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WIT STUDIO

うぃっとすたじお

WIT STUDIO(ウィットスタジオ)は、東京都武蔵野市に本社を置く日本のアニメーション制作会社。2012年6月1日設立。代表取締役社長は和田丈嗣。Production I.Gなどを傘下に持つIGポートのグループ会社である。

代表作に『進撃の巨人』Season 1~3、『甲鉄城のカバネリ』『魔法使いの嫁』『ヴィンランド・サガ』Season 1、『GREAT PRETENDER』『王様ランキング』『SPY×FAMILY』などがある。

概要

Production I.Gでプロデューサーを務めていた和田丈嗣、中武哲也らを中心に2012年6月に設立。設立翌年の2013年にアニメーション制作を担当した『進撃の巨人』が国内外で大ヒットし、新興スタジオながら世界的な知名度を獲得した。

和田丈嗣は2005年にProduction I.Gへ入社し、アニメーション制作のプロデューサーとして活動。2012年、IGポートグループ内の新たなアニメーション制作会社としてWIT STUDIOを立ち上げ、代表取締役社長に就任した。

共同創業者の中武哲也もProduction I.G出身のアニメーションプロデューサーで、現在は取締役を務める。

設立直後から大規模なTVアニメ『進撃の巨人』の制作へ取り組み、2013年4月に放送が開始された。

巨人との戦闘や立体機動装置を用いた高速アクションを、手描き作画、3DCG、ダイナミックなカメラワークによって映像化。同作は国内外で大きな人気を獲得し、WIT STUDIOの名前を広く知らしめた。

その後、『鬼灯の冷徹』『終わりのセラフ』『甲鉄城のカバネリ』『魔法使いの嫁』『ヴィンランド・サガ』などを制作。

オリジナル作品にも取り組み、2016年には荒木哲郎監督による『甲鉄城のカバネリ』、2020年には鏑木ひろ監督、古沢良太脚本による『GREAT PRETENDER』を制作した。

2021年には『王様ランキング』、2022年からはCloverWorksとの共同制作で『SPY×FAMILY』を展開。

Netflixとの作品制作も増え、『バブル』『ムーンライズ』『My Melody & Kuromi』『プリズム輪舞曲』など、劇場作品や配信作品へ活動領域を広げている。

2026年には『本好きの下剋上 領主の養女』『春夏秋冬代行者 春の舞』などを制作。

2027年2月には、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』を「東の海(イーストブルー)編」第1話から新たに映像化する『THE ONE PIECE』をNetflixで世界配信する予定である。

立体機動装置による高速アクションをはじめ、手描き作画と3DCG、撮影、美術を組み合わせたダイナミックな映像表現で知られる一方、『王様ランキング』の柔らかなキャラクターアニメーション、『GREAT PRETENDER』の鮮烈な色彩、『SPY×FAMILY』の日常芝居など、作品に応じて大きく異なる画づくりを行っている。

2026年には設立15年目を迎え、2027年には漫画『ONE PIECE』を第1話から新たにアニメ化する『THE ONE PIECE』をNetflixで世界配信予定。日本のアニメーションを世界へ発信するスタジオとして活動を続けている。

主な作品

  • 『進撃の巨人』Season 1~3(2013年~2019年)
  • 『ハル』(2013年)
  • 『鬼灯の冷徹』(2014年)
  • 『終わりのセラフ』(2015年)
  • 『甲鉄城のカバネリ』(2016年)
  • 『魔法使いの嫁』(2017年)
  • 『ヴィンランド・サガ』Season 1(2019年)
  • 『GREAT PRETENDER』(2020年)
  • 『王様ランキング』(2021年)
  • 『SPY×FAMILY』(2022年~/CloverWorksとの共同制作)
  • 『バブル』(2022年)
  • 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 放課後のブレス』(2023年)
  • 『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(2023年)
  • 『GREAT PRETENDER razbliuto』(2024年)
  • 『異世界スーサイド・スクワッド』(2024年)
  • 『ムーンライズ』(2025年)
  • 『My Melody & Kuromi』(2025年)
  • 『プリズム輪舞曲』(2026年)
  • 『本好きの下剋上 領主の養女』(2026年)
  • 『春夏秋冬代行者 春の舞』(2026年)
  • 『THE ONE PIECE』(2027年)

Production I.Gから生まれた新スタジオ

WIT STUDIOは、Production I.Gでアニメーション制作に携わっていたスタッフを中心に誕生した。

代表の和田丈嗣、共同創業者の中武哲也だけでなく、キャラクターデザイナー/アニメーターの浅野恭司をはじめ、Production I.G作品に参加してきたクリエイターが初期から制作を支えた。

親会社であるIGポートは、2012年6月にWIT STUDIOを子会社として設立している。

そのためProduction I.Gから完全に独立した企業というより、同じIGポートグループ内に異なる制作チーム/スタジオを新設した形に近い。

和田丈嗣はその後もWIT STUDIO代表を務めながら、2020年にProduction I.G副社長、2022年には同社代表取締役社長へ就任。

2026年現在、両スタジオは別会社として作品を制作しながら、同じグループ内で事業を展開している。

『進撃の巨人』で世界的なスタジオへ

WIT STUDIOの歴史を語る上で欠かせない作品が、2013年に放送開始されたTVアニメ『進撃の巨人』である。

諫山創による漫画を原作に、荒木哲郎が監督、浅野恭司がキャラクターデザイン、澤野弘之が音楽を担当。

特に注目されたのが、立体機動装置を用いた戦闘表現だった。

キャラクターが建物や森林の間を高速で移動する様子を、手描きのキャラクター作画と3DCGによる背景・カメラワークなどを組み合わせて表現。

巨大な「巨人」と人間とのスケール差や、空間を縦横無尽に移動するスピード感をアニメーションならではの映像へ変換した。

アニメ版の世界的なヒットによって、設立から間もないWIT STUDIOも国内外のアニメファンから広く認知されるようになった。

WIT STUDIOは2013年のSeason 1から2019年のSeason 3までアニメーション制作を担当。

2020年から始まった『進撃の巨人 The Final Season』では制作会社がMAPPAへ変更された。

作品側のプロデューサーによれば、Season 3制作中にWIT STUDIO側から相談があり、物語が海へ到達して一つの区切りを迎えたことや、スタジオのクリエイターがさらに新しい作品へ挑戦することなどを背景に制作会社を変更したという。

WIT STUDIOはシリーズを離れた後も『進撃の巨人』との関係を継続しており、描き下ろしイラストや関連商品の制作などを行っている。

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