ピクシブ株式会社が、同社の運営するECサービス「BOOTH」における、3Dモデルの取引データや成長の背景を紹介するレポート「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書2026」を公開した。
発表によると、BOOTHにおける3Dモデルカテゴリの取扱高は年々拡大を続けていて、2025年には約104億円を突破。
2024年の約58億円に対して前年比約179%と大きく増加し、同カテゴリの年間取扱高は、はじめて100億円を超える規模に達した。
BOOTH 3Dモデルカテゴリの取引高推移
VR文化と共に盛り上がりを見せる「BOOTH」
BOOTHではもともと、同人誌や同人グッズなどの流通が主流だった。一方近年は、VRChatなどのソーシャルVRで使用されるアバターやアイテムの販売プラットフォームとしても浸透している。
さらに、VRに特化した即売会「BOOTH Festival VRChat Edition」の企画などでも注目された。
「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書2026」によると、市場規模の拡大とあわせて、注文件数および注文者数も増加。特に注文件数の伸びは著しく、2025年には年間で約774万件に達したという。
BOOTH 3Dモデルカテゴリの注文件数推移
注文者数も増加傾向にあるが、それを上回るペースで注文件数が増えているのが特徴。これは新規ユーザーの増加に加え、既存ユーザーによる「継続的な購入」が増えていることを示している。
BOOTH 3Dモデルカテゴリの注文者数推移
「10万円以上」の支出層が増加
1人あたりの注文件数が増加していることからも、3Dモデルを一度購入したユーザーが、その後も衣装やアクセサリーなど複数の商品を買い求めている傾向が見て取れる。
BOOTH 3Dモデルカテゴリのユーザーあたり平均注文件数推移
ユーザーの年間支出額を見ると、幅広い層が存在していることが確認できるが、2025年は「年間で10万円以上を支出しているユーザー数」が、「5万円以上10万円未満の層」を上回った点が特徴的。
3Dモデルへの年間収支額とユーザー数(万人)
また、3Dキャラクター(アバター)商品の価格帯別に注文件数を確認すると、5000円から6999円の価格帯において最も多く取引が行われていた。
この価格帯は、人気やクオリティを備えた商品が多く、ユーザーから安定して選択されやすい傾向にあるようだ。
3Dキャラクターの価格帯と注文件数(万件)
今までの取り組み、これからの取り組み
BOOTHではこれまで、Webサイト内にとどまらず、pixivでの投稿企画やVRChatワールドと連動したイベントの開催、購入したファイルを管理するためのデスクトップアプリケーションの提供などを行ってきた。
今後も創作活動の成長を支えるため、クリエイターとユーザーに貢献できるよう、「ライブラリの網羅性・検索性改善」や「新しいお支払い方法の追加」など、さらなるサービスの拡充を目指していくとしている。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント