![ラッパーという“キャラクター”とリアルの正体 Moment Joon『日本移民日記』から考える](https://api.kai-you.net/storage/images/upload_images/2023/10/827e3a8c-9b10-4c17-be6b-b31323f7ab96/672x416.webp)
Moment Joon
もーめんとじゅーん
Moment Joonとは、韓国出身で日本在住のラッパー 。
日本のヒップホップシーンや日本の移民や人種差別について、問題提起するようなリリックが特徴的。
初の著書『日本移民日記』の刊行など、書き手としても活躍している。
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概要
Moment Joonとは、韓国出身で日本在住のラッパー 。本名はキム・ボムジュン。自らを移民ラッパーと名乗っている。
リリックでは自身を韓国人の差別用語で自称し、攻撃的な日本人についてや人種差別についてなども表現している。一方で、日本への愛も表現しており、決してヘイトではなく問題提起としての楽曲を世に放っている。
日本に留学生として来日、2年目くらいで表現方法としてラップの道を歩み始める。
また、休学して2012年から21か月間、兵役についた。
楽曲「IGUCHIDO(井口堂)」では自宅の住所まで公開して、そのラッパーとしての覚悟で話題を集めた。
2020年にアルバム『Passport & Garcon』をリリース。同年にはリミックスを入れたデラックス版『Passport & Garcon DX 』を発売。鎮座DOPENESS、ACE COOL、HUNGER(GAGLE)、あっこゴリラら、ラッパーのほか、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、蔡忠浩(bonobos)らを客演に迎えた。
また、2021年の初ワンマンライブ、同年12月の二度目のワンマンでは上記のメンバーやラッパー ・Jinmenusagiがゲストで参戦。
書き手としての活動
Moment Joonによる自伝的小説『三代 兵役、逃亡、夢』は、『文藝』2019年秋季号の特集「韓国・フェミニズム・日本」に掲載。
彼と親や家族の韓国兵役についての経験が生々しく綴られた物語は多くの反響を呼んだ。現在、完全版が『i-D』の公式サイトで公開されている外部リンク。
2021年11月26日(金)には初の著書『日本移民日記』を刊行。日本のヒップホップシーン、日本で呼ばれる「外人」、差別語、詩人・金時鐘との出会いなど、彼の日々の経験と思索から見える日本社会の風景を、鋭く率直な言葉で綴っている。
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