TwitchやVRChatで活動する人気ストリーマーでありモデルであり俳優のスタンミさんがコミックマーケットに参加するだって?! それもコスプレで!!
12月23日にその一報を報じたKAI-YOU。取材班は12月30日当日、“冬コミ”こと「コミックマーケット105(C105)」の会場である東京ビッグサイトへ向かった。
12月29日・30日と2日間にわたって開催された同人誌即売会は、累計で30万人が参加(各日15万人ずつ)。8月の夏コミからサークルスペース数が大幅増(5000増)、さらには暑さよりも寒さの方が我慢しやすかった(?)からか、夏コミの26万人から4万人増加した。
実際、コミックマーケット準備会の共同代表・市川孝一さんは、事前のKAI-YOUのインタビューで、申し込みサークル数増加の要因として「気候的な要因も考えられる」と答えている。
初日に続き快晴となった2日目の会場で、KAI-YOU取材班は、にじさんじ所属のVTuber・不破湊さんのコスプレを披露するというスタンミさんの登場を、今か今かと待ち構えていたのだった……。
【写真一覧】スタンミさんのにじさんじ・不破湊コスプレ冬コミ昼過ぎから「スタンミさんどこ〜?」状態に
スタンミさんは事前に、自身のXで「スタンミじゃぱんコミケ参加ガイド」なるコミケ初参加者に向けた内容をアナウンス。
コミケのコスプレエリアは3箇所──東8ホール外、南1ホール、西ホールの外にある屋上展示場であり、そのどこかにスタンミさんが現れる可能性がある。場所は当日SNSで告知すると説明されていた。
しかし、昼過ぎ頃からXで「スタンミ」を検索するも、本人のSNSも来場者による目撃報告も確認できない。中には「スタンミさんいつ出るんだろ」「スタンミさんどこ〜」など、KAI-YOU取材班と同じ気持ちの参加者の声もあった。
場所が3箇所とはいえ、例年最も盛り上がるのは屋上展示場のコスプレエリア。一方で、寒い屋外よりも屋内である南ホールを選ぶ可能性も捨てきれない。取材班は、ちょうど中間の位置にポジションを取り、その時が来るのを待っていた。
スタンミ、いざコミケへ「準備完了!更衣室でるぜ!」
14時過ぎ。その時はやってきた。
スタンミさんのXの通知をオンにしていた筆者のスマホに、「準備完了!更衣室でるぜ!」という本人の投稿が表示される。
ついにきた! と同時に、どこにいるんだ! という興奮にも焦りにも似た感情が襲ってきた。いったいどこなのか、何度も何度もXを検索しても、みんなも同じように探している。
そうした中、さらにスタンミさんがXを更新。やはり屋上展示場であることが明らかになり、KAI-YOU取材班は心だけ走らせながら可及的速やかに現場へと向かった(会場では走っちゃだめですよ)。
スタンミ、ついにコミケに降臨す……群衆の中で咲いていた
屋上展示場に着いてあたりを見回すが、スタンミさんの姿はない。
「どこだ! どこにいるんだ! スタンミさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!」と心の中で叫びながら、出現場所と示された付近を徘徊していると……突然大きな人だかりを発見。
その中心に、オーラを放ちながら笑みを浮かべるスタンミさんその人が立っていたのだ。
あまりの人の多さによって、すでに囲み撮影の形がつくられていた。取材班が到着したのが14時20分くらいだっただろうか。到着するなりすぐさま始まった撮影タイムに夢中でシャッターを切る。
しかし遠い……! なかなかスタンミさんの姿をおさめることができない。身動きを取るのも大変なほどの密集の中で、隣の人のファインダー越しにその姿を確認する場面も。
わずか10分! コスプレイヤースタンミの嵐のような降臨劇
それでもシャッターを切りまくり、何人か越しになんとかにじさんじの不破湊さんに扮したスタンミさんの姿を撮影することができた。
と思ったのも束の間、コミックマーケット準備会スタッフの判断で、いったん撮影中止のアナウンス。すでに該当のエリアでは対応できる限界を迎えていたのだろう。
時間にしておよそ10分もなかったと思う。あっという間、嵐のようなコスプレイヤー・スタンミの降臨劇だった。
なお、その後場所を移して再開。本人のXによれば、それでも混雑によって1時間で切り上げられたという(外部リンク)。熱狂の凄まじさを物語っている。
スタンミさんの隣にいたコスプレイヤーは……?
ふと、スタンミさんの隣にいたコスプレイヤーの方はどう感じていたのかと気になった。
最初の撮影の直後、スタンミさんがいったんその場から去るのにあわせて群衆がいなくなると……そこではなんと社畜の人がお仕事をされていた!
突発的に訪れた嵐のような出来事に目もくれず、冷静に仕事をこなしつつ、時には電話にも対応する──まさに社畜の鏡(※一応言っておきますがコスプレイヤーの方です)。
社畜の人のコスプレをしていた人物・はてにゃんさん(@hatenabutyo)に話を聞くと「同じようなイベントでスタッフとして参加しているので全然大丈夫です」と頼もしい一言。
確かに、密集の中から「こちらが通路です」とスタンミさん目当てに集まったファンを誘導する声が聞こえていた。コミケスタッフかと思っていたが、その声の主……あなたでしたか。おつかれさまです!
以上が、「コミックマーケット105」でスタンミさんのコスプレを追いかけた一部始終。筆者は今、圧倒的ビジュアルで君臨したスタンミさんと、思いがけず出会った社畜の人(のコスプレ)──2人を目撃できた事実をエネルギーにこの記事を書き上げている。
記事を読んでいる皆さんにも、終わりが迫った2024年……いや、これから始まる2025年も、そんなエネルギッシュな出会いがあらんことを。
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連載
2024年12月29日(日)・30(月)の2日間にわたって、東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される“冬コミ”こと「コミックマーケット105」(C105)を特集。
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