ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」(通称スマブラ)シリーズの開発ディレクター・桜井政博さんが、新作ゲームの存在を明らかにした。
これは10月22日に公開された、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の更新最終回の中で発表されたもの。
桜井政博さんによれば、2021年7月ごろ『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラSP)』の有料追加コンテンツの制作と並行し、「某所からの依頼に基づき、とあるゲームソフトの企画をマッハで書き上げ」ていたとのこと。
詳細については不明なものの、桜井政博さんは「もしちゃんとつくれていれば、いずれ発表されることでしょう」と述べた。
最後のDLC配信から3年──「スマブラ」コミュニティで高まる期待
桜井政博さんは、「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「星のカービィ」の生みの親としても知られる有限会社ソラのディレクター/ゲームクリエイター。
2022年8月にYouTubeチャンネルを開設すると、ゲーム開発ノウハウやゲームの面白さに関する動画を公開してきた。今回公開された動画はその最終回となる。
「桜井政博さん」「新作ゲーム」という並びとくれば、やはり期待が高まるのは、本人が開発ディレクターをつとめる「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズの次回作だろう。
現行の最新作『スマブラSP』(Nintendo Switch)の発売日は、2018年12月と約6年前。最後のダウンロードコンテンツを飾った「キングダム ハーツ」ソラの配信日である2021年10月から数えても、もう3年経っている。
任天堂が、Nintendo Switchの後継機種を今期(2025年3月まで)中に予告することを発表している現在、「スマブラ」の競技コミュニティを中心に、新たな展開が待たれている。
桜井政博が語った「スマブラ」次回作の可能性「任天堂と協力して進めたい」
桜井政博さんは「スマブラ」次回作の可能性について、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の中でも、度々意味深なコメントを残している。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』(Will)を開発することになった経緯を語った動画では、「今のところ私が外れた『スマブラ』をイメージできていません」と言及。
「次の制作はあり得ると思いますが、その手法についてはいろいろ手を打つ必要があります」「私もできることを任天堂と協力して進めたい」とも語っていた。
「同じように拡大路線になることはありえない」
一方、『スマブラSP』の企画・コンセプトについて語った動画の中では、「次が無い!とは言い切れない」としつつ、「非常に難しいところに来ているような気がします」とコメント。
少なくとも、過去に登場した全ファイター(操作キャラクター)の全員登場を実現した『スマブラSP』と「同じように拡大路線になることはありえない」と考えていることを明らかにした。
2022年4月から制作・開発が進めていることも示唆されている(※)桜井政博さんの新作ゲーム。
「私自身いつゲーム業界から降りるかわからない年になりました」とも述べた桜井政博さんの新作は、果たして「スマブラ」なのか。それとも他のゲームなのだろうか。
(※)YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の動画は、『スマブラSP』の開発終了した2021年11月から“新作ゲーム”の開発チームが組閣された2022年4月までの間に撮影されていたことが今回明らかとなった。
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