これは映画『解放区』の監督・主演・脚本・編集をつとめた太田信吾さんがTwitterで語ったことである(外部リンク)。その言葉通り、大阪の西成区を映した本作は、どこまでがフィクションなのか曖昧な映画だ。たとえば作中で西成を代表するラッパー、SHINGO☆西成さんが人々に語り掛けるシーンは、彼が普段やっていることなのか、映画のワンシーンなのか区別がつかなかったりする。“<第四の壁>という言葉がある。それは想像上の透明な壁。俳優が立つフィクションの世界と鑑賞者が立つ現実世界との境界を表す概念。多くの映画と違い、映画「解放区」の<第四の壁>はカメラと俳優の間にはない。カメラを構えるスタッフの背後で壁は音を立てて崩れ続けている。今日も、まだ。”
『解放区』は2014年の東京国際映画祭スプラッシュ部門にて初公開されるも、映画製作の助成金を出していた大阪市の修正指示に対し、助成金を返上した経緯を持つ。それから5年の月日...
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