にじさんじ「VOLTACTION」初ライブレポート 4人の努力が生んだ結晶のような瞬間

新プロジェクトからセラフ・ダズルガーデンのセンター曲披露

興奮冷めやらぬまま、観客はアンコールを要求。

するとステージ上のモニターに「NOW CHARGING」の文字と、何やら思わせぶりなゲージが表示された。ゲージの数値はゆっくりと上昇していき、100%を迎えた……さらにそのまま一気に加速し、1000%に。

1000%の表示……これは……

そんな演出から間髪入れずにはじまったのが、なんと「マジLOVE1000%」(ST☆RISH)! 粋なサプライズに、観客は完璧なコーレスで歓喜を体現する。

最高の選曲に、会場も配信のコメント欄もこの日一番の盛り上がりを見せ、“VOLT☆CTION”もといVOLTACTIONのアンコールパートがスタートした。

アンコールは「マジLOVE1000%」からスタート!

続くMCでメンバーから「これがやりたかった」「コール完璧で笑った」という感想が飛び出せば、客席も笑顔がこぼれる。

記念撮影を経て、ライブ開催を記念したブロマイドセットの販売、「TAKE ACTION」のパフォーマンスビデオ投稿、また各メンバーをセンターに据えた季節曲プロジェクト「VOLTACTION in the Seasons of Love?」が告知された。

「VOLTACTION in the Seasons of Love?」

そして同プロジェクトより、この日はセラフ・ダズルガーデンさんがセンターの春曲「Sanctuary」が披露されることに。

揺蕩(たゆた)うようなフューチャーサウンドから、突然曲調が変わってのダンスパート。さらにセラフ・ダズルガーデンさんと渡会雲雀さんさんによる高音粋のハモりや、セラフ・ダズルガーデンさんの「ねえ、聞いて」というセリフがファンの心を撃ち抜いた。

セラフ・ダズルガーデン「ねえ、聞いて」

記念すべき1stライブ、その最後を飾るのはオリジナルバージョンの「インレイド」。2024年夏以降はダンスリミックスを聴く機会も多かったからこそ、改めてオリジナルバージョンの力強さと疾走感が際立ち、4人の所作もより荒々しいものに。

間奏では風楽奏斗さんが転倒するアクシデントもあったが、勢いそのままにパフォーマンスを続け、ラスサビでは銀テープが発射。当日一番の盛り上がりの中、メンバーはそれぞれの胸中を真摯な言葉で届け、伝説の1stライブは幕を下ろした。

最後もビシッと決めた……と思ったら、

パフォーマンス中に転倒していた風楽奏斗さんをいたわるメンバー

わちゃわちゃ

大舞台を一度じゃ終わらせない──VOLTACTIONの決意

セラフ・ダズルガーデン「1回じゃ終わらせないですよね?」

セラフ・ダズルガーデンさん
「本当にこんなに大きな舞台に立てるなんて夢のようです。一生忘れられない思い出になりました。みんなも良い思い出になったかな? 1回じゃ終わらせないですよね?俺たち頑張っていくので、引き続きよろしくお願いします」

四季凪アキラ「ここ、そして画面の向こうにいるみなさんのおかげです」

四季凪アキラさん
「去年の150daysから始まって、今年はいろいろなものに挑戦していった年になりました。その中で苦手なことや挫折しそうになることがいっぱいあったんですけど、それを乗り越えられたのはここ、そして画面の向こうにいるみなさんのおかげです。本当にありがとうございました」

渡会雲雀「本当にみんなに会いたかったし、直接声を届けたかった」

渡会雲雀さん
「本当にみんなに会いたかったし、直接声を届けたかった。150daysからの俺らの成長を見てくれましたか?まだまだここから、新生VOLTACTIONとしてたくさん応援してください。本当に楽しかったです、ありがとうございました」

風楽奏斗「ラストはここ1年で一番こけたけど、マジで痛くなかった」

風楽奏斗さん
「ラストはここ1年で一番こけたけど、マジで痛くなかった。イヤモニ外さなくても聞こえるくらい、みんなのパワーを出してくれたから。また絶対にこういう機会を掴み取れるように頑張るので、みなさんよろしくお願いします。今日はありがとうございました」

そしてマイクを通さず、肉声で4人からお礼の言葉を届けた。これ以上ないプレゼントに、観客は大歓声と喝采でメンバーの退場を見送った。

最後の最後、影ナレでの四季凪アキラさんの涙声と、それを励ます3人の声は、配信にもしっかり記録されていたことをここに書き残しておきたい。

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