藤子・F・不二雄トリビュートアンソロジー刊行 浅野いにお、大童澄瞳ら16名が参加

藤子・F・不二雄トリビュートアンソロジー刊行 浅野いにお、大童澄瞳ら16名が参加
藤子・F・不二雄トリビュートアンソロジー刊行 浅野いにお、大童澄瞳ら16名が参加

『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』

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藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』が、11月22日に刊行された。

今井哲也さん、大童澄瞳さんらによる、藤子・F・不二雄さんへのトリビュート作品を掲載。

参加した漫画家たちの“好きな藤子・F・不二雄作品”も多数収録する。定価は2980円(税込)。

【画像】16人の作家による藤子・F・不二雄トリビュート作品

浅野いにお、今井哲也、大童澄瞳らが『ドラえもん』などのトリビュート作品を寄稿

本書は、藤子・F・不二雄さんに大きな影響を受けた漫画家たちによる「Fトリビュート作品」と、その作家たちが選んだ「F原作アンソロジー」を1冊にまとめた単行本。

参加したのは、浅野いにおさん、石黒正数さん、小玉ユキさん、とよ田みのるさんら16人。以下の錚々たる面々が「Fトリビュート作品」を寄稿した。

また、参加作家全員へのインタビュー記事も掲載している。

参加作家一覧()内は代表作

・浅野いにお(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』『MUJINA IN TO THE DEEP』)
・石黒正数(『天国大魔境』『それでも町は廻っている』)
・今井哲也(『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』)
・奥浩哉(『GANTZ』『GIGANT』)
・大童澄瞳(『映像研には手を出すな!』)
・木村風太(『運命の巻戻士』)
・小玉ユキ(『坂道のアポロン』『狼の娘』)
・真造圭伍(『ひらやすみ』)
・高橋聖一(『われわれは地球人だ!』)
・高松美咲(『スキップとローファー』)
・とよ田みのる(『これ描いて死ね』)
・モリタイシ(『あそこではたらくムスブさん』)
・山口つばさ(『ブルーピリオド』)
・山本さほ(『岡崎に捧ぐ』)
・吉崎観音(『ケロロ軍曹』)
・渡辺航(『弱虫ペダル』)
※敬称略

それぞれが手がけた作品は以下の通り。

ドラえもん』を中心に『エスパー魔美』、『パーマン』、『T・Pぼん』、『キテレツ大百科』、SFシリーズ『流血鬼』などへのトリビュート作品となっている。

今井哲也さんによる『ドラえもん』トリビュート作品『FはフューチャーのF』

大童澄瞳さんによる『ドラえもん』トリビュート作品『ねがい星の災難』

完全書き下ろしの8作品
奥浩哉『パーマン』
大童澄瞳『ドラえもん』
木村風太『T・Pぼん』
真造圭伍『ドラえもん』
高松美咲『チンプイ』
山口つばさ『流血鬼』
山本さほ『ドラえもん』
渡辺航『ドラえもん』

『Fライフ』3号(2014年)掲載の8作品
浅野いにお『ドラえもん』
石黒正数『エスパー魔美』
今井哲也『ドラえもん』
小玉ユキ『キテレツ大百科』
高橋聖一『イヤなイヤなイヤな奴』
とよ田みのる『ポコニャン』
モリタイシ『パーマン』
吉崎観音『ドラえもん』

※敬称略

『ドラえもん』『キテレツ大百科』を手がけたレジェンド、藤子・F・不二雄

藤子・F・不二雄さんは、国民的TVアニメとして長年親しまれている『ドラえもん』を生み出したことで広く知られる漫画家。

『ドラえもん』の他にも、『パーマン』『キテレツ大百科』『T・Pぼん』「SF短編」シリーズを代表作に持つ。

メディアミックスされる漫画も多く、直近でもSF漫画『T・Pぼん』のアニメが2024年にNetflixで配信開始(現在シーズン1、シーズン2が独占配信中)。

また、児童向け漫画を発表する傍ら、シュールで刺激的な作品群として描き続けていた「SF短編」シリーズが実写ドラマ化。

2023年4月にシーズン1、2024年4月にシーズン2がNHK BSで放送。12月2日(月)からは、シーズン2の地上波初放送を予定している。


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