異例の22万部突破「日本文学全集」とは? いとうせいこう、円城塔らイベントに登壇

異例の22万部突破「日本文学全集」とは? いとうせいこう、円城塔らイベントに登壇
異例の22万部突破「日本文学全集」とは? いとうせいこう、円城塔らイベントに登壇

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」第11巻/帯装画はイラストレーターの中村佑介さん

小説家の池澤夏樹さん個人編集による「日本文学全集」の第1期となる全12巻がついに完結を迎えるにあたって、それを記念したトークイベント「新訳!艶めく江戸文学」が、12月10日(木)、東京・紀伊国屋サザンシアターにて行われる。

トークには編者の池澤さんのほか、第11巻においてそれぞれ「好色一代男」を訳した島田雅彦さん、「雨月物語」を訳した円城塔さん、「通言総籬」を訳したいとうせいこうさん、「春色梅児誉美」を訳した島本理生さんが登壇する。

全席指定で、チケット料金は1,500円(税込)。

豪華作家陣による新訳「日本文学全集」

「日本文学全集」特設サイトスクリーンショット

2014年11月より刊行をスタートした「日本文学全集」は、第1巻での池澤夏樹さん自身による新訳「古事記」が、発売されるやいなや話題を集め、古典としては異例の5.5万部を突破するヒットをたたき出した。

現代の作家が古典を新訳する全集の刊行が約半世紀ぶりということもあり、シリーズ累計22万部を超えるヒット。全巻定期予約も4000件を超えたという。

9月に刊行された第8巻では、昔話として知られる「こぶとり爺さん」の原話「宇治拾遺物語」の一遍「奇怪な鬼に瘤を除去される」を町田康さんが現代語訳。Webでその一部が無料公開されると、瞬く間に反響を呼んだ。

2016年1月に発売され第1期の最終巻となる12巻に収録される森見登美彦さんによる「竹取物語」や江國香織さんによる「更級日記」はじめ、今後も、高橋源一郎さんによる「方丈記」、内田樹さんによる「徒然草」、古川日出男さんによる「平家物語」、岡田利規さんによる「能・狂言」など、豪華作家陣が多数参加。

今回のトークイベントは、古典を現代に翻訳する魅力をたっぷり聞けるまたとない機会となりそうだ。
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イベント情報

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 第I期 完結記念トークイベント「新訳!艶めく江戸文学」

出演
島田雅彦、円城塔、いとうせいこう、島本理生、池澤夏樹
日時
12月10日(木)
開演
19:00〜
開場
18:30〜
会場
紀伊国屋サザンシアター (紀伊國屋書店 新宿南店7階)
料金
1,500円(全席指定/税込)

【チケット取扱い】
●キノチケオンライン : https://www.kinokuniya.co.jp

●店頭販売

キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5F 10:00~18:30)) 紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F 10:00~18:30)

●お問合せ 03-5361-3321(紀伊國屋サザンシアター 10:00~18:30)
共催:河出書房新社・紀伊國屋書店

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