渋谷区で「ハロウィン路上飲酒規制条例」が可決 明日より施行

渋谷区で「ハロウィン路上飲酒規制条例」が可決 明日より施行
渋谷区で「ハロウィン路上飲酒規制条例」が可決 明日より施行

2018年ハロウィン当日の渋谷

本日6月19日、渋谷区議会6月議会が閉会し、「ハロウィン路上飲酒規制条例(正式名称:渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例)」が賛成多数で可決した。

条例の可決について、区議会議員の鈴木けんぽう議員は自身のブログにて発信。「地域住民としては非常に嬉しい、待望のものです」とコメントしている(外部リンク)。渋谷区 危機管理対策部 安全対策課に確認したところ、本条例は明日6月20日(木)より施行されるとのことだ。

逮捕者も出した渋谷のハロウィン

例年、10月31日のハロウィン当日はもちろん、週末も盛り上がる東京・渋谷のハロウィンだが、2018年10月27日と28日の週末、トラックがほとんど暴徒と化したハロウィンの仮装参加者によって横転させられるなど、大騒ぎの末に多数の逮捕者も出してしまった。

事前の自粛報道もあった中でのこの騒動は大きく報道され、10月29日、渋谷区は「10月31日のハロウィーンに向けたお願い」と題した異例の声明を公式サイトで発表。

一部の暴徒化した人たちへ向けて、「ハロウィーンにおいて、周囲に迷惑をかけることなく、健全に楽しんでいる方たちはきちんといらっしゃいます。(中略)そういった方たちの努力や思いを踏みにじる一連の行為は、到底許せるものではありません」と憤りをあらわに。

当日に向けて「重ねてのお願いになりますが、10月31日のハロウィーンにおきましては、決して周囲に迷惑をかけることなく、モラルやマナー、法令を守り、健全にお楽しみいただくよう、よろしくお願いいたします」と締めくくっていた。

条例施行後、2019年の渋谷ハロウィンとは?

迎えた31日の当日、センター街近くのビルでの火事で一時騒然としながらも、時間の経過とともにハロウィンの喧騒が上回っていった。

結果的に週末ほどの騒動には発展しなかったものの、渋谷区としては今後の対応を検討。2019年5月に、期間限定で渋谷駅周辺の路上などで飲酒を禁止する方針を固めたと報じられていた。

当時の段階で、6月の区議会での条例成立を目指すとされており、今回の閉会に伴い実際に成立したかたちだ。

ハロウィンや年末など、多くの人が集まる渋谷は、たび重なるトラブルで地域住民をはじめ問題視されてきた。条例の施行後、その姿をどのように変えるのか、注目が集まる。

トラブルが相次いでいた、狂乱の渋谷ハロウィン

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