「0円タクシー」をDeNAが実現 年内まで23区全域で無料、限定50台

「0円タクシー」をDeNAが実現 年内まで23区全域で無料、限定50台
「0円タクシー」をDeNAが実現 年内まで23区全域で無料、限定50台

POPなポイントを3行で

  • DeNAが「0円タクシー」始動
  • 広告主が支払う仕組み、初回はどん兵衛
  • 次世代タクシー配車アプリ「MOV」で利用可能
12月5日(水)、DeNAによる次世代タクシー配車アプリ「MOV」(モブ)の始動に伴い、乗客の利用料金が無料となる「0円タクシー」の走行を開始することが明らかになった。

期間は2018年12月5日(水)13時から、12月31日(月)22時まで。

毎日7時から22時まで限定50台で、東京都内の渋谷区、新宿区、港区、中央区、千代田区付近であればアプリ経由で配車を手配し、東京23区全域までの乗車は無料で利用できる。

スポンサー契約が可能にした「0円タクシー」、初回はどん兵衛

「0円タクシー」は、契約スポンサーと「MOV」の広告宣伝費によって実現する、乗客が支払う利用料金を無料にするフリービジネスモデル。

スポンサーは、「MOV」で配車できるタクシーの車体ラッピングや車内での自社商品、サービスの宣伝を行うことができる。

乗客はそれによって、「0円タクシー」が乗車可能範囲内にあればアプリから配車を手配して、無料でタクシーに乗車することができる。 「0円タクシー」の初回スポンサーは、日清食品の人気インスタント麺ブランド「日清のどん兵衛」。 期間中、ラッピングされた「どん兵衛タクシー」を無料で利用できることに加え、12月26日(水)から12月31日(月)までの期間に乗車した場合は「日清のどん兵衛 天ぷらそば」がもらえる。

「PROJECT MOV」、AI探客ナビも実現の予定

0円タクシーは、新たな移動体験を様々な形で実現するDeNAによる取り組み「PROJECT MOV」の第一弾として開始される。

「0円タクシー」のビジネスモデル

「PROJECT MOV」では今後、好みの車種やユーザー評価の高い乗務員を選択できる仕組みなどの提供も予定。

2019年2月からはタクシー車内の乗客向け後部座席タブレットを設置、3月までに15,000台の搭載を目指す。

将来的には、アプリ「MOV」で配車をした方だけでなく、導入車両に乗車する全ての利用者にQRコード決済機能や最適なコンテンツ配信をおこなうための性別・年代推定機能、提供コンテンツ拡充などを実施する予定としている。

また、AIを活用してタクシーの需給予測をしながら経路をナビゲーションするシステム「AI探客ナビ」(仮称)も導入予定。乗務員をリアルタイムかつ個別に乗客の待つ通りまで誘導することで、タクシーの運転手は目的地入力をすることなく効率的に乗客を探すことができ、乗客はよりスピーディにタクシーを捕まえることができるようになるとしている。

大手IT企業によるタクシー業界の改革が始まる。

※記事初出時「都内全域」としておりましたが正しくは「23区全域」でしたのでお詫びして訂正いたします

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