりの彼女。以前から歌ってみたかったと語っていたNeruの「脱法ロック」を披露し、安定感とパワフルさを兼ね備えた歌声でラストを飾ってみせた。
3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4338)
そうでしたか。ごめんなさい🙏前夜祭の興奮で感情が荒ぶってました。
恩田雄多
コメントありがとうございます! 編集の恩田です。
記事中で使用している写真は、すべてオフィシャルにご提供いただいております。
安心してお楽しみください!
匿名ハッコウくん(ID:4336)
前夜祭はスクショ禁止のはずですよ?