TVアニメ『勇者のクズ』の放送日が2026年1月に決定した。あわせて、ティザーPVとメインスタッフの情報も解禁された。
監督をウシロシンジさん、シリーズ構成・脚本を加藤陽一さんが担当。2人は、アニメ『妖怪ウォッチ』でも監督・シリーズ構成を担当している。
Web小説から同人誌、商業連載を経てアニメ化される『勇者のクズ』
『勇者のクズ』は、ロケット商会さんが小説投稿サイト「カクヨム」で連載していたweb小説。「第1回カクヨムweb小説コンテスト」の現代アクション部門で大賞を受賞するなど、高い評価を獲得している。
現在は、リイド社の漫画サイト「コミックボーダー」でコミカライズの商業連載版が連載されている。
本作のコミカライズは、作画を担当しているナカシマ723さんがロケット商会さんと契約を交わし、自主制作の同人誌として制作を開始。
『勇者のクズ』同人版1巻/画像はAmazonから
同人版は1巻だけで累計5000部以上を売り上げ、「次にくるマンガ大賞」では2020年、2021年にWebマンガ部門へ連続でノミネート。
同人版が話題を集めたこともあり、2022年2月18日からは、同人版に加筆修正を加えた商業版の連載が「コミックボーダー」でスタート。原作小説が公開された2016年から10年近くの時間をかけて、アニメ化へと辿り着いた。
裏社会の悪人を狩る勇者たちを描く『勇者のクズ』
『勇者のクズ』の舞台となるのは、21世紀半ばの東京。
作中の世界では、エーテル(魔力)の強化手術によって魔王となったマフィアが裏社会を支配。そして、魔王に対抗する賞金稼ぎ・勇者たちによるマフィア狩りが合法化されている。
本作の主人公となるのは、フリーランスの勇者・ヤシロ。彼と、弟子になる勇者志望の女子高生3人組の異能アクションが描かれている。
アニメ版の制作は2025年3月15日に発表。放送は日本テレビ系、制作はアニメ『ポケットモンスター』や『薬屋のひとりごと』を手がけるOLMが担当している。
『妖怪ウォッチ』のタッグが再集結
今回発表された、メインスタッフのなかには監督としてウシロシンジさん、シリーズ構成・脚本として加藤陽一さんが名前を連ねる。
この二人はアニメ『妖怪ウォッチ』『マジカパーティ』でもタッグを組んで活躍しており、他にも子ども向けのギャグアニメの作品もいくつか手がけていることで知られている。
また、キャラクターデザインをつとめる村上李香さんは、『僕のヒーローアカデミア』の作画監督、『ゾイドワイルド』のキャラクターデザインを手がけてきている。
【アニメ『勇者のクズ』メインスタッフ】
原作:ロケット商会
漫画:ナカシマ723 (リイド社「コミックボーダー」連載)
監督:ウシロシンジ
シリーズ構成・脚本:加藤陽一
キャラクターデザイン:村上李香
色彩設計:近藤直登
美術監督:井上一宏
撮影監督:江間常高
編集:渡辺直樹
音響監督:えのもとたかひろ
音楽:末廣健一郎

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