アンジュルム及びハロー!プロジェクト(ハロプロ)のリーダーである和田彩花が、4月5日自身の公式ブログにて2019年の春ツアーをもって卒業することを発表した。
メンバーの変遷を経てアンジュルムのリーダーとなり、そして2017年からは前任の矢島舞美から引き継ぐ形でハロプロのリーダーとして14年間の青春を捧げてきた。
卒業を発表するブログの中では、自身の活動の結論ではなく葛藤の過程の1つとしての答えとも捉えられるアイドルとは何か? グループとは何か? を綴った。
近年はアイドル戦国時代が終わり、功労者であるグループアイドルの解散やメンバーの卒業が相次ぎ、アイドルのネクストキャリアが注目されるようになった。
アイドルである自分の次の姿を夢見ながら活動することは、あたかも当たり前のように考えられているかもしれない。
もちろんそれぞれの人生があり、アイドルとしての人生の先を考え、次の夢に向かって進み始めることはとても尊いことだ。筆者はそれを美しいことだとも思っている。
しかしそんな中、和田彩花はグループで夢を見続けることを第一と考え、自分の夢を犠牲にしてでもグループの夢を追い続けた。
夢というキラキラした、ものの捉え方ひとつで大きく変わる相反した価値観のなかで、きっと彼女は数え切れないほど悩み、葛藤していたのだろう。
アンジュルムの楽曲『次々続々』には以下のような歌詞がある。
グループとして、それぞれの人生ではない夢を追いかけること。
それらに優劣をつけることはできない。どちらも素晴らしいものである。
アイドルとしての正解にどちらかなんてものはなく、そこにあるのは想いの強さや種類を問わず夢への熱望だ。
アイドルとして生きる彼女にとって、きっと今回の発表は自己肯定と自己否定の両方がせめぎあった結果──最終的な結論が出る前に途中経過として明かしたけじめではないだろうか?
しかしブログにもある通り、自分がいなくなることへの不安をストレートに伝える和田彩花の言葉は美しすぎるほどに素直だ。
それだけに、どれだけ大きな愛でアンジュルムを、そしてメンバーを愛していたのかが痛いほどに伝わってくるのである。
数え切れないほどのグループが生まれ消えていくアイドル業界の中で、これほどまでにグループを愛し、メンバーを愛しているアイドルが一体どれくらいいるだろうか?
そんな素直すぎるほどにストレートに考え、アイドルとして進み続けたのが彼女の美しさであるといっても過言ではないだろう。
願わくばその美しさが種となり、多くのアイドルへの問題提起につながり、一人でも多くのアイドルがグループをより愛するようになることで実っていってほしい。
きっとそこには当事者として走り抜けた彼女達にしかわからない青春があるのだろう。
アイドルとしての青春を葛藤しながら走り抜けた軌跡はどんなものよりも純粋で、美しく、かけがえのないものだ。
和田彩花の卒業は2019年の春ツアーだ。それまでに我々にできることはなんだろうか?
アイドルの卒業発表後のSNSには必ずと言っていいほど賛否両論が入り乱れる。仕方ないことである反面、もっと大切なことを優先することの方が大事なのではないか? と思うことがある。
残された時間を大切にすることができるよう、ファンに与えられた約1年という時間。長いようでアッという間の旅立ちの春までの時間。
そしてその日が来たとき、彼女は何を語るのだろうか?
今までの美しすぎる和田彩花の青春に最大限の感謝をしつつ、最後の日まで見守っていきたい。
アイドルとして14年間青春を捧げた和田彩花
和田彩花は2004年4月にハロプロエッグ1期生として加入し、2009年にスマイレージとしてメジャーデビュー。メンバーの変遷を経てアンジュルムのリーダーとなり、そして2017年からは前任の矢島舞美から引き継ぐ形でハロプロのリーダーとして14年間の青春を捧げてきた。
卒業を発表するブログの中では、自身の活動の結論ではなく葛藤の過程の1つとしての答えとも捉えられるアイドルとは何か? グループとは何か? を綴った。
相反するそれぞれの人生とグループで夢を見続けること
アイドルはいつまでもアイドルではいられない。近年はアイドル戦国時代が終わり、功労者であるグループアイドルの解散やメンバーの卒業が相次ぎ、アイドルのネクストキャリアが注目されるようになった。
アイドルである自分の次の姿を夢見ながら活動することは、あたかも当たり前のように考えられているかもしれない。
もちろんそれぞれの人生があり、アイドルとしての人生の先を考え、次の夢に向かって進み始めることはとても尊いことだ。筆者はそれを美しいことだとも思っている。
しかしそんな中、和田彩花はグループで夢を見続けることを第一と考え、自分の夢を犠牲にしてでもグループの夢を追い続けた。
夢というキラキラした、ものの捉え方ひとつで大きく変わる相反した価値観のなかで、きっと彼女は数え切れないほど悩み、葛藤していたのだろう。
変わり続けられるような勇気、変わらぬままそこにある真理
アイドルとしての自分を卒業し、それぞれの人生に向かう勇気。変わり続けられるような勇気
変わらぬままそこにある真理
どちらも素敵 生きている醍醐味
The time has come,
3,2,1,Go!!! 次々続々/アンジュルム
グループとして、それぞれの人生ではない夢を追いかけること。
それらに優劣をつけることはできない。どちらも素晴らしいものである。
アイドルとしての正解にどちらかなんてものはなく、そこにあるのは想いの強さや種類を問わず夢への熱望だ。
アイドルとして生きる彼女にとって、きっと今回の発表は自己肯定と自己否定の両方がせめぎあった結果──最終的な結論が出る前に途中経過として明かしたけじめではないだろうか?
素直であることの美しさ
ハロプロを卒業するメンバーは、後輩へ想いを繋げ、想いのたすきを受け取ったメンバー達が新しいグループ、新しいハロプロをつくってきた。しかしブログにもある通り、自分がいなくなることへの不安をストレートに伝える和田彩花の言葉は美しすぎるほどに素直だ。
それだけに、どれだけ大きな愛でアンジュルムを、そしてメンバーを愛していたのかが痛いほどに伝わってくるのである。
数え切れないほどのグループが生まれ消えていくアイドル業界の中で、これほどまでにグループを愛し、メンバーを愛しているアイドルが一体どれくらいいるだろうか?
そんな素直すぎるほどにストレートに考え、アイドルとして進み続けたのが彼女の美しさであるといっても過言ではないだろう。
願わくばその美しさが種となり、多くのアイドルへの問題提起につながり、一人でも多くのアイドルがグループをより愛するようになることで実っていってほしい。
正しいアイドルってなんだろう?
和田彩花と同期でハロプロエッグ〜アンジュルムまでの全ての時間を彼女とともに過ごした福田花音(2015年11月にアンジュルムを卒業、現在作詞家として活動)は研修生を経験した自身だから書ける曲というテーマで書いた「正しい青春ってなんだろう」の中で以下のような歌詞を書いている。
そして和田彩花は同ブログの中で、決意を込めた力強い文章で以下のように綴っている。 何年もの時間を、それぞれの想いを抱きながら一緒に歩んできた2人がアイドルというものを表現するときに使った青春という言葉。正しい青春ってなんだろう
レモン味の甘酸っぱい恋をすること?
私の描く青春は
この身を全てここに捧げてそして
大声で歌うこと 正しい青春ってなんだろう/ハロプロ研修生
きっとそこには当事者として走り抜けた彼女達にしかわからない青春があるのだろう。
アイドルとしての青春を葛藤しながら走り抜けた軌跡はどんなものよりも純粋で、美しく、かけがえのないものだ。
旅立ちの春までにできること
アイドルの卒業発表後のSNSには必ずと言っていいほど賛否両論が入り乱れる。仕方ないことである反面、もっと大切なことを優先することの方が大事なのではないか? と思うことがある。
残された時間を大切にすることができるよう、ファンに与えられた約1年という時間。長いようでアッという間の旅立ちの春までの時間。
そしてその日が来たとき、彼女は何を語るのだろうか?
今までの美しすぎる和田彩花の青春に最大限の感謝をしつつ、最後の日まで見守っていきたい。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:1846)
あやちょの2めんせいをきちんと押さえてある記事で、よかったです。