漫画新人賞・第68回ちばてつや賞一般部門の選考結果が発表され、アイドルオタクの元芸人をテーマにした中島佑さんの「ODD FUTURE」が大賞を受賞したことが明かされた。
同作品は、1月21日(木)に発売された漫画雑誌『週刊モーニング』および、同誌の電子書籍版アプリ『週刊Dモーニング』に掲載される。
これまでに『ゴールデンカムイ』の野田サトルさんや、『赤灯えれじい』のきらたかしさんをはじめ、数多くの実力派漫画家たちを輩出している。
大賞を受賞した「ODD FUTURE」は、アイドルオタクで28歳フリーターの主人公・清水が、売れない芸人として活動していた頃の鬱屈とした悩みや不満が丁寧に描かれた快作だ。 同期の売れっ子芸人・家田から借りた12万円をすべてアイドルのアルバムにつぎ込み、そのまま逃げるように芸人を辞めた清水。しかし、家田と再会したことにより、清水の生活が一変する。 30代を目前にした焦燥や、アイドルにのめり込むオタクの私生活が描かれる一方で、徐々に芸人への熱を取り戻していく清水の姿は圧巻だ。
また、タイトルや家田のコンビ名には、2014年に解散したアイドルグループ・BiSの楽曲「ODD FUTURE」「primal.」からの影響が見て取れ、アイドルファンの間でも話題を呼んでいる。
なお、「ODD FUTURE」をはじめ、10作品にもおよぶ受賞作品も、同誌のWebサイトにて一部を除き公開されている。名作揃いで知られるちばてつや賞であるだけに大賞以外の作品も見逃せない。
同作品は、1月21日(木)に発売された漫画雑誌『週刊モーニング』および、同誌の電子書籍版アプリ『週刊Dモーニング』に掲載される。
元芸人のフリーターがドルオタと化し…
ちばてつや賞は、代表作『あしたのジョー』で知られるちばてつやさんを選考者に迎え、1980年に創設された新人漫画家の登竜門的存在の漫画賞。これまでに『ゴールデンカムイ』の野田サトルさんや、『赤灯えれじい』のきらたかしさんをはじめ、数多くの実力派漫画家たちを輩出している。
大賞を受賞した「ODD FUTURE」は、アイドルオタクで28歳フリーターの主人公・清水が、売れない芸人として活動していた頃の鬱屈とした悩みや不満が丁寧に描かれた快作だ。 同期の売れっ子芸人・家田から借りた12万円をすべてアイドルのアルバムにつぎ込み、そのまま逃げるように芸人を辞めた清水。しかし、家田と再会したことにより、清水の生活が一変する。 30代を目前にした焦燥や、アイドルにのめり込むオタクの私生活が描かれる一方で、徐々に芸人への熱を取り戻していく清水の姿は圧巻だ。
また、タイトルや家田のコンビ名には、2014年に解散したアイドルグループ・BiSの楽曲「ODD FUTURE」「primal.」からの影響が見て取れ、アイドルファンの間でも話題を呼んでいる。
なお、「ODD FUTURE」をはじめ、10作品にもおよぶ受賞作品も、同誌のWebサイトにて一部を除き公開されている。名作揃いで知られるちばてつや賞であるだけに大賞以外の作品も見逃せない。
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