国際赤十字委員会(ICRC)が、戦争を題材としたコンピューターゲームのプレイヤーに対して、ゲーム内で国際人道法を適用するよう求める声明文(http://www.icrc.org/eng/resources/documents/film/2013/09-28-ihl-video-games.htm)をゲーム開発者に向けて発表した。
赤十字社の主張としては、たとえヴァーチャル空間であっても、現実的な戦場のシーンを描くビデオゲームにおける行き過ぎた武力行使は、現実と同じような方法で罰せられる必要があるというもの。具体的には、兵士としてゲームプレイに参加しているプレイヤーが拷問や民間人・捕虜の殺害などの戦争犯罪を犯した際、味方の軍(チーム)によってプレイから外される、などの罰則を設けるべきだという主張だ。
「メダル・オブ・オナー」や「コール・オブ・デューティ」などのFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)にそういったシナリオが必要だという。
日本でも「非実在青少年」が大きく取り沙汰されたように、フィクション作品におけるキャラクターと現実の人間をない交ぜにして同じ土台に置いて議論されるケースは多々ある。今回のケースは、「ゲーム内で行った悪事に対してゲーム内で裁きを設けるべき」という主張のようだ。いずれにせよ、より高いリアリティを求める傾向にあるヴァーチャル表現や、フィクション作品に対する風当たりの強さは今後も続きそうな気配だ。
赤十字社の主張としては、たとえヴァーチャル空間であっても、現実的な戦場のシーンを描くビデオゲームにおける行き過ぎた武力行使は、現実と同じような方法で罰せられる必要があるというもの。具体的には、兵士としてゲームプレイに参加しているプレイヤーが拷問や民間人・捕虜の殺害などの戦争犯罪を犯した際、味方の軍(チーム)によってプレイから外される、などの罰則を設けるべきだという主張だ。
ゲーム内でも現実のような罰を
赤十字社は戦争を扱うゲームに、上記のようなシナリオや設定がない場合、武力紛争法違反の平凡化につながることを懸念している。プレイヤーがどんな行動を戦争で行うと、何が禁止されるかについて、ゲームに組み込ませて、その報酬と罰からプレイヤーが学ぶことは有用であるという考えのようだ。「メダル・オブ・オナー」や「コール・オブ・デューティ」などのFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)にそういったシナリオが必要だという。
日本でも「非実在青少年」が大きく取り沙汰されたように、フィクション作品におけるキャラクターと現実の人間をない交ぜにして同じ土台に置いて議論されるケースは多々ある。今回のケースは、「ゲーム内で行った悪事に対してゲーム内で裁きを設けるべき」という主張のようだ。いずれにせよ、より高いリアリティを求める傾向にあるヴァーチャル表現や、フィクション作品に対する風当たりの強さは今後も続きそうな気配だ。
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