Westside Gunnはニューヨークスタイルのハードコアなステージを再現
観客の携帯のライトに照らされ、Westside Gunnさんが姿を見せる。開幕を告げるナンバーは「Kelly's Korner」。これまでのゲストアクト、DJが温めてきたステージに足を踏み入れた彼は、一瞬で会場の空気を支配した。
さらに、サプライズゲストとして盟友・Smoke DZAさんも登場し、「Rayfuls Plug」「Gustavo」「Eric B」といったハードコアな楽曲をともにパフォーマンス。Smoke DZAさんは「Drug Trade」といった自身の楽曲も披露した。
Westside Gunnさん
Westside Gunnさん
「次の曲は超やばいぜ」——そう言い放ったWestside Gunnさんは「freestyle」をパフォーマンス。イントロがかかると同時に大歓声が沸いた。DJが要所で音を抜き、ステージが静まる瞬間も、彼は一切ぶれずアカペラでラップを続ける。ニューヨークのストリートで磨かれたフィジカルなラップで観客を惹きつけた。
勢いそのままに、ストリートのイズムを詰め込んだ「OUTLANDER」や、スローテンポでムーディーな「Love U」「Big Ass Bracelet」を続けて披露し、さらにGriselda名義のアルバム『WWCD』より「DR BIRDS」もパフォーマンス。
Westside Gunnさん
Westside Gunnさん
輝かしいステージの締めくくりとして披露されたのは、自身初のスタジオアルバム『Flygod』からの「Mr.T」。観客の熱気と余韻が入り混じる独特の空気がフロアを包み込んでいた。
言語の壁を越え、終始大歓声を浴び続けたWestside Gunnさん。最後は「ありがとう!」と日本語で感謝を伝え、惜しまれつつもステージを後にした。
グローバルアーティストとの共演──国内シーンに訪れる新潮流
CFN MALIKさんの登場からWestside Gunnさんのライブ終幕まで、およそ3時間にわたるイベントとなった。どのアーティストもMCやトークに時間を割かず、息つく間もなく楽曲を畳みかけるように披露していた姿が印象的だ。
そんな中、AwichさんはMCで「Westside Gunnみたいなアーティストをたくさん呼んで、ごちゃ混ぜにしたい。こういうイベントを短いスパンでやりたいと思っています」と宣言。一過性のイベントで終わらせるつもりはないようだ。
Westside Gunnさん
海外アーティストを招いたイベントといえば、10月3日・4日に横浜アリーナで開催された音楽フェス「FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL」も記憶に新しい。
そうした流れを受けて開催された今回のイベントは、国内ヒップホップシーンが新たな局面へと踏み出していることを強く感じさせるものとなった。
「and supported by Ploom」の会場
「and supported by Ploom」の会場
また会場では、JT協賛による加熱式たばこブランド「Ploom AURA(プルーム・オーラ)」ユーザー限定の観覧エリアやPloom SMOKIN LOUNGE などが設けられ、ライブを観ながら「Ploom AURA(プルーム・オーラ)」で喫煙を楽しんだり、ラウンジでゆったりと寛ぐ来場者も多数見られた。
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イベント情報
and supported by Ploom
- 日程
- 2025年10月12日(日)
- 時間
- 24:00 OPEN ※翌13日(月)0:00 Spotify O-EAST/ 23:00 OPEN(東間屋)
- 会場
- Spotify O-EAST & 東間屋
- 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目148
- 出演
- LIVE:Westside Gunn
- Awich / CFN MALIK / Gottz&MUD /JP THE WAVY
- DJ(O-EAST)
- BiBiYUA / coldie / Minnesotah / U-Lee
- DJ(AZUMAYA)
- AKARI / Aspen Laws / AURAL / D1&KROMAGNON / hayato hattori / New J / Yuna Yabe
- 協賛
- JT
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