ジャケットのイラストを担当しているのは、イラストレーターの永井博さん。
シティポップの金字塔的名盤と言われている大瀧詠一さんの『A LONG VACATION』や、杉山清貴さんの『リズム・フロム・ジ・オーシャン』のジャケットなど、数々のレコードや広告のイラストを担当してきたクリエイターだ。
永井さんらしい絵のタッチがNight Tempoさんの世界感と絶妙に合わさったイラストになっている。
80'sポップカルチャー再興の旗手、Night Tempo
Night Tempoさんはアメリカと日本を中心に活動する1986年生まれの韓国人プロデューサー/DJ。Greetings. I am Night Tempo, a retro culture curator.
— Night Tempo 夜韻 (@nighttempo) July 10, 2019
I focus on presenting 80’s retro culture throughout the world to my fans and editing city pop musics or creating and releasing my original tracks.
I hope more people encounter awesome 80’s culture through me. pic.twitter.com/aSTjxkLIMj
日本の80年代ポップスやアイドル作品のカセットテープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンルである「ヴェイパーウェイヴ」シーンの人気アーティストとして知られている。
日本の昭和文化をこよなく愛し、80年代のジャパニーズ・シティポップや歌謡曲と同じく80年代や90年代のアニメ映像をサンプリング、リミックスさせた作風で知られている。海外で言う、いわゆる「和モノ」や「ジャパニーズ・シティポップ」ブームを巻き起こした重要人物だ。
二次創作から公式に認められる活躍
2016年、YouTubeに投稿した竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」リミックス動画は海外ユーザーを中心に爆発的に視聴され、現在では930万再生を突破。さらに2019年4月には、アイドルデュオ・Wink、7月には杏里さんの名曲を再構築した楽曲を公式の許可を得て「オフィシャル・リエディット」シリーズとしてリリース。 もはや、ネットでの二次創作的なカルチャーである既存のフューチャーファンクとは一線を画して、Night Tempoさん自身が名付けた“昭和グルーヴ”という新たなステージへと移行している。
来日ツアーも決定
今回ジャケットが公開されたニューアルバム『夜韻』は10月発売としながら、正式な発売日は公表されていないが、自身のTwitterで「Night Tempoの世界観を1000%表現するアルバムです」とつぶやくほどの自信作。来月リリースするアルバム'夜韻'はNight Tempoの世界観を1000%表現するアルバムです。昭和歌謡リスペクトを自分の色をつけての解釈してみました。"もしDaft PunkがDiscoではなく昭和歌謡を聴いていたらどんな物を作ったのかな?"っていう発想から始まったプロジェクトなので面白いと思います🤟✨✨
— Night Tempo 夜韻 (@nighttempo) September 10, 2019
日本の80年代シティポップや歌謡曲をイラストレーターとして牽引してきた永井博さんとのコラボは、それらのカルチャーをネット上で大胆にサンプリング、リミックスを行ってきたNight Tempoさんがまたひとつ、“公式”と“非公式”の垣根を崩した出来事と言って良いのではないか。
アルバムリリースの直後である11月からは来日ツアー「Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ・ツアー」をスタート。全国6都市を巡る予定だ。
シティポップは終わらない
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イベント情報
Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ・ツアー
2019/11/27(水)福岡県club evoL
OPEN 18:00 START 18:00
2019/11/28(木)名古屋 Live & Lounge Vio
OPEN 18:00 START 18:00
2019/11/29(金)京都 CLUB METRO
OPEN 18:00 START 18:00
2019/11/30(土)大阪CIRCUS Osaka
OPEN 18:00 START 18:00
2019/12/2(月)札幌 SOUND LAB MOLE
OPEN 18:00 START 18:00
2019/12/4(水)東京Shibuya WOMB
OPEN 18:00 START 18:00
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