井上雄彦が巨匠・ガウディを描く──東京、神戸、仙台、金沢、長崎で特別展

井上雄彦が巨匠・ガウディを描く──東京、神戸、仙台、金沢、長崎で特別展
井上雄彦が巨匠・ガウディを描く──東京、神戸、仙台、金沢、長崎で特別展

特設サイトのスクリーンショット

『SLAM DUNK』や『バガボンド』などで知られるマンガ家の井上雄彦さんと、スペインの建築家で「サグラダ・ファミリア」などの作品で知られるアントニ・ガウディさんによるコラボレーション展が、六本木にある森アーツセンターギャラリーにて開かれる。期間は7月12日(土)から9月7日(日)まで。東京での開催以降は、2015年7月にかけて金沢や長崎、神戸、仙台での巡回が決定している。

ガウディの原点に迫る

これは、井上さんが親善大使を務める、日本とスペインの交流などを目的とした「日本スペイン交流400周年」の文化事業のフィナーレを飾るイベントとして開催されるもの。

コラボレーション展では、ガウディさんのこれまでの偉業の紹介をはじめ、ガウディさんに範を求めて、スペイン・バルセロナに赴いた井上さんが、鋭い観察力と創造力で人間・ガウディを描く。

そして、その原点に迫ることで、現在につながるメッセージを表現するという、前代未聞となるプロジェクトになるようだ。

サグラダ・ファミリアに文字を刻む



井上さんは、2011年に、ガウディさんの作品やゆかりのある場所が集まる地・バルセロナに取材で訪れたことがある。

その際に、「サグラダ・ファミリア」にある、様々な言語による聖書の一節が並ぶ〝栄光のファザード〟と呼ばれる扉に、井上さんが書いた「我らを悪より救い給え」という言葉が刻まれることでも話題になった。

そんなバルセロナの旅の記録と、旅から生まれたイラストなどがまとめられた、ガウディさんをテーマにした画集『pepita 井上雄彦meetsガウディ』を発表していることもあり、2013年12月に「日本スペイン交流400周年」の親善大使に任命された。

2つの文化を代表する天才

井上さんは、言わずと知れた名作『SLAM DUNK』をはじめ、、吉川英治さんの小説『宮本武蔵』を原作とした『バガボンド』や、車いすバスケットボールを題材にさまざまな人間ドラマを描いた『リアル』など、画力・ストーリー共に各方面から絶賛される、日本を代表するマンガ家の1人。

加えて、ガウディさんも前述の「サグラダ・ファミリア」や、「エル・カプリッチョ」など、数多くの遺産を残してきた名匠の1人だ。

マンガと建築。2つの文化を代表する天才による展覧会のタイトルは、1月に発表予定だという。

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る

イラスト・アートの週間ランキング

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ