スペイン・バルセロナにある世界遺産に登録されている教会であるサグラダ・ファミリア(日本語名:聖家族贖罪教会)が2026年に完成予定であることが分かった。
サグラダ・ファミリアはその建築費のすべてを個人の喜捨に頼り、初代建築家フランシスコ・ビリャールが民間カトリック団体「サン・ホセ協会」から無償で設計を引き受けたものの、辞任。その後、二代目の建築家アントニオ・ガウディさんが、1926年に亡くなるまで、ライフワークとして設計・建築に取り組んだが未完に終わっている。
ガウディさんは詳細に設計図は残しておらず、ガウディさんの構想に基づいて弟子たちが作成した資料も内戦によって大部分が消失。もはやガウディさんの構想を忠実に再現することは不可能だという意見から、建造を続けるべきか議論もあった。それでもなお、伝承や残されたわずかな資料を元に、時代毎の建築家がガウディさんの設計構想を推測する形で現在も建設が行われている。建設途中ながらも、2005年にはガウディさんの作品群としてユネスコ世界遺産に登録された。
ファウリさんはバルセロナで建築を学び、1990年より31歳でサグラダ・ファミリアの技術事務所に入社。その後、建築士、コーディネーターとして働きはじめている。奇しくもガウディがサグラダ・ファミリアの仕事を開始するのも31歳だった。
※一部固有名詞に誤表記がございましたので、読者の皆様にお詫び申し上げると共に謹んで修正いたしました。
サグラダ・ファミリアはその建築費のすべてを個人の喜捨に頼り、初代建築家フランシスコ・ビリャールが民間カトリック団体「サン・ホセ協会」から無償で設計を引き受けたものの、辞任。その後、二代目の建築家アントニオ・ガウディさんが、1926年に亡くなるまで、ライフワークとして設計・建築に取り組んだが未完に終わっている。
ガウディさんは詳細に設計図は残しておらず、ガウディさんの構想に基づいて弟子たちが作成した資料も内戦によって大部分が消失。もはやガウディさんの構想を忠実に再現することは不可能だという意見から、建造を続けるべきか議論もあった。それでもなお、伝承や残されたわずかな資料を元に、時代毎の建築家がガウディさんの設計構想を推測する形で現在も建設が行われている。建設途中ながらも、2005年にはガウディさんの作品群としてユネスコ世界遺産に登録された。
未完の建築に終止符
そんな複雑な経緯と、豪奢なデザインで世界でも類を見ない知名度を誇る教会であるサグラダ・ファミリアだが、九代目の設計責任者であるジョルディ・ファウリさんが2026年に完成予定であることを発表した。なお、2026年はガウディさんの没後100周年となる命年である。「完成まで300年はかかる」「もはや永遠に完成しないのがかっこいいんじゃないか?」と囁かれていた建築であるだけに、スペインや建築界ではすでに大変な反響となっている。ファウリさんはバルセロナで建築を学び、1990年より31歳でサグラダ・ファミリアの技術事務所に入社。その後、建築士、コーディネーターとして働きはじめている。奇しくもガウディがサグラダ・ファミリアの仕事を開始するのも31歳だった。
完成予想を描いたCG動画
東京オリンピックが2020年、サグラダ・ファミリアの完成が2026年。輝かしい未来はすぐそこまで迫っている。それまでに立派な人間になっているように、少しでも毎日をがんばろうぜ!※一部固有名詞に誤表記がございましたので、読者の皆様にお詫び申し上げると共に謹んで修正いたしました。
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