10月13日、待望のPlayStation VR(以下、PSVR)が発売されました。
PSVRとは、PlayStation4専用のバーチャルリアリティ(VR/実質的現実感)システムで、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、360度にわたって視界が広がる世界を体感することができます。 これまでも2015年末にスマートフォンを装着する「Gear VR」が、今年3月に「Oculus Rift」が一般発売されて盛り上がりを見せてきた“VR技術”。
特に、これまでのハイスペックなVR機器が10万円前後である中で、今回発売されたPSVRは4万4980円(税抜)、4万9980円(税抜/PlayStation®Camera同梱版)と廉価なこともあって、VRを広く普及させるきっかけになるのでは、と期待されています。
そんなPSVRを早速体験してみなければ!
ということで、今回はPSVRを購入した映像作家・UKYO Inabaさんのお宅にお邪魔して、5人でPSVRをプレイしてみました。まずPSVRを装着してもらうのは、声優・モデルの川部有紀ちゃん(@yu_snowfairy_ki)です。 文/取材 須賀原みち
これはPSVR入門として位置づけられるソフトで、気軽にVRの世界を体験することができます。6つのゲームモードがあり、1人がHMDをかけると同時に、最大4人までが通常のPSコントローラーを使ってテレビ画面を見ながら一緒に遊ぶことが出来るようになっています。
さっそく、『THE PLAYROOM VR』をプレイしてみると、川部ちゃんは「うわぁ! すごい!」とVRの世界に驚嘆。 外側から見ると何もない空間に向かって、手を振ってみたりしています。その後、PSVRを装着した人が巨大な怪獣となって、ほかの人がヒーロー側として闘う1vs4の「モンスターエスケープ」や、HMDをつけた人に周りの人が指示を出してお化けを退治する「ゴーストハウス」など、『THE PLAYROOM VR』のコンテンツを一通りプレイ。 「モンスターエスケープ」や「キャット&マウス」では、HMD装着者の声がボイスチェンジャーを通したように変換される機能だったり、ゲームクリア時にみんなで記念撮影をする機能もついていて、パーティゲーム的な要素に重点を置いているよう。
みんなでHMDを回しながら、ワー!キャー!と叫びながらプレイすることができました。
川部ちゃんも「目の前に、パッて(VRボットが)出てきて、ビックリしました! 遊園地のアトラクションみたいで、楽しかった〜」とご満悦です。
VRについての稲見昌彦教授のインタビューでも指摘されるように、PSVRのHMDはメガネをかけていても装着することが出来ます。 ほかのHMDを体験する際には、たいていメガネを外して裸眼でプレイしなければいけませんでしたが、PSVRはメガネの上からスッと着けるだけ。
頭部への固定も、HMDをかぶってからボタンを押して調整するだけと、装着のしやすさ、そして装着した状態での快適さも群を抜いているといえそうです。友だちとHMDを回し合って遊ぶというゲーム内容ともマッチしていますね。
そして、『THE PLAYROOM VR』では、“情報の非対称性”が6つのゲームモードに取り入れられています。
この“情報の非対称性”には、「HMDを着けて体験している人しか楽しめない。そのため、魅力を伝えづらい」ということが以前から指摘されていました。
しかし、今回のPSVRはもともとがPlayStation4の周辺機器という位置づけもあってか、HMDだけでなくテレビ画面にも映像が映し出され、周りにいる人もテレビの映像を見ながら楽しむことができるので、HMD装着者が感じている楽しさが伝わりやすいようになっています。
また、例えば装着者が見ているHMDの映像をA、テレビ画面の映像をBとして、それぞれ別々の映像を映した状態で、Aを見ているHMD装着者に周囲がBの情報を伝えて操作をする「ゴーストハウス」といった“情報の非対称性”を利用したゲームも楽しめます。つまり、非常にざっくり言うと、スイカ割りのVR版ですね。 ちなみに、ゲーム好きの方はお気づきかと思いますが、これは任天堂のWii Uが志向しているスタイルでもあります。Wii UはHMDの代わりにゲームパッドを採用していますが、個人的にはPS VRのほうがうまく“情報の非対称性”をゲームに取り入れようとしているかな? と感じました。
プレイヤーは観客の一人となって、臨場感が溢れるデレマスライブを見ることができます。現時点では聴ける楽曲が3曲しかなく、少しボリューム不足感は否めませんが、それはこれからに期待ということで……。ライブ中はボタン入力でサイリウムを持ちながら手振りをすることも出来るので、周りのヲタに合わせてサイリウムを振ってみるのも、これまでにないすごい一体感を感じて面白いかもしれません。
今度はホラーコンテンツの『KITCHEN』をプレイ。 『KITCHEN』は、世界最大のコンピュータゲーム見本市「E3 2015」で技術デモとして初公開されたコンテンツ。
2017年1月26日発売予定のゲーム『バイオハザード7 レジデント イービル』のティザー的な役割も果たしています。プレイヤーは朽ち果てたキッチンに拘束されて座っており、近くには同じく縛られた人がいて……というシチュエーションから始まる本作。プレイ時間は5分にも満たない程度かと思いますが、とにかく怖い!
テレビに映るプレイ中の映像を見ると「あぁ、怖そうだな」と感じるくらいなのですが、HMDを着けていざプレイしてみると、この後何が起こるのか知っていてもとにかく怖いのです! 視界の端に映るものやあちこちで聞こえてくる音にいちいちビクッとしてしまい、「今すぐこのHMDを外したい……」と何度も思いました。
サラウンドの音響システムや、360度見渡せる主観(POV)ショットというVR技術とホラーの相性の良さはたびたび指摘されていますが、改めてVRでのホラーの恐怖っぷりを味わうことが出来ました。
個人的にはホラードキュメンタリーも好きなので、PSVRがホラードキュメンタリーの新たな地平を切り開いてくれることにも期待したいところです。
2014年9月に発表されて以降、待望の声が大きかった本作。プレイヤーは学生・宮本ひかりの家庭教師として、彼女の部屋で7日間勉強を教えます。このゲームを前に、男性陣が浮足立っているのが伝わってきます……!
実際にやってみると、ひかりちゃん、かなり小柄な印象です。 そして、デフォルトの制服がわりと薄手で、前もかなり大胆に開けているような……。そんな風にひかりちゃんをジロジロ見ていると、露骨に嫌な顔をされてしまいます。そのわりに、家庭教師初日からグイグイとプレイヤーとの距離を詰めてくるひかりちゃん。どうなってるんだ! この娘のパーソナルスペースは!? 正直言って、『サマーレッスン』のゲーム性はそこまで高くありませんが、携帯の写メを隣で見せてきたり、片耳ずつのイヤホンで好きな曲を聴くといった、たまに発生するイベントのドキドキ感がヤバイです。
筆者も、ひかりちゃんがプレイヤーについてるゴミを取ってくれるために手を伸ばしてきた時は、触れられる感覚というより彼女がそこにいる実在感があって、もう笑ってしまうしかありませんでした……。
女の子をジロジロ眺めるという楽しみ方ではなく(そういうのもありかもしれませんが)、ひかりちゃんの一挙手一投足にドキドキするゲームといったところでしょうか。
PSVRをプレイした感想について、映像を扱うプロの目から見てどう思ったか? UKYO Inabaさんに聞いてみると、「PSVRのトラッキング(システムの挙動)や映像の解像度は、(ハイスペックで知られる)『Oculus Rift』とほとんど差がないように感じました。なので、PSVRもあとはコンテンツ次第のところが大きいと思います」
「今日、プレイしたゲームの中で一番良かったのは、『サマーレッスン』ですね。PSVRを使って、“新しい体験をさせよう”という仕組みが上手でしたね。自分が動くというよりも、意外にもVRはプレイヤーが受動的なコンテンツのほうが驚きがあった。VRの中で相手が近づいてきたり、こちらの意図していない動きをされた時が一番ビックリしましたね。イヤホンをシェアするイベントも、ギャルゲーとかでわりとありがちなシチュエーションですけど、VRでやるだけでここまでときめくことが出来るなんて……あんなん、好きになっちゃう……あとは早く金髪のお姉さん・アリソンを早く出してほしい……! もっとときめきたい!!」と熱く語ってくれました。
受動的なコンテンツのほうがインパクトが大きいというのは、『サマーレッスン』やプレイヤーが拘束された状態で始まる『KITCHEN』にも言えることです。事実、筆者も今回プレイしたゲームの中では、この2つの作品に惹かれました。
というわけで、今回のPSVR体験を通じて思ったことは以下の通り。
・VRは一人で楽しむものだと思われがちだが、パーティゲームとして楽しめるタイトルも
・誰でもすぐに装着できるようデザインされたデバイス
・やはりホラーコンテンツと相性バッチリ!
・没入感を重視して、リッチな体験を経験できるソフトウェア群
・VR内のキャラクターのアクションがもたらす迫真の存在感は驚異的
・『Oculus Rift』と比較しても性能は申し分なし! コンテンツの充実に期待
実際、PSVRはVRの“ゲーム”としての可能性に、、非常に期待が持てるものだと思いました。VRならではのゲームへの没入感もすごいですし、パーティゲーム的要素を積極的に取り入れることで、「とりあえずVRを試してみる」というキッカケになってくれるだろうと感じます。
一方で、筆者はすでにVRを経験していたこともあったせいか、これで“価値観を一変させるような体験”とまではいえないかな……と思ったのも事実です。現時点では、360度見渡せるといった“没入感”を強調した作品が目立っています。
稲見昌彦教授がインタビューで語っているように、VRは強い没入感によってこれまでの価値観を一変させてくれる可能性を持ったメディアです。なので、今後のPSVRには、没入感から一歩踏み込んでプレイヤーの価値観を変えてくれるようなVRコンテンツが登場することを期待しています!!
PSVRとは、PlayStation4専用のバーチャルリアリティ(VR/実質的現実感)システムで、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、360度にわたって視界が広がる世界を体感することができます。 これまでも2015年末にスマートフォンを装着する「Gear VR」が、今年3月に「Oculus Rift」が一般発売されて盛り上がりを見せてきた“VR技術”。
特に、これまでのハイスペックなVR機器が10万円前後である中で、今回発売されたPSVRは4万4980円(税抜)、4万9980円(税抜/PlayStation®Camera同梱版)と廉価なこともあって、VRを広く普及させるきっかけになるのでは、と期待されています。
そんなPSVRを早速体験してみなければ!
ということで、今回はPSVRを購入した映像作家・UKYO Inabaさんのお宅にお邪魔して、5人でPSVRをプレイしてみました。まずPSVRを装着してもらうのは、声優・モデルの川部有紀ちゃん(@yu_snowfairy_ki)です。 文/取材 須賀原みち
5人で遊べるパーティーゲームが無料
はじめに立ち上げたのは、無料でDLできる『THE PLAYROOM VR』。これはPSVR入門として位置づけられるソフトで、気軽にVRの世界を体験することができます。6つのゲームモードがあり、1人がHMDをかけると同時に、最大4人までが通常のPSコントローラーを使ってテレビ画面を見ながら一緒に遊ぶことが出来るようになっています。
さっそく、『THE PLAYROOM VR』をプレイしてみると、川部ちゃんは「うわぁ! すごい!」とVRの世界に驚嘆。 外側から見ると何もない空間に向かって、手を振ってみたりしています。その後、PSVRを装着した人が巨大な怪獣となって、ほかの人がヒーロー側として闘う1vs4の「モンスターエスケープ」や、HMDをつけた人に周りの人が指示を出してお化けを退治する「ゴーストハウス」など、『THE PLAYROOM VR』のコンテンツを一通りプレイ。 「モンスターエスケープ」や「キャット&マウス」では、HMD装着者の声がボイスチェンジャーを通したように変換される機能だったり、ゲームクリア時にみんなで記念撮影をする機能もついていて、パーティゲーム的な要素に重点を置いているよう。
みんなでHMDを回しながら、ワー!キャー!と叫びながらプレイすることができました。
川部ちゃんも「目の前に、パッて(VRボットが)出てきて、ビックリしました! 遊園地のアトラクションみたいで、楽しかった〜」とご満悦です。
課題だった“情報の非対称性”を逆に利用
私たちはHMDを回し合いながら遊んでいましたが、PS VRの特徴として、まず挙げられるのが装着のしやすさ。VRについての稲見昌彦教授のインタビューでも指摘されるように、PSVRのHMDはメガネをかけていても装着することが出来ます。 ほかのHMDを体験する際には、たいていメガネを外して裸眼でプレイしなければいけませんでしたが、PSVRはメガネの上からスッと着けるだけ。
頭部への固定も、HMDをかぶってからボタンを押して調整するだけと、装着のしやすさ、そして装着した状態での快適さも群を抜いているといえそうです。友だちとHMDを回し合って遊ぶというゲーム内容ともマッチしていますね。
そして、『THE PLAYROOM VR』では、“情報の非対称性”が6つのゲームモードに取り入れられています。
この“情報の非対称性”には、「HMDを着けて体験している人しか楽しめない。そのため、魅力を伝えづらい」ということが以前から指摘されていました。
しかし、今回のPSVRはもともとがPlayStation4の周辺機器という位置づけもあってか、HMDだけでなくテレビ画面にも映像が映し出され、周りにいる人もテレビの映像を見ながら楽しむことができるので、HMD装着者が感じている楽しさが伝わりやすいようになっています。
また、例えば装着者が見ているHMDの映像をA、テレビ画面の映像をBとして、それぞれ別々の映像を映した状態で、Aを見ているHMD装着者に周囲がBの情報を伝えて操作をする「ゴーストハウス」といった“情報の非対称性”を利用したゲームも楽しめます。つまり、非常にざっくり言うと、スイカ割りのVR版ですね。 ちなみに、ゲーム好きの方はお気づきかと思いますが、これは任天堂のWii Uが志向しているスタイルでもあります。Wii UはHMDの代わりにゲームパッドを採用していますが、個人的にはPS VRのほうがうまく“情報の非対称性”をゲームに取り入れようとしているかな? と感じました。
ライブを観るデレマス、ホラーのKITCHENをプレイ!
次にプレイするのは、『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』。 こちらは人気コンテンツ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブ映像がVR空間で見られるというゲーム。プレイヤーは観客の一人となって、臨場感が溢れるデレマスライブを見ることができます。現時点では聴ける楽曲が3曲しかなく、少しボリューム不足感は否めませんが、それはこれからに期待ということで……。ライブ中はボタン入力でサイリウムを持ちながら手振りをすることも出来るので、周りのヲタに合わせてサイリウムを振ってみるのも、これまでにないすごい一体感を感じて面白いかもしれません。
今度はホラーコンテンツの『KITCHEN』をプレイ。 『KITCHEN』は、世界最大のコンピュータゲーム見本市「E3 2015」で技術デモとして初公開されたコンテンツ。
2017年1月26日発売予定のゲーム『バイオハザード7 レジデント イービル』のティザー的な役割も果たしています。プレイヤーは朽ち果てたキッチンに拘束されて座っており、近くには同じく縛られた人がいて……というシチュエーションから始まる本作。プレイ時間は5分にも満たない程度かと思いますが、とにかく怖い!
テレビに映るプレイ中の映像を見ると「あぁ、怖そうだな」と感じるくらいなのですが、HMDを着けていざプレイしてみると、この後何が起こるのか知っていてもとにかく怖いのです! 視界の端に映るものやあちこちで聞こえてくる音にいちいちビクッとしてしまい、「今すぐこのHMDを外したい……」と何度も思いました。
サラウンドの音響システムや、360度見渡せる主観(POV)ショットというVR技術とホラーの相性の良さはたびたび指摘されていますが、改めてVRでのホラーの恐怖っぷりを味わうことが出来ました。
個人的にはホラードキュメンタリーも好きなので、PSVRがホラードキュメンタリーの新たな地平を切り開いてくれることにも期待したいところです。
期待のサマーレッスンは面白いのか?
そして、皆様、お待たせ致しました。最後にプレイするのは『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)』です。2014年9月に発表されて以降、待望の声が大きかった本作。プレイヤーは学生・宮本ひかりの家庭教師として、彼女の部屋で7日間勉強を教えます。このゲームを前に、男性陣が浮足立っているのが伝わってきます……!
実際にやってみると、ひかりちゃん、かなり小柄な印象です。 そして、デフォルトの制服がわりと薄手で、前もかなり大胆に開けているような……。そんな風にひかりちゃんをジロジロ見ていると、露骨に嫌な顔をされてしまいます。そのわりに、家庭教師初日からグイグイとプレイヤーとの距離を詰めてくるひかりちゃん。どうなってるんだ! この娘のパーソナルスペースは!? 正直言って、『サマーレッスン』のゲーム性はそこまで高くありませんが、携帯の写メを隣で見せてきたり、片耳ずつのイヤホンで好きな曲を聴くといった、たまに発生するイベントのドキドキ感がヤバイです。
筆者も、ひかりちゃんがプレイヤーについてるゴミを取ってくれるために手を伸ばしてきた時は、触れられる感覚というより彼女がそこにいる実在感があって、もう笑ってしまうしかありませんでした……。
女の子をジロジロ眺めるという楽しみ方ではなく(そういうのもありかもしれませんが)、ひかりちゃんの一挙手一投足にドキドキするゲームといったところでしょうか。
使ってみて結局どうだった?
以上が、今回プレイしたPS VRソフトです。PSVRをプレイした感想について、映像を扱うプロの目から見てどう思ったか? UKYO Inabaさんに聞いてみると、「PSVRのトラッキング(システムの挙動)や映像の解像度は、(ハイスペックで知られる)『Oculus Rift』とほとんど差がないように感じました。なので、PSVRもあとはコンテンツ次第のところが大きいと思います」
「今日、プレイしたゲームの中で一番良かったのは、『サマーレッスン』ですね。PSVRを使って、“新しい体験をさせよう”という仕組みが上手でしたね。自分が動くというよりも、意外にもVRはプレイヤーが受動的なコンテンツのほうが驚きがあった。VRの中で相手が近づいてきたり、こちらの意図していない動きをされた時が一番ビックリしましたね。イヤホンをシェアするイベントも、ギャルゲーとかでわりとありがちなシチュエーションですけど、VRでやるだけでここまでときめくことが出来るなんて……あんなん、好きになっちゃう……あとは早く金髪のお姉さん・アリソンを早く出してほしい……! もっとときめきたい!!」と熱く語ってくれました。
受動的なコンテンツのほうがインパクトが大きいというのは、『サマーレッスン』やプレイヤーが拘束された状態で始まる『KITCHEN』にも言えることです。事実、筆者も今回プレイしたゲームの中では、この2つの作品に惹かれました。
というわけで、今回のPSVR体験を通じて思ったことは以下の通り。
・VRは一人で楽しむものだと思われがちだが、パーティゲームとして楽しめるタイトルも
・誰でもすぐに装着できるようデザインされたデバイス
・やはりホラーコンテンツと相性バッチリ!
・没入感を重視して、リッチな体験を経験できるソフトウェア群
・VR内のキャラクターのアクションがもたらす迫真の存在感は驚異的
・『Oculus Rift』と比較しても性能は申し分なし! コンテンツの充実に期待
実際、PSVRはVRの“ゲーム”としての可能性に、、非常に期待が持てるものだと思いました。VRならではのゲームへの没入感もすごいですし、パーティゲーム的要素を積極的に取り入れることで、「とりあえずVRを試してみる」というキッカケになってくれるだろうと感じます。
一方で、筆者はすでにVRを経験していたこともあったせいか、これで“価値観を一変させるような体験”とまではいえないかな……と思ったのも事実です。現時点では、360度見渡せるといった“没入感”を強調した作品が目立っています。
稲見昌彦教授がインタビューで語っているように、VRは強い没入感によってこれまでの価値観を一変させてくれる可能性を持ったメディアです。なので、今後のPSVRには、没入感から一歩踏み込んでプレイヤーの価値観を変えてくれるようなVRコンテンツが登場することを期待しています!!
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PlayStation VR
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- 本体のみ 4万4980円(税抜)/PS Camera同梱版 4万9980円(税抜)
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