「the being formally known as」とは、「〜としてよく知られていた」という意味で訳される(FKAというネットスラングもある)。ツイート内容は、「旧名カニエ・ウェスト。今はYEだ」といったところ。the being formally known as Kanye West
— ye (@kanyewest) 2018年9月29日
I am YE
多くのニックネームを持つカニエ、その意図
「YE」は「Yandhi」「Yeezus」と同様に、以前から使われていたカニエ・ウェストのニックネームだ。Adidasがカニエさんとコラボレートし発売している人気のスニーカー、「Yeezy」もカニエさんのニックネームである。作品に自身のニックネームを使うことも多く、2013年にリリースされたアルバム『Yeezus』や、9月にリリースされたばかりのアルバムでも『Ye』というタイトルとなっている。
カニエさんは『Ye』をリリースした際、自身のニックネームをタイトルに使うことについて、ラジオパーソナリティのBig Boyの番組でこう語っている。
「Yeezus」はキリスト教においての神である「Jeezus」をもじったもの。同名のアルバムにも「I am a God(俺は神だ)」という楽曲があるように、自身を神と当てはめて発言することも目立っている。 9月29日にリリース予定であった自身の最新アルバムも(記事執筆時点では未だリリースされていない)、『Yandhi』というタイトルが発表されており、こちらもインド独立の父、「Gandhi(マハトマ・ガンディー)」が由をもじったものといわれている。“I believe ‘ye’ is the most commonly used word in the Bible, and in the Bible it means ‘you’. So I’m you, I’m us, it’s us. It went from Kanye, which means the only one, to just Ye — just being a reflection of our good, our bad, our confused, everything.”
「“Ye”は聖書で一番多く登場する単語で、“you”を指す。俺はお前であり、俺は俺たちなんだ。“オンリー・ワン”である“Kanye”から“Ye”だけにしたのは、俺たちの善悪や混乱、全てを反映しているから。このアルバムは俺たちの在り方を反映したものになっている」
SNSのアカウントも「ye」に
TwitterやInstagramのアカウントもすでにプロフィールを「ye」に更新しており、今回のまさかの改名は本格的なものととれる。YANDHI 9 29 18
— ye (@kanyewest) 2018年9月27日
YANDHI IS RELEASING THIS SATURDAY pic.twitter.com/ysqMrtc1RP
たびたび音楽シーンやメディアを騒がせるカニエ・ウェストさん。今回の改名について、今後どのようなステートメントを出すのか、いましばらく注目したい。
ラッパーたちの生き様
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