パリピの時代が来た。
インターネットも、とうにギークの隠れ家ではなくなった。マーケティング用語だと「キャズムを超えた」って言うらしい。
情報を伝えるためには、“写真”や“動画”が最強のツールになり始めている。
InstagramやYouTubeが隆盛したから、じゃなくて、素人の画像や動画の方が面白いから、そこにフォーカスしたSNSが台頭してきている。
ギークの遊び場としてのニコニコ動画やtumblrはネットの片隅に追いやられてしまった。 若年層から圧倒的人気を誇る“インフルエンサー”と言われる人間の肩書きや経歴を見ても、SNSや10代文化に精通していなければ、そもそも誰なのか? なぜ人気があるのか? 外から眺めていてもさっぱりわからないだろう。
例えば多くのフォロワーを抱えるYouTuberなら、ちょっとした動画であろうと数十万・数百万再生されるようになり、そこらの芸能人やアーティストより影響力が高まり、今や「第二の芸能界」なんて言われている。人気随一の人気YouTuber・HIKAKINらを擁するUUUM株式会社は、ついに8月末に上場を果たし、これまで以上に社会的・経済的にもその動向が注目を集めている。
YouTuberでなくても、石を投げれば自撮り女子に当たる時代だ。彼女たちはいち早く新製品を手に入れ新しいフォトスポットに足を運び、自分の生活を彩りそれをひけらかす。それまで無縁だったカメラ・ガジェットも軽々と使いこなしている。
今や700万人という小さな国くらいのInstagramフォロワーを抱える国内トップの渡辺直美をはじめ6000人もの芸人を擁する吉本興業は、ついに2月から本格的に“インフルエンサーマーケティング”事業を始動させた(外部リンク)。
改めて言うまでもなく、もはやギークとパリピのパワーバランスは、ネット上でも完全に逆転してしまった。
日陰者の秘密基地としての“インターネット”はさらに僻地へと追いやられ、眩いばかりの写真や動画がその存在感と商業的な価値を高め続けている。
「楽しいが正義」「いいね!は心の支え」
今、私たちが生きているインターネットはもう“そう”なっている。 「インスタでキラキラするのに疲れた」「承認欲求の肥大化」「YouTuberは子供に安心して見せられない」なんて言われてもいるけど、「誰もが当たり前に利用するようになったインターネットはモラルなき無法地帯だから」という一言だけで、ティーンの熱狂とこのパラダイムシフトを片付けられると思うのは早合点だ。
新規参入が激化し玉石混交のYouTuber戦国時代のその先にはどんな景色が広がっているのか? 「プロの写真家よりインスタグラマーの写真の方が価値がある」と言われる時代にInsta映えに心血を注ぐ彼女たちは、果たして脅迫観念に駆り立てられた“承認欲求ゾンビ”なのか、それとも人生をより楽しんでいる“ヘルシーな求道者”なのか?
メディアでもサービスでもなく、個人がより台頭する状況を全面的に肯定してくれる現在のインターネットって、そもそも面白いんだっけ?
“インターネット・ジェニック”でさえあれば、何者でもない自分でも一躍有名になれるかもしれない、誰かに夢を与えられるかもしれない──誰もが今すぐワンチャンを狙える時代を生きる全ての人へ。 天木じゅん、独占グラビアを公開 写真:オノツトム
記事一覧と更新予定記事の予告は、特設ページから。続々更新していきますので、ご期待下さい!!
インターネットも、とうにギークの隠れ家ではなくなった。マーケティング用語だと「キャズムを超えた」って言うらしい。
情報を伝えるためには、“写真”や“動画”が最強のツールになり始めている。
InstagramやYouTubeが隆盛したから、じゃなくて、素人の画像や動画の方が面白いから、そこにフォーカスしたSNSが台頭してきている。
ギークの遊び場としてのニコニコ動画やtumblrはネットの片隅に追いやられてしまった。 若年層から圧倒的人気を誇る“インフルエンサー”と言われる人間の肩書きや経歴を見ても、SNSや10代文化に精通していなければ、そもそも誰なのか? なぜ人気があるのか? 外から眺めていてもさっぱりわからないだろう。
例えば多くのフォロワーを抱えるYouTuberなら、ちょっとした動画であろうと数十万・数百万再生されるようになり、そこらの芸能人やアーティストより影響力が高まり、今や「第二の芸能界」なんて言われている。人気随一の人気YouTuber・HIKAKINらを擁するUUUM株式会社は、ついに8月末に上場を果たし、これまで以上に社会的・経済的にもその動向が注目を集めている。
YouTuberでなくても、石を投げれば自撮り女子に当たる時代だ。彼女たちはいち早く新製品を手に入れ新しいフォトスポットに足を運び、自分の生活を彩りそれをひけらかす。それまで無縁だったカメラ・ガジェットも軽々と使いこなしている。
今や700万人という小さな国くらいのInstagramフォロワーを抱える国内トップの渡辺直美をはじめ6000人もの芸人を擁する吉本興業は、ついに2月から本格的に“インフルエンサーマーケティング”事業を始動させた(外部リンク)。
改めて言うまでもなく、もはやギークとパリピのパワーバランスは、ネット上でも完全に逆転してしまった。
日陰者の秘密基地としての“インターネット”はさらに僻地へと追いやられ、眩いばかりの写真や動画がその存在感と商業的な価値を高め続けている。
「楽しいが正義」「いいね!は心の支え」
今、私たちが生きているインターネットはもう“そう”なっている。 「インスタでキラキラするのに疲れた」「承認欲求の肥大化」「YouTuberは子供に安心して見せられない」なんて言われてもいるけど、「誰もが当たり前に利用するようになったインターネットはモラルなき無法地帯だから」という一言だけで、ティーンの熱狂とこのパラダイムシフトを片付けられると思うのは早合点だ。
新規参入が激化し玉石混交のYouTuber戦国時代のその先にはどんな景色が広がっているのか? 「プロの写真家よりインスタグラマーの写真の方が価値がある」と言われる時代にInsta映えに心血を注ぐ彼女たちは、果たして脅迫観念に駆り立てられた“承認欲求ゾンビ”なのか、それとも人生をより楽しんでいる“ヘルシーな求道者”なのか?
メディアでもサービスでもなく、個人がより台頭する状況を全面的に肯定してくれる現在のインターネットって、そもそも面白いんだっけ?
“インターネット・ジェニック”でさえあれば、何者でもない自分でも一躍有名になれるかもしれない、誰かに夢を与えられるかもしれない──誰もが今すぐワンチャンを狙える時代を生きる全ての人へ。 天木じゅん、独占グラビアを公開 写真:オノツトム
特集「インターネット・ジェニック 〜一億総ワンチャン時代〜」
KAI-YOU.netが送る特集第2弾「インターネット・ジェニック 〜一億総ワンチャン時代〜」は、9月いっぱいで更新予定。記事一覧と更新予定記事の予告は、特設ページから。続々更新していきますので、ご期待下さい!!
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#天乳 #1mmでもいいなと思ったら♥
スチールカメラマン:木村 晴
発売日:9月20日(DVD)、9月22日(Blu-ray)
発売・販売:リバプール
<イベント>
1 日時:2017年10月7日(土)16:00~/18:00~
場所:ソフマップアミューズメント館8Fイベントスペース(東京)
2 日時:2017年10月8日(日)13:00~/14:00~
場所:ソフマップなんば店ザウルス(大阪)
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天木じゅん 2018年版カレンダー
仕様:B2サイズ・8枚もの
価格:2700円(税込み)
発売元:株式会社トライエックス
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