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ACE COOL

えーすくーる

ACE COOL(エースクール)は、1992年生まれ、広島県呉市出身のラッパー。2010年頃から広島を拠点に活動を開始し、2013年に上京した。

自身の経験やコンプレックス、孤独、幸福と不幸などを題材に、ストーリーテリングと哲学・思想を織り込んだリリックを特徴とする。

概要

ACE COOLは中学生の頃、KICK THE CAN CREWのアルバム『VITALIZER』を聴いたことをきっかけにヒップホップへ関心を持った。

高校時代にはレゲエに傾倒し、イベントのラバダブなどにも参加。その後、就職して働きながら歌詞を書き続け、2010年頃から広島でラッパーとして本格的に活動を開始した。

2012年にフリーミックステープ『THE RATS』、2013年に『YOU OUGHT LOOK OUT』を発表。同年、活動拠点を広島から東京へ移した。

2015年にはKEN THE 390が主宰するレーベル「DREAM BOY」へ加入。フリーミックステープ『SEE SEE SEE』『IMPULSE』、EP『MAUE』『present progressive』などを発表した。

韓国のラッパー・SKOLORとのユニット「ASIEN」としても活動している。

DREAM BOYからの作品リリースを経て、2018年頃からエンジニア/プロデューサーのAtsu Otaki(現・OzzyOtaki)が立ち上げたEVOEL STUDIOと連携。作品の方向性やリリース計画を共有しながら、インディペンデントな制作体制へ移行した。

2020年4月、初のフルアルバム『GUNJO』を発表。

2024年5月には2ndアルバム『明暗』をリリース。同作は2025年、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が立ち上げた音楽賞「APPLE VINEGAR -Music Award-」にノミネートされた。

2026年9月16日には約2年ぶりの3rdアルバム『Haigamine』を発表。Jinmenusagi、Bonbero、Siero、BFN TOKYOTRILL、バンド・んoonのJCらが客演として参加している。

代表作に、自身の半生を描いた1stアルバム『GUNJO』、哲学者バートランド・ラッセルの『幸福論』を下敷きにした2ndアルバム『明暗』、故郷・呉の灰ヶ峰からタイトルを取った3rdアルバム『Haigamine』などがある。

Jinmenusagi、Moment Joon、Bonbero、C.O.S.A.、BFN TOKYOTRILLら、国内の様々なラッパー/プロデューサーとも共演。内省的な作品世界と高いラップスキルの双方で評価されている。

プロフィール

  • 名前:ACE COOL
  • 読み:エースクール
  • 生年:1992年
  • 出身地:広島県呉市
  • 職業:ラッパー
  • 活動開始:2010年頃
  • 活動拠点:東京
  • 過去の所属レーベル:DREAM BOY
  • 制作拠点:EVOEL STUDIO
  • ユニット:ASIEN(with SKOLOR)
  • 主なアルバム:『GUNJO』『明暗』『Haigamine』
  • 主なEP:『MAUE』『present progressive』
  • 主な楽曲:「EYDAY」「FUTURE」「虚無主義」「自尊心」「明暗」「Nakatani」

Flexとは異なる「孤高」のラップ

ACE COOLは高いラップスキルを持ちながら、典型的なバトル的な競争や自己誇示を活動の中心には置いていない。

楽曲では自身の弱さや失敗を明かし、幸福、嫉妬、努力、諦めといった普遍的な問題を扱う。

その一方で、ライブや楽曲では鋭いフロウやリズム、ライミングを前面に出すことも多く、内省的なリリックとラッパーとしての強度を同時に成立させている。

ACE COOL自身は、小節末の数文字を明確に揃える押韻だけではなく、言葉のアクセントや発音によってリズムを生み出すことを重視してきたと説明している。

2025年の「APPLE VINEGAR -Music Award-」選考会では、後藤正文がACE COOLについて、ラップの技術や言葉の配置を高く評価。

同時に、一般的なヒップホップの競争的な価値観とは異なる場所で作品をつくる「孤高」の存在として言及した。

流行のサウンドやキャラクターに寄せるのではなく、自身の経験と思考を掘り下げ、完成まで数年をかけてでも一つの作品を構築する姿勢も、その評価につながっている。

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