GLOE株式会社が11月12日、ライブ配信広告サービス・SCOP(スコップ)の正式版を発表した。
SCOPは、ストリーマーや視聴者の熱量を重視した広告モデル。予算や規模でキャスティングされる従来の案件配信とは異なり、SCOPでは、ストリーマーが能動的に商材に共感・ブランドを応援し、自らPR配信を行う。
すでに234名のストリーマーが参加。β版導入企業では、広告効果が最大3.6倍に向上する成果も確認されている。
ストリーマーと出稿ブランドとの共創を目指すSCOP
SCOPは、「ファンマーケティング」「インフルエンサーマーケティング」「広告」の要素を融合させた広告プラットフォーム。
ライブ配信への広告の掲出のほか、ストリーマー・企業担当者間のコミュニケーションの仲介などを担う。
GLOEグループの子会社である配信技術研究所株式会社(以下、配信技研)が開発を主導している。
広告バナー、コメント内に表示されるクリック可能なURLのイメージ画像
参加するストリーマー(SCOPPERと呼称)に対し、SCOPは案件オリエンテーションからブランド・商品理解の促進、サンプリング、表現の質の向上、ライブ配信後の成果の振り返りまでを一貫して支援。
インプレッション・クリック・エンゲージメントといった広告効果に基づいて、成果報酬型でストリーマーに報酬を自動分配する。
出稿者は管理画面上で、毎日のパフォーマンス確認が可能
GLOEは、正式版を起点に、SCOPPERコミュニティを2000名規模へ拡大することを目指すと発表。
広告主が成果をより分かりやすく把握できるようなレポート機能の強化、広告主と配信者の繋がりをさらに強固にする機能拡張といった整備を進めるとしている。
SCOPの可能性と今後の取り組み
ライブ配信文化の裏側を支える配信技研
SCOPを開発するのは、2019年設立の配信技術研究所株式会社。
同社は「個人が発信する文化の時代へ」を掲げ、ライブ配信の構造解析やデータ基盤「Giken Access」を運営してきた。2024年にはGLOEの子会社となり、技術・知見を共有している。
SCOP正式版のローンチパーティー
11月7日(金)には正式版のローンチパーティーを開催。
SCOPPERである参加ストリーマーや、公式ストリーマーのスタンミじゃぱんさん、他業種のマーケターなどが集まり、DJイベントや交流会が行われた。
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