3月31日から、20年に一度の祭典「三ツ山大祭」が兵庫で開幕

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3月31日から、20年に一度の祭典「三ツ山大祭」が兵庫で開幕
3月31日から、20年に一度の祭典「三ツ山大祭」が兵庫で開幕

「三ツ山大祭」のシンボルである、最も原初的な置山である造り山。写真は前回開催時の様子

今月3月31日(日)から4月7日(日)まで、兵庫県は姫路市の播磨国総社(はりまのくにそうしゃ)で20年に一度執り行われる「三ツ山大祭」(みつやまたいさい)が開幕する。

平安期に藤原純友の乱の鎮静を願った「天神地祇祭」を起源とし、播磨国総社・射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)で、姫路・播磨の地域のみならず、全国の厄災を祓い、平安と繁栄を願う、今回で22回を迎える由緒正しい珍しいお祭りだ。

播磨国総社では、古来より臨時に行われてきた重要な2種類の祭礼がある。現在は60年ごとに「丁(てい)卯(ぼう)祭/一ツ山大祭」が、20年ごとに「臨時祭/三ツ山大祭」が執り行われている。

はじめは式年(定まった期間)ではなく、天災や特に国中安泰を願う時、不定期に執り行われていた三ツ山大祭。式年となったのは、1533年に播磨国守護職によって20年に一度行うことが定められてからのことで、その後、播磨国の平安と発展を祈るお祭りとして、今日まで一度も途絶えることなく継承されている。また、文化庁長官により選択無形民俗文化財に選ばれている。

その大祭の最大のシンボルは、全国から神々を迎えるための直径約10メートル、高さ約18メートルにも及ぶ3基の「置き山」だ。すでに飾り付けを終え完成され、祭りの始まりを待っている。



大祭期間中、神事や『大相撲姫路場所』の開催、千人稚児行列、演奏や合唱、獅子舞、着物ショー、三ツ山音頭、琵琶、民族舞踊、和太鼓、よさこい、二足歩行ロボットの操縦体験まで、ありとあらゆる催しが行われる。

前回開催時の様子

今年を逃すと次回開催は2033年となるので、足を運ぶ価値はある。


三ツ山大祭 - 総社 播磨国総社
http://sohsha.jp/mitsuyama.html
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