ライバーの落書き、私物、コスメ……臨場感/実在感を与える展示物
筆者は、VTuberのリアルイベントは、“臨場感/実在感”が重要なひとつのキーワードだと考えている。
画面の中にしか存在しておらず、たとえリアルライブの現地に行ったとしても、スクリーン越しにしか会うことができない2次元の存在。
そんなVTuberといかに“会えた”と擬似的にでも体験してもらうか、いかに“推しが自分と同じ世界に生きている”と感じてもらうか──それが展示物やステージの肝になっているのだと思う。
だからこそ、展示物には、ライバーが手描きしたと思われる落書きやサインがいくつも散りばめられている。来場者たちはそれらをしきりにカメラにおさめていた。
月ノ美兎さん、笹木咲さん、椎名唯華さんのものと思われる楽曲「てんやわんや、夏。」の落書き
また、「にじさんじフェス」の恒例企画となった、私物や私服などが展示される「樋口楓 presents ライバー私物展示」や、ライバーが普段使用している香水を展示する「レイン・パターソン presents 香水展示」のコーナーも、その発想の延長線上にあると言える。
特に私物展示の人気は凄まじく、閉場時間ギリギリまでファンが詰めかけていた。
月ノ美兎さんが動画「配信中に名前が出た食べ物だけで生活しよう!!」で食べた(舐めた)石
バーチャルな“推し”という存在に対して、リアリティ(実感)を持って、最高に楽しい思い出を残す──あの日の幕張メッセは、そのためにあった。

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6件のコメント

匿名ハッコウくん(ID:12038)
男性来場者も2〜3割はいたと思います
匿名ハッコウくん(ID:12037)
流石に9割は飛ばし記事過ぎるし偏向すぎない?wと思ったら記者さんの体感ですか
その体感をさも事実かのように記事タイトルにするのは流石にどうかと思いますよ
匿名ハッコウくん(ID:12036)
体感、男性も3〜4割居た気がするけどなぁ?