『映像研』が湯浅政明監督でアニメ化 “わかってる“制作陣にファン歓喜

『映像研』が湯浅政明監督でアニメ化 “わかってる“制作陣にファン歓喜
『映像研』が湯浅政明監督でアニメ化 “わかってる“制作陣にファン歓喜

『週刊ビッグコミックスピリッツ』編集部・公式ツイッターより

POPなポイントを3行で

  • 『映像研には手を出すな!』がアニメ化
  • 監督・シリーズ構成は湯浅政明
  • 4月には作者がアニメ化をエイプリルフールネタとして投稿
大童澄瞳さんによる漫画『映像研には手を出すな!』が、NHKでテレビアニメ化されることが発表された。

監督は『DEVILMAN crybaby』『四畳半神話大系』などを手がけてきたアニメーション監督の湯浅政明さん。湯浅さんがテレビアニメシリーズを手がけるのは、『ピンポン the Animation』以来5年ぶりとなる。

キャラクターデザインは『四畳半神話大系』にも参加し『おそ松さん』のキャラデザなども手がけた浅野直之さん、音楽はオオルタイチさんが務め、『夜は短し歩けよ乙女』や『夜明け告げるルーのうた』などの制作を手がけた、湯浅さんが代表を務めるサイエンスSARUがアニメーション制作を手がける。
TVアニメ「映像研には手を出すな!」ティザーPV 第1弾

アニメ制作を題材にした漫画のアニメ化

画像は「TVアニメ「映像研には手を出すな!」ティザーPV 第1弾」より

『映像研には手を出すな!』は、2016年9月号より『月刊!スピリッツ』で連載中の人気漫画。「最強の世界」を空想してデザインする、浅草みどりを中心とした女子3人組がアニメ制作を志す青春冒険録だ。現在は第3巻まで刊行されており、5月10日(金)に第4巻が発売される。

作者の大童さんは、これまで度々アニメ化の希望をTwitterでポストしていたが、実際にはアニメ化にむけて動き出していたことを明かし、4月1日にも「スパイによる映像研リーク情報です」とエイプリールネタ風のアニメ化情報を投稿していた。

「勝ち確アニメ」 “わかってる”キャスティングにファン歓喜

ネットでは、人気作のアニメ化の事実に加え、FLASHの多様などによってアナログとデジタル作画を融合させた独自のアニメーション表現で鬼才・湯浅政明の奔放な想像力を映像化させ続けてきた制作陣起用の“わかってる感”に早くも「勝ち確定」の前評判があがっている。 大童さんも、「湯浅監督率いるドリームチーム」と太鼓判。湯浅さんも、以下のようにコメントしている。

「アニメ化」とは、ただ「マンガを動かす」ということではなく、動画や美術や音響や撮影など各セクションを担当する表現者達と、それらを取りまとめる監督によって映像・アニメの演出で再構築することであり、それはとてもクリエイティブな行為です。

誰によってどの様に作られるのかで作品は様々な形に変わることができます。そして、このお話はそんな「作り手」の物語でもあります。これから湯浅監督率いるドリームチームで、どんな『映像研』が創り出されるのか、わくわくドキドキしながらお待ちください! 大童澄瞳さんコメント/アニメ『映像研には手を出すな!』公式サイトより

誰でも子供の頃、秘密基地を描いてワクワクした事があるのではないでしょうか?

自分で考えたものが空間になって、実際にそこに出来上がってゆく感覚。「映像研」はそんな、モノを作る醍醐味に溢れています。

アニメ作りをアニメで制作するのが、アニメ作りを商売にしている僕らですから、難しいと思いながらも、経験を生かして、「あっ」とは驚かないかも知れませんが、新鮮な映像でお見せできたらと思っています。 湯浅政明さんコメント/アニメ『映像研には手を出すな!』公式サイトより

独特のコマ割りや構図などが「アニメ的」だと評される本作。実際、大童澄瞳さんもこれまでTwitterなどで自主制作のアニメを投稿していた。 アニメ制作を題材とした作品だけに、いよいよ正式にアニメとなってどうキャラクターが動き出すのかが非常に楽しみだ。緻密に描かれた背景と細かいメカデザインもどのように描かれるかに注目したい。

ヴィンランド・サガも超楽しみすぎ

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