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第10回高校生ラップ選手権優勝者 じょうインタビュー「僕には闇しかなかった」

「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権第10回大会」優勝者 じょう

8月30日(火)、日本一の高校生ラッパーを決める「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権第10回大会」が、東京・日本武道館で大盛況のうちに幕を閉じた。 これまでの歴代チャンプのほか、投票で選ばれたラッパーが出場する、いわば「高校生ラップ選手権」のオールスター戦とも言える激戦を勝ち抜いたのは、すでにお伝えした通り、大阪府・東住吉区出身のラッパー・じょうさん(19)。決勝相手は、優勝候補として注目されていたT-Pablowさんだった。

そんなじょうさんの今大会の様子と、大会終了直後の率直な気持ちをお伝えしていく。

じょう優勝コメント「うれしいという以上の言葉はありません」

2014年10月に行われた同選手権第6回に初出場。2回戦でSNOZZZさんと戦い、敗北した。今大会は、約1年半ぶりの出場となり、まず1回戦で写楽さん、そして2回戦でYZERRさん、3回戦で言xTHEANSWERさんを破り、決勝へと駒を進めた。

前より格段にリズム感がよくなってる」(R-指定)、「顔つきでこの1年でいろいろあったのがわかる」(漢 a.k.a. GAMI)と審査員が口にするほど、スキル・覚悟ともに成長した姿を見せた。

特に2回戦のYZERRさんとの戦いでは、互いににらみ合い、見ている方もハラハラするアツいバトルを繰り広げて観客の度肝を抜き、あちこちから「じょうヤバい!」という声があがるほどだった。 大会終了直後、改めて率直な感想を聞くと、「第6回に出場させてもらった時に、納得のいかない悔しい気持ちで負けました。それから、去年は仕事(葬儀屋)でヒップホップはできなかったけど、今年の2月に仕事をやめてヒップホップ1本でやっていこうと決めた。友達や仲間とかいろんな人の支えがあって(ここまでこれた)というのを考えると、うれしいという以上の言葉はありません」と語ってくれた。

「僕には闇しかなかった。でも僕の人生に1つだけ光があって、それがヒップホップだった。」

今大会の事前投票では8位にランクインしているが、優勝候補と予想されているとは言い難い空気ではあった。それを自分でもわかっていたのか、大会前は「みんなの予想をくつがえしたい」という意気込みで臨んだと語り、見事に会場の空気を我が物にし、優勝を勝ち取った。

じょうさんは中学2年の時にいじめに遭い、高校生ラップ選手権のファンの間では、いじめられっ子ラッパーとしても知られていた。そんなツラい日々の心の支えとなっていたのが、ヒップホップ。学校に行きたくない時は、ヒップホップを聞いて勇気付けてから、学校へ向かう日もあったという。

僕には闇しかなかった。でも僕の人生に1つだけ光があって、それがヒップホップだった。今日の優勝はめっちゃまぶしいですね

じょうさんは、決勝戦終了直後、ステージでコメントを求められてこう答えた。

「こんなクズみたいなやつでも、1個のことを真面目にやったら、いつかこういう日もあるんでね、ヤンキーもみんな頑張ってください!

最後の「ヤンキーもみんな頑張ってください!」という発言、真意はわからないが、いじめられた経験を持つじょうさんからいじめっ子へのメッセージのようにも聞こえた。

いじめられっ子やヤンキー、有名、無名も関係ない。マイク1本で闇を光に変える力を持つヒップホップ。じょうさんの試合は、ヒップホップ、そしてMCバトルの魅力を感じさせる試合だった。 写真提供:BSスカパー! BAZOOKA!!! 第10回高校生RAP選手権in日本武道館

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放送情報

BSスカパー! BAZOOKA!!! 第10回高校生RAP選手権in日本武道館

放送日 9月26日(月)21時〜0時
チャンネル BSスカパー!BS241、プレミアムサービス585

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【第10回高校生ラップ選手権】T-Pablow vs ニガリ戦から見えたMCバトルの現在
連載
高校生RAP選手権第10回大会
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