主人公ユウ≒読者が『リバクロ』で何を見つけるか
──お話を聞いていると、日曜朝という子ども向けの時間帯に、あえてアンダーグラウンドなクラブカルチャーの要素を全面に押し出した佐藤さんの代表作『交響詩篇エウレカセブン』のコンセプトも思い出されます。
佐藤大 僕は昔から、放送してすぐではなく、十年後くらいに評価されるような作品ばかりつくってしまうところがあるのかもしれません(笑)。
今回の『リバクロ』も、もちろんリアルタイムで話題になってほしいですが、未来に読み返されたときにも価値を感じてもらえる作品になればいいなと思っています。
佐藤大さんと三浦紹さん
──ありがとうございます。『リバクロ』の物語が今後どのように広がっていってほしいか、お二人の考える将来的な展望を教えてください。
三浦紹 まずは何より、「とにかく読んでほしい」というのが一番の願いです。Webtoonの中では相当な“異物”として受け取られると自覚しています。だからこそ、「よくこんなものを出したな」と話題にしてもらえたら嬉しいですね。
その上で、盛り上がった暁には、Webtoon本編の続編はもちろん、アニメ化企画や「ReVers3:x」によるバーチャルライブなど、多面的なクロスメディア展開にもつなげられたら嬉しいですね。
ICQが歌う『リバースクロス -プロンプトの魔術師-』のテーマソング「HYPERSONIC」ジャケット。漫画の連載開始にあわせてリリースされた
佐藤大 繰り返しになりますが、僕は『リバクロ』の物語はとてもシンプルな成長譚だと思っています。主人公の「ユウ」という名前には、英語の“You(あなた)”という意味も込めてあります。
彼女が『リバースクロス -プロンプトの魔術師-』という物語の中で何を見つけ、最後に何を手に入れるのか。その過程を、ぜひ読者のみなさん自身の物語として、一緒に追体験してもらえたら嬉しいです。
※『リバクロ』制作スタッフの佐藤大さん、三浦紹さん、伊波真人さんによるトーク配信が11月22日(土)20時ごろから配信!(アーカイブあり)
『リバクロ』制作スタッフの配信を見る『リバースクロス -プロンプトの魔術師-』を読んでみる
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