『ドラえもん』0巻、発売前に2度重版 23年ぶり新刊は幻の第1話収録

『ドラえもん』0巻、発売前に2度重版 23年ぶり新刊は幻の第1話収録
『ドラえもん』0巻、発売前に2度重版 23年ぶり新刊は幻の第1話収録

『ドラえもん』0巻

POPなポイントを3行で

  • 23年ぶりの『ドラえもん』最新刊となる0巻発売
  • 話題騒然で発売前に2度の重版を実施
  • 『ドラえもん』に6つある1話を一冊に集約
ドラえもん50周年記念として、1996年の第45巻発売以来23年ぶりに発売されるてんとう虫コミックス『ドラえもん』0(ゼロ)巻。

11月8日の情報解禁直後から話題を呼び、書店には予約が殺到し、小学館では11月14日と11月19日に2度の重版を実施。

発売前から大きな注目を集めた1冊が、いよいよ11月27日(水)に首都圏から順次全国で発売される。

6種の1話すべてが収録『ドラえもん』0巻

『ドラえもん』は小学館の雑誌『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の6つの雑誌の1970年1月号で連載がスタート。

当時、各誌の対象読者別に描き分けられたため、6種類の1話が存在する。

(左から)『小学二年生』版第1話トビラ、『幼稚園』版第1話トビラ

てんとう虫コミックスの『ドラえもん』第1巻には、『小学四年生』版に加筆・修正されたものが収録されているが、今回発売される『ドラえもん』0巻は6種類の1話がほとんど掲載時のまま収録されている。

小学館のコミックスが発売前に2度重版されるのは今世紀初。1996年の45巻の発売以来、実に23年ぶりの『ドラえもん』最新刊となる。

主人公が描かれない伝説の予告ページも収録

『ドラえもん』0巻では、6種類の1話をそれぞれ掲載するとともに「ドラえもん 伝説の予告ページ」も当時の状態で収録。

これは『ドラえもん』連載開始号の前号に掲載された予告ページの締切までに、原作者の藤子・F・不二雄先生が作品のアイデアを思いつかず、苦肉の策として主人公の姿を描かず「出た!」というフキダシを使い告知したものといわれている。 また藤子・F・不二雄先生による伝説のドキュメンタリー漫画『ドラえもん誕生』も収録している。

ほかにも『ドラえもん』の連載が開始された当時の背景を解説する記事ページも満載。国民的キャラクター・ドラえもんがいかにして誕生したかがわかる、メモリアルな1冊になっている。

担当編集・徳山雅記(小学館・ドラえもんルーム)コメント
企画の段階からドラえもんファンの方に喜んでいただけるのでは…という手応えは感じていましたが、それを遙かに上回る大反響にびっくりしています! のび太くんがドラえもんとはじめて出会った瞬間に、あらためてファンのみなさんとともに立ち会うような気持ちです。この機会にこれからも、もっともっと多くの方に、ドラえもんと出会っていただけたらうれしいです!

(c)藤子プロ・小学館

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書籍情報

『ドラえもん』0巻

発売日
2019年11月27日(水)※首都圏各書店
2019年12月1日(日)※全国書店・コンビニエンスストア
定価
本体700円+税
ISBN
978-4-09-143156-1

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