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POPなポイントを3行で

  • 稲垣、草なぎ、香取の3人がAbemaTVで「新しい地図」振り返る
  • 72時間ホンネテレビで「自分にとっての解放」を体験した稲垣
  • 草なぎの「間違ってなかった」という選択の先にある未来

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稲垣吾郎が感じた「解放」 草なぎ、香取らと歩んだ「新しい地図」の1年

草なぎ剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんによる「ななにーホンネトークinパリ」

稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人が、10月7日にAbemaTV内のレギュラー番組「7.2 新しい別の窓」に出演。

ななにーホンネトークinパリ」と題したコーナーで、SMAPの解散やジャニーズ事務所の退所を経て「新しい地図」を立ち上げてからの1年を振り返った。

2017年9月22日のスタート時の心境、協力してくれるスタッフや応援してくれるファンの存在、「72時間ホンネテレビ」での森且行さんとの再会、SNSとの出会いで広がる世界。

1年の活動を語る中で「選択は間違っていなかった」「自分にとっての解放だった」「SNSはやりたいものではなかった」など、3人の知られざる思いが明らかにされていった。

稲垣吾郎が語った「自分にとっての解放」の瞬間

稲垣吾郎

画像はすべてAbemaTVからのキャプチャ

まず特に印象的だったシーンを書き記しておきたい。「新しい地図」としてのスタートを振り返ったあと、香取さんが「この1年で涙流した?」と2人に問いかけた場面だ。

草なぎさんが「ななにー(「72時間ホンネテレビ」)だよ! 俺、吾郎さん泣いたのびっくりしたな」と即答すると、稲垣さんが当時、番組中に流した涙について語り始める。

感情を表に出すのは好きじゃないというか、出しちゃいけないと思ってる」という稲垣さん。余談だが稲垣さんといえば、どこかクールでナルシストで、くせっ毛であるがゆえに髪の毛を気にしがちで、同じくくせっ毛である僕(筆者)はSMAP時代、TVやCDのジャケットなどで観るたびに「今日は(髪の)調子がいいな」「アイロンを使ったかな」「外ロケで湿気に反応してきてるな」などと、勝手に親近感を抱いていた。

ほかのメンバーに比べ、これまで声を荒げることも多くなかったのに涙を流した理由を、稲垣さんは「森くんだよね」「番組に協力してくれたみなさんもそうだけど、最後に森くんのコメントを観て、堰を切ったように……」と述懐する。 自分にとっての解放 稲垣吾郎の美学的には「髪がぐしゃぐしゃになるよりイヤ」「世界から完全に消去したい」という番組の名場面。それでも「あれから素っ裸でいけるようになった、いままで守ってきたようなものが剥がれたというか、それは自分にとっては解放でもあった」と、これまでの殻を破った瞬間を振り返った。

なお当時、森さんと再会した時点で稲垣さんは「自分でもおかしいだろって思うくらい泣きそうでヤバかった」ようだ(そりゃそうだよね)。

期待や不安が同居した「新しい地図」のスタート

今回、3人が思いのたけを語り合った舞台は、香取さんが自身初の個展「NAKAMA des ARTS」を開催中の舞台・パリ。エッフェル塔をバックに、乾杯から始まったコーナーでは冒頭、「新しい地図」立ち上げの瞬間を収録した映像を観ることに。
新しい地図
映像から伝わってくるどこかフワフワした3人の雰囲気は本人たちも感じていたところ。稲垣さんが「新しい地に降り立った人みたいに、ドキドキして周りをうかがってるような」と例えれば、草なぎさんも「新しい扉を開けたけど、どこか不安な気持ちも見え隠れ」と続ける。

でも期待もある。忘れられない日」と語る稲垣さんは、収録当日「慎吾と会うのが久々だったんだよ。2〜3週間くらい。人前というか、カメラの前で慎吾がいるのを久々に感じた。当日も会ったけどすれ違ったくらいだった」と、意外にも交わした言葉は少なかったという。

すると「すっごいわかる!」と香取さん。「あのときはほぼ話してない。心の中では、“新しい一歩をこの人たちと迎える、吾郎ちゃん…いいんだよね”って思ってた」と続けた。

草なぎさんの「マスコミとかにも追われて隠れて会ったりしてたから」という言葉にもあるように、当時ジャニーズを辞めた3人の動向は大きな注目を集めた。事務所に残った中居正広さんや木村拓哉さんとともに、5人がどのような選択をするのか? 気になっていた人は多いだろう。

筆者である僕も、想像の斜めを上を行く結末(解散・退所)から、いつ? どこで? 何を? どう始めるのか? と、当時はいろいろなケースを考えていた。

「さあ、風通しよくいこう」と活動を始めた3人

立ち上げ当時を振り返ったあとは、1年前に公開された「新しい地図」の第1弾PVの話題へ。象徴的なフレーズが使われている映像は、文字通り新しいスタートを切るにあたって、3人がそこに至るまでの葛藤、至ったあとの意識が表現されているような内容だった。
新しい地図
定期的に観たほうがいいと思った」と映像に登場する言葉に触れたのは草なぎさん。「逃げよう 自分を縛り付けるものから」「さあ、風通しよくいこう」など、スタート時に打ち出したメッセージは、それまでの3人と周囲を取り巻く状況に対する反面教師となっていたのかもしれない。

香取さんは、「Twitterのコメントで知ったんだけど、“武器は、アイデアと愛嬌。”のところの映像は(いま香取さんが個展を開催中の)ルーブル美術館の前なんだよね」と、いまにつながる偶然に「鳥肌が立った」という。
新しい地図 本格始動
そんな第1弾に続いて公開された第2弾は、結果的にその後公開された3人出演の映画『クソ野郎と美しき世界』の予告編のような仕上がりに。香取さんが「僕らからこういう内容にしたいっていうのはほとんどない。スタッフの中では映画とつながっていたのかもしれない」と改めて当時を語り始める。

香取さんは自身のシーンを撮影中、スタッフに2人も同様の撮影をしたのか尋ねたところ「このシーンは香取さんだけ」と返され、同じ映像を撮るものだと思っていたため「わけがわからなくて(笑)」混乱したという。

草なぎが「間違ってなかった」と語る選択の先

稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾 大きな決断を経て、新たな一歩を踏み出した3人。草なぎさんが「必死だったね。いまも必死だけど」と語れば、香取さんも「本当に周囲のスタッフに恵まれている」とスタッフや関わるクリエイターへの感謝を続けた。

「新しい地図」というものがどうやって決まったのか? 草なぎさんいわく「ほぼ決まっていた」という。「全部相談してきてくれたけど、最初の段階でゼロから用意してくれたのはスタッフ」と、稲垣さんも周囲のスタッフをねぎらった。

当時、香取さんが語っていたのは「ゼロからのスタート」という言葉。しかし香取さん自身、改めて振り返る中で「ゼロではなかった」ことに気がついたという。 ゼロではなかったゼロからの気持ちで活動を始めてみたけど、応援・協力してくれる人たちがいてゼロじゃなかったなって。でも、本当はもっと前の段階でゼロじゃなかった。3人で“ゼロからだね”って話してたけど、いざ始めてるってなったらいろいろなクリエイターが参加してくれた

国民的アイドル・SMAPというグループではなくなり、さらにジャニーズを去ったその瞬間、彼らは確かにゼロだったのだと思う(むしろマイナスだった面もあるだろう)。それでも3人の新たな活動には、準備段階から多くの仲間に恵まれた。

それは草なぎさんの「自分の選択は間違ってなかった」という言葉からも伝わってくる。 選択は間違っていなかった新しい世界に飛び込んでいけるのが幸せだった。いろいろな選択肢があったけど、自分の選択は間違ってなかったなって。僕らっていまはもうグループじゃなくて、ひとりひとりだと思うの。それは何度も言うけど、慎吾がとか吾郎さんがとかじゃなくて、たまたま一緒だったというか。そこは以前と違う。1人なんだけど1人じゃない、そういう感覚は初めて

香取さんによれば、「新しい地図」とは関わるスタッフもクリエイターも、さらにはファンであるNAKAMAもすべてをひっくるめて「新しい地図」だという。彼ら3人を指すグループ名でもない、形容しがたい「新しい地図」という形態は、ゼロから新たなスタートを切ったという意味では彼らにうってつけなのかもしれない。

やりたいものではなかったSNSを始めてみて

「1人なんだけど1人じゃない」──言い換えれば「3人でもない」ということだろう。「新しい地図」の活動としての特徴のひとつが、香取さんと草なぎさんのユニット・SingTuyoだ。3人での楽曲「72」「雨あがりのステップ」がある一方で、2人による「KISS is my life.」も大きな反響を集めた。
SingTuyo - KISS is my life.
稲垣さんは「いろいろな形態に変化を遂げることができるのはうれしい。この2人は僕もみんなもわかってるコンビ感がある。2人がいきいきしているのを観るのもそうだけど、それを観て応援してるファンの人たちを観るのもすごい好き」と、俯瞰して観ることでの満足感・充実感を感じているようだ。

そして話題はSNSへ。草なぎさんは「最近、俺本当にYouTuberなの。くるみ(愛犬)の散歩してても、小さい子から『あっYouTuber!』って」とうれしそう。稲垣さんも「いままで応援してくれてる人以外も観てくれる。だから世界が広がった」と、SNSからポジティブな影響を受けているという。 とはいえ、始める前は「興味はあるけど不安を感じたり否定的な自分もいた。そいう時代なのはわかるけど、認めれない部分もあった」と稲垣さん。香取さんも「Instagramは気になってたけど見てなかった。Twitterは炎上とかがあって、やりたいとは思ってなかった」と続ける。

決して「やりたくてもできない環境ではなかった」とそれぞれ口にする3人。それでも始めてみると「もっとドライで乾いた世界かと思ってたけど、ネガティブなことだけじゃなくて、リアルタイムでみんなとつながれる。やり方次第」と、以前に独自のYouTuber論を語った草なぎさんならではのコメントが印象的だった。

稲垣、草なぎ、香取が巻き起こした新たな変化とその今後

カメラ回ってるぞー

草なぎさんが完全に酔っ払う場面も

番組はその後、稲垣さんと香取さんが出演したサントリー「オールフリー」のTVCMや、草なぎさんがジャニーズとしても先輩である本木雅弘さんや宮沢りえさんと共演した「伊右衛門」のCM、パラスポーツ応援チャリティソングとして2000万円の寄付金が集まった「雨あがりのステップ」など、この1年の活動を細かく振り返っていった。 「オールフリー」で見せた心の底からの「生きてるっ!」、そう叫べたことへの感謝のエピソードも面白かったが、草なぎさんと本木さんとのカブトムシを通じた縁に関しては、2人の関係性を生んだ僕の地元でもある埼玉を改めて誇りたい。

最後に「まだまだ本気出してないよ」と語った香取さん。直近では3人とも舞台に出演することが決まっているほか、25万人動員を達成した映画『クソ野郎と美しき世界』の第2弾も制作が決定している。

3人が「新しい地図」としてインターネットでも活動を始めたことで、その影響はTVとネットの双方に現れているように感じる。ジャニーズ事務所の積極的なネットへの進出も、これまでTwitterを利用したことがなかった人が3人と一緒にTwitterやInstagramを始めたり、YouTuberがプロデュースするオムニバスに草なぎさんが出演したり……と、枚挙にいとまがない。

新しい1年を経て、3人それぞれの今後の活動、そしてそれに伴う周囲の環境や反応の変化も注目していきたい。

次の1年はどんな新しい地図が広がっているのか

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