2013年に「哲学者になる」という夢を抱いてNMB48に加入。2017年の「第9回AKB48選抜総選挙」における突然の結婚宣言を経てNMB48を卒業、翌年に一般男性と結婚した須藤凛々花さん。
コメントでは、「まず第1歩として、大学入学試験に向けて、夢を叶えるために勉強を頑張っています」と今後に言及。最後は「いつの日か『哲学者』須藤凜々花でお会い出来たらと思います」と締めくくった。
結婚宣言を経て卒業、元NMB48 須藤凛々花
ドラフト1期生として加入した翌2014年にデビューを果たし、2015年に発売された11枚目のシングル「Don't look back!」で初選抜入りした須藤凛々花さん。シングル曲でセンターを務めたこともある人気メンバーながら「将来は哲学者になりたい」と公言し、哲学書『人生を危険にさらせ!』(政治社会学者・堀内進之介さんとの共著、幻冬舎)を執筆する才女としても知られているが、その名が世間に広く知られるきっかけとなったのは、2017年6月に開催された「第9回AKB48選抜総選挙」だろう。
野外開催の中止・無観客での開催という波乱の幕開けとなった選挙では、指原莉乃さんが3連覇という快挙を達成。2位だった渡辺麻友さんが卒業を発表するなど、様々なドラマが生まれた。しかし、中でも注目を集めたのは須藤さんの突然の結婚宣言だった。 彼女の発表に対しては、元AKB48の大島優子さんからの痛烈な批判ととれるような反応をはじめ、関係者を含めて大きな騒動として記憶されている。
ヒップホップファンとしての一面もあった須藤凛々花
哲学者を目指している須藤さんは一方で、一部のラッパーはもちろん、ヒップホップ好きからも「ヒップホップ好きアイドル」として認知されている存在だった。2016年には人気番組「フリースタイルダンジョン」にも出演するヒップホップレーベル・9sari group代表の漢 a.k.a GAMIさんと雑誌で対談、さらに2017年にはZeebraさんが立ち上げたヒップホップ専門ラジオ局「WREP」(レップ)にレギュラー出演している。
結婚発表の翌日には、米国人ラッパーのケンドリック・ラマーのTシャツを着用。そこに書かれていた文字が「DAMN.」(「ちくしょう!」を意味するスラング)だったため、さらにメディアで騒がれたことも印象的だ。
卒業後は、Webサイト『GOETHE』で「愛」をテーマに、彼女にしか書けない読み応えのあるコラム「りりぽんのスキスキ委員会」を連載(外部リンク)。これ、ケンドリックラマーのアナログセットについてたTシャツでは https://t.co/dLLrtRfHEu
— エリ (@ekr301) 2017年6月18日
結婚発表以降、アイドルとしての彼女には賛否両論があったが、一方では様々な多才な面を見せてきた。
須藤凛々花さんコメント全文
約5年4か月で芸能活動を終了する須藤凛々花さんはコメントで、「メンバー、スタッフ、そして何より応援してくださったファンの皆様から、多くの哲学を学びました」とこれまでを振り返る。「恵まれた環境にいながら、芸能界で活動をすることに、私の中で、葛藤が生まれ、皆様に支えられながら、活動を続ける中、葛藤がどうしても消えず、このまままでは申し訳ないと考え決意しました」と、活動終了への経緯を語った。
また「芸能界からは、離れますが、自分の意志を貫いて、悔いのない人生を送っていきます」と決意を新たにしている。
お世話になった全ての皆様へ
心身ともに、体調不良が続き、お休みを少しさせていただいておりましたが
1月いっぱいをもって、芸能活動を終了させていただくことになりました。
突然のご報告になり、申し訳ございません。
私は、哲学者になるという夢を抱いて、NMB48に加入しました。
そして、メンバー、スタッフ、そして何より応援してくださったファンの皆様から、多くの哲学を学びました。
そんな恵まれた環境にいながら、芸能界で活動をすることに、私の中で、葛藤が生まれ、
皆様に支えられながら、活動を続ける中、葛藤がどうしても消えず、
このまままでは申し訳ないと考え決意しました。
結婚のときや今回の決断など、いつも自分の意志を貫かせていただいて、
ご迷惑をたくさんおかけしていることを本当に申し訳なく思っています。
約5年4ヶ月芸能界で、いろいろな経験を積ませていただいたことは、感謝の気持ちでいっぱいです。
芸能界からは、離れますが、自分の意志を貫いて、悔いのない人生を送っていきます。
そして今は、まず第1歩として、大学入学試験に向けて、夢を叶えるために勉強を頑張っています。
いつの日か「哲学者」須藤凜々花でお会い出来たらと思います。
今まで本当にありがとうございました。 須藤凛々花さんコメント全文
卒業や引退、活動休止
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