「青木ヶ原樹海」とも呼ばれ、山梨県富士河口湖町と鳴沢村にまたがる広大な森林です。そしておそらく、どこか薄暗く、怖いイメージを抱く人が多いはず。けれど、声を大にして言いたい。
樹海は気持ちいい! さらに、ワクワク感に満ちている!
都会のコンクリートジャングルで消耗した人々へ、樹海でのグリーンな体験を勧めたい。
本物のジャングルさながらにマイナスイオンも源泉かけ流しで浴び放題の森林浴。そして、背筋がヒヤッとする体験もあったりと、働く人にとって嬉しいお出かけスポットなのです。
今回はKAI-YOU編集部のちゃんよね&よしだの「カイユウ自然探検隊」が、樹海の知識が豊富な“樹海マスター”と世界中の生き物を調査する“フィールドワーカー”と共に、その気持ちよさを体験してきました。
「樹海ってどうやって行くの? どこが魅力なの?」といった疑問にも答えつつ、知られざる樹海の美しい光景や癒しスポットを紹介していきます。 企画・編集/吉田雄弥 文/松本塩梅 写真/市村岬
実はめちゃくちゃフレンドリーだった富士の樹海
青木ヶ原樹海へは、今回の出発地である東京・代々木から車で1時間半で到着。電車ならば富士急行線河口湖駅からバスに揺られること30分ほど。都内からなら2〜3時間を見ておけばOKです。今回、案内してくれたのは、樹海ファン歴15年という年中樹海に通い続ける滝沢おすしさんと、フィールドワーカーとして日本や世界の自然を探索する半澤聖也さん。「樹海は雪解けの時期から楽しめますね。寒さもあるので、春から秋口くらいまでがいい季節」と滝沢おすしさん。ちょうど、この4月は絶好の季節です。 車を降り、さぞ鬱屈とした景色が広がっているかと思いきや、到着した駐車場には売店や観光客の姿もあって明るい印象。
実は恐ろしいイメージが先行しがちな青木ヶ原樹海は、遊歩道が整備されていたり、富士山の噴火で生まれた洞窟見学ができたりと、しっかりとした自然観光地なのです。
そのため、服装も基本的にハイキングやトレッキングをするような、運動に適したものであれば問題ありません。意外と道に起伏があるので、歩いているうちに汗をかくので脱ぎ着して温度調節できる服だと良いでしょう。
ただ、一般利用可能なルートの中でも、時々ぬかるんでいる道があったりするので、足首が隠れる長靴やブーツ、手を傷つけないように軍手などをしておくとよりベターです。
虫もいない「無」になれる静かな樹海
遊歩道に入るやいなや、背の高い木々に囲まれて、体感温度はやや低く感じます。歩道のすぐ脇には苔むした溶岩が一帯に広がっており、木々がその上に“乗っている”ようにも見えます。何種類もの苔が青々と映える様子、溶岩の上にたまった腐葉土になんとか根を這わせようとしている木々の姿には、生命力の強さを覚えずにはいられません。樹海の奥へと進むにつれ、ごくまれに鳥の鳴き声が聞こえる程度で、あたりはシンと静か。
滝沢おすしさんは「人も動物もあまりいないので、本当に静か。頭を空っぽにして、少年の気分に戻って探検気分で歩けますよね。疲れた時にこそ心身がリフレッシュする樹海へ行きたくなるんですよ」と魅力を話します。
「森林浴」という言葉があるように、森の空気を浴びることは疲労回復の効果があると言われています。大人になってから初めて樹海に来ましたが、こんなにも静かで気持ちの良い空気を吸えるとは思ってもいませんでした。眠気もあっという間に吹っ飛び、疲労回復というのも、あながち間違いではないでしょう。 半澤聖也さんは手慣れた様子で石をめくり、腐葉土を払ってみるも、虫の姿も見えません。「川がないですし、地面が溶岩のせいで雨が抜けて水たまりもできないせいか、虫が卵を生むところがないんでしょうね。だからそれを食べる動物も少ない」と考察。つまり、虫が苦手な人でも安心して、青木ヶ原樹海ならば森林浴を楽しめる!女性を連れてきても安心のフィールドなのです。 とはいえ、調子に乗って遊歩道から外れてはいけません。
「富士の樹海は一歩入ると帰ってこられなくなる」という話は、実のところ本当ともいえます。あたり一面が似たような木々で満ちているため、方向感覚がなくなって戻れなくなる可能性が……。さらに腐葉土で隠れた穴を踏み抜けば、溶岩で脚が傷だらけに……。 樹海マスターの滝沢おすしさんはもちろん、数々の修羅場ネイチャーを乗り越えた半澤聖也さんでさえ「コンパスやGPSがあって、なおかつ樹海を知っている人がいないと難しい」と、ノリで入るのだけは本当に止めた方がいいと苦言。許可のない樹海内への立ち入りは禁止されているのもあり、興味本位で足を踏み入れてはいけません。
ちなみに、「コンパスが狂う」「GPSが効かない」ともいわれるウワサを検証すべく、カイユウ自然探検隊は持参してみましたが、コンパスも正常で、スマートフォンでGoogleマップを見てもしっかり認識。
電波も手持ちのauとSoftbankで見たところ、4G LTEをアンテナ強度1〜3ほどで拾い続けてくれていました。試しにFacebookメッセンジャーで30mほど離れて通話してみましたが、音質もクリア。
少なくとも遊歩道を歩いている分には、遭難してしまう恐怖とも無縁といえそうです。
神秘的な祠と洞窟でドキドキ
遊歩道でたっぷりと森林浴をして気持ちよくなったら、青木ヶ原樹海の見どころスポットともいえる洞窟探検に出かけましょう。青木ヶ原樹海には、主に溶岩流によりできたトンネルのようにつながった横穴が点在しており、そのいくつかは実際に入ってみることができます。いくつかの洞窟がある中で、まずは「竜宮洞穴」へ。
「竜宮洞穴」の規模は小さく、こじんまりしていることもあって人も少ないながら、自然のままの森林の中にあり、ぽっかりと広がる異質な空間を楽しめます。また、他の洞窟と違って観光地化されていないこともあり、ほとんど人がいなくてとても静かで落ち着きます。
とはいえ、最近は水の神である「豊玉姫命」を祀る祠があることから、パワースポットとしても人気のようです。落石の危険があることから、洞窟の中に入ることは禁止されていますが、祠がある場所までなら進むことができます。 ファンタジーRPGでダンジョンへ降りていくような階段を下っていくと……探検隊は口を揃えて、
なにこれめっちゃ寒い!
それもそのはず、洞窟内の温度は非常に低く、夏場でも冬の氷が残っているほど。春の陽気でいっぱいのこの日も氷柱があちこちに見られました。ウォーキングで火照った体には一歩降りるごとの冷気は心地よいくらいですが、「この洞窟、なんだか良くない予感がするわ……」と無駄に意味深なセリフを吐きたくなるレベルのゾクゾク感です。
あたりはほとんど人がいないこともあり、ドキドキしつつ、神秘的な雰囲気に浸りたい方はおすすめです。ただ、階段が滑りやすかったので気をつけたほうがよいでしょう。 こうして「竜宮洞穴」で神秘的な雰囲気で癒された後、車へ戻ろうとすると、「カイユウ自然探検隊」のちゃんよねが小さな穴を見つけました。穴の入り口はとても狭く、洞窟というよりはただの穴。
しかし、ライトを照らしてみると、なんとなく奥まで続いているような気がしなくもありません。
ちゃんよね よしだ、ちょっと行ってきて!!!!!!!!!
よしだ なぜ?????? 樹海マスターとフィールドワーカーに細かく指示を仰ぎながら、恐る恐る中を覗いてみると、完全に地下へとつながっている……! 中は真っ暗で、「これ本当に大丈夫なのか?」とドキドキドキドキしながらゆっくりと進むと、なんと広々とした空間が広がっていることに驚きます。 広い空間の先に、細い道が奥へと続いています。進んでみると、大きく古びたレジャーシートが敷いてある……もしかしたら人が住んでいたのかもしれません。
カイユウ自然探検隊 青木ヶ原樹海で地下迷宮を発見!?
たしかに、遊歩道や林道などの利用可能なルートの中にも小さな穴がチラホラとありました。毎年、危険がないか調査し、落石などの恐れがある洞穴は立ち入り禁止場所として指定しているようです。
未体験の冷たさが探検隊を襲う
こうしてドキドキの洞穴探検を終えると、今度は観光地としても有名な洞窟「鳴沢氷穴」にやってきました! 整備されているとはいえ、「竜宮洞穴」とはまた違うヤバさがあります。1100年前の富士山噴火をきっかけにできた竪穴式洞窟で、年間の平均気温3℃という寒さはもちろんのこと、どんどんと階段を下っていくと、天井高91cmの細い通路もあってアドベンチャーっぷりがMAXに。最深部にたどり着くと、天井からしみ出した水滴が凍った天然の大きな氷柱や、2~3mの層になった万年氷があるのです。 さらに「地獄穴」と呼ばれる空洞が闇に続いており、「この穴は竪穴で、一歩足場を失うものなら二度と帰ることができない危険な穴です」なる物騒すぎる看板も。その割に柵のつくりがゆるめなのが恐怖感を煽りまくります。伝説によれば穴は江ノ島の洞窟までつながっているらしいのですが、直線距離でもおよそ75kmあるので、こちらは本物のファンタジーでしょう。 ゆっくりと歩いて大体15分くらいで洞窟から抜けることができました。思っていたよりも急な階段を上る場面があったりと、意外と疲れます。
ウォーキング&森林浴での爽やかな空気、そして洞窟でのスッキリする気分と、想像以上の気持ちよさをくれる青木ヶ原樹海。
他に類を見ないほどの静けさ、さらに木々のグリーンに囲まれる時間は、ここならではの体験といえます。
そもそもカイユウ自然探検隊が樹海を訪れたのは、ある検証を試みるため。
その検証とは、
「グリーンな体験をした後に飲む淡麗グリーンラベルは本当に気持ち良いのか?」 カイユウ自然探検隊は、2016年春にリニューアルしたキリンによる淡麗グリーンラベルが現在開催中の「グリーンな体験当たるキャンペーン」のプロモーションの一環として、今回、樹海や洞窟を探検。
「グリーンな体験当たるキャンペーン」では、缶に貼られたシールを集めてWebから応募すると、樹海のような自然に囲まれるアクティビティを堪能できる「お好きな“グリーン体験”が選べる!ギフトカタログ」や、350ml缶の6本セットが抽選で当たります。
そこで、KAI-YOU.netは先行してキャンペーンの気持ちよさを極上のグリーン体験で検証すべく、青木ヶ原樹海をチョイスしたわけです。 早速、探検の終わりに淡麗グリーンラベルを飲んでみたわけですが、一口目のあまりの美味しさ・気持ちよさに驚きました。これはプロモーションなので、「美味しいと書かざるを得ないだろ!」と思うかもしれませんが、それでもあえてもう一度言いたい。
とにかくめちゃくちゃ美味しかったのです! 以前より軽く感じられる飲み口と、すっきり具合がアップした味わいが、爽やかな樹海の空気にベストマッチ。散策や洞窟の探検で自然を満喫しつつ、いい具合に汗をかいた後に飲むグリーンラベルは、思わず探検隊一同で「あれ、こんなおいしかったっけ……?」と顔を見合わせてしまいました。 「もはやこれは樹海のための飲み物といえるのでは?」と口にするくらいに想像以上の気持ちよさです。
カイユウのよしだから、至福の日曜日に朝6時に代々木駅に集合と言われ、しかも樹海という怖い場所に行くと言われ、正直なんで日曜日のこんな早くから樹海行くんだよ……とか思っていたのですが、この一口ですべて救われました。
グリーンラベルを飲む、樹海の空気を吸う、飲む、吸う、飲む、吸う……と続けていると、体の中からスパーッ! とリフレッシュできます。
樹海マスターの滝沢おすしさんによれば、車で行く場合は「渋滞がなく、人も少ない午前中」がオススメだとか。青木ヶ原樹海は、まさに“百聞は一見にしかず”のスポット。これからの時期はもちろん、夏場の避暑にもぴったりのはず。
富士の樹海×淡麗グリーンラベル、名コンビ誕生の予感です。
※遊歩道や林道、樹海内での飲酒は禁止されています
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関連リンク
淡麗グリーンラベル「グリーンな体験当たる!」
KIRIN
いま、淡麗グリーンラベルではお好きな「グリーン体験」が選べる!ギフトカタログを1,000名様に、淡麗グリーンラベル350ml缶×6本が9,000名様に当たるキャンペーンを実施中! 「樹海体験&ケイビング」「パラグライダー」「酵素浴」など、さまざまなグリーンな体験が選べます!
応募受付期間 : 〜2016年6月13日(月)17時まで
応募方法の詳細 : http://glcp.kirin.co.jp/
キリン
KIRIN
グリーンラベルはグリーンの色々な気持ち良さを発見するプロジェクト「DiscoverキモチイイGREEN Project」を始めます。きっと、あなたにもお気に入りのグリーンの気持ち良さを見つけてもらえるはずです。
スペシャルサイトURL:http://greenlabel.jp/
3件のコメント
退会したユーザー
樹海行きたくなった。けど絶対あれ金じゃない。
ねりまちゃん
私も洞窟でキンブレ振りたい
CKS
仕事に疲れたら〜・・・って、内容結構ハードですよ!?