SNSのオアシス「Tumblr」エロ禁止へ 一部ヌードを含む芸術や報道など除く

SNSのオアシス「Tumblr」エロ禁止へ 一部ヌードを含む芸術や報道など除く
SNSのオアシス「Tumblr」エロ禁止へ 一部ヌードを含む芸術や報道など除く

Tumblr/画像は公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • Tumblrがアダルトコンテンツの投稿を禁止
  • 11月にApp Storeからアプリが削除されていた
  • 新たなガイドラインはユーザーから物議も
ソーシャルブログサービスの米Tumblrは、現地時間12月3日に「すべてのアダルトコンテンツを12月17日付けで削除し、今後は同様のコンテンツの投稿を禁止する」と発表した。

2018年12月17日に施行される新たなガイドラインの成人向けコンテンツに関する項目では、「人間の性器や乳首を露出した女性の画像」や「性行為を連想させる画像」などの投稿を禁止すると言及。

ただし、授乳や出産、産後を想起させるものや、乳房切除や性転換など健康に関連するものは除外される。

また、「芸術としてのヌードコンテンツは、Tumblrで自由に投稿できます」としている。

「SNSのオアシス」ことTumblr

Tumblrでは11月16日にApp StoreからiOSアプリが削除されており、当初理由として不適切なコンテンツの影響を指摘されていた。同社は19日、原因は子供への性的虐待コンテンツのチェックが抜けてしまったと説明していた。

2007年にサービスが開始されたTumblr。ブログとして記事を投稿する利用方法や、ネット上に散らばる文章や画像、動画などを引用してスクラップブックのような使い方が可能なSNSとして長年愛されてきた。
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エロやグロまでなんでもござれのある種の無法地帯ながら、Twitterや他のSNSと比較すると、日々目まぐるしく移り変わる話題性とは無縁で、ユーザーが面白い画像や動画を粛々と集めるTumblrは、「SNSのオアシス」となっているとも言える。

「芸術としてのヌードコンテンツ」が物議

アーティストが作品を投稿する場としても機能していただけに、突然の成人向けコンテンツ排除の方針を受けて、ユーザーは動揺を隠せない。

「芸術としてのヌードコンテンツ」という曖昧な記述も、混乱に拍車をかけている。

現在国内外で、どこまでがアダルトなコンテンツとされ、どこまでが芸術なのかを見極めるため、様々な作品や画像を投稿して警告が届くかどうかを確かめている。

実際、今回の表明を受けて、Tumblrからの離脱を表明するアーティストも出てきている。

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