WIT STUDIO、アニメ『本好きの下剋上』OP映像で生成AIを使用して謝罪 差し替えが決定

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KAI-YOU編集部_アニメ・漫画部門
WIT STUDIO、アニメ『本好きの下剋上』OP映像で生成AIを使用して謝罪 差し替えが決定
WIT STUDIO、アニメ『本好きの下剋上』OP映像で生成AIを使用して謝罪 差し替えが決定

『本好きの下剋上 領主の養女』キービジュアル © 香月美夜・TO ブックス/本好きの下剋上製作委員会2026

アニメ制作会社・WIT STUDIOが、TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』のOP映像において、一部カットの制作工程で生成AIが使用されていた事実を認め、謝罪した。

同作は4月4日に放送/配信を開始して以降、本編を視聴したファンからXなどのSNS上で「OP映像に生成AIが使われているのではないか」という指摘が浮上。

『本好きの下剋上 領主の養女』生成AI疑惑が浮上したシーン/画像はTVerから

こうした指摘を受けて、WIT STUDIOが制作工程の調査を実施したところ、OP映像の一部カットにおいて、実際に生成AIを使用していた事実が確認されたという。

WIT STUDIO「AIを使用することは原則として認めておりません」

WIT STUDIOは発表の中で、「映像制作に関する新技術には常に関心を持って動向を注視しております」とした上で、現状「弊社作品の映像制作に生成AIを使用することは原則として認めておりません」と説明。

実際、WIT STUDIOの背景美術に関する求人ページを見ても、「画像生成系AIを使用したコンテンツはポートフォリオに含めないでください」と明記されていることが確認できる。

WIT STUDIOの背景美術に関する求人ページ/画像は公式サイトから

そうした中で生成AIを使用した経緯については、「弊社の制作管理および検品体制の不備に起因するものであり、一連の事態に対する管理責任を重く受け止めております」とコメント。

続けて「本作品の制作会社として、ファンの皆さま、原作者をはじめとした関係者の皆さまに対し、お詫び申し上げます」と謝罪した。

アニメ『本好きの下剋上』第2話からOP映像を差し替えへ

今後の対応についてWIT STUDIOは、生成AIを使用した該当カットの背景美術を新たに描き直した上で、4月11日(土)放送の第2話より、修正後の背景美術素材を用いた完成版OP映像に差し替えるという。

加えて、本作品において「本カットを除き、生成AIの使用は確認されていない」と報告。美術監督および背景制作会社であるNAM HAI ARTは本件に一切関与していないことも明言した。

『本好きの下剋上 領主の養女』生成AI疑惑が浮上したシーン/画像はTVerから

また、『本好きの下剋上 領主の養女』の製作委員会も公式Xを更新。製作委員会として謝罪するとともに、「株式会社ウィットスタジオと連携のうえ、制作体制の確認および再発防⽌に努めてまいります」と報告した。

なお、すでに各プラットフォームに配信済みの第1話も、 第2話放送後より順次、修正版のOP映像へ差し替え対応を行っていく。

アニメ業界における生成AI使用を巡って “不使用”を明言するケースも

近年、アニメ業界における生成AIの使用を巡っては、使用していると疑われる際の拒否反応をはじめとしたリスクの大きさからか、「使用してない/使わない」といった旨を明確に打ち出すケースが増えてきている。

記憶に新しいのは2025年8月、アニメ『SEKIRO: NO DEFEAT』の制作手法について「生成AIを使用しているのではないか」という疑惑がファンの間で浮上したことがあった。

それに対して、制作会社・Qzil.laが声明を発表。「全編手描きによる2Dアニメーションで制作を進めており、生成AIは一切使用していない」と公式に否定する事態にまで発展した。

ほかにも同年9月には、株式会社ABCアニメーション、株式会社マーベラス、バルス株式会社によるショートアニメプロジェクト「ラノベアニメ」の作品において、生成AI画像の使用疑惑が浮上し、注目を集めた。

創作分野における生成AIの使用を巡っては、常に様々な意見が飛び交っている。アニメーションの制作においても、まだまだその議論は続きそうだ。

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