イギリス文学者/批評家の北村紗衣さんによる書籍『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』が書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)から11月12日(火)に刊行される。
書肆侃侃房は、「クラシックな名作から近年の話題作まで、労働問題、恋愛とセックス、フェミニズム、クィア、人種、民族など、多様な視点から厳選した100本の映画ガイド」と本書を紹介。
女性であること、少数派であること、自分自身でいることの楽しさに気づける一冊になっているという。
これまで映画や文学作品を紹介してきた著者による映画ガイド
北村紗衣さんは、武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。
ウィリアム・シェイクスピアさんの作品、舞台芸術史、観客研究、フェミニスト批評を専門としながら、数多くの映画を各メディアや自身のブログで紹介してきた。
著書は『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』など。
こちらでも、映画や文学などをフェミニズム批評の立場から紹介し、作品を理解し楽しむための方法についてまとめている。
クラシックな名作から近年の話題作まで100本の映画を厳選
『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』では、『女だけの都』のような古典映画から2023年の『バービー』まで紹介。
この他にも『エイリアン』のようなSFホラー、アクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』やNASAで活躍した黒人女性の伝記映画『ドリーム』など、改めて注目すべき作品を幅広く取り揃えている。
北村紗衣さんのXによれば、今回の書籍では「短い時間でいくつかコラムを読んで、面白そうな映画があったら配信で見てみようか」といった読まれ方を想定(外部リンク)しているとのこと。
これまでの著作に比べると空き時間などに気軽な形で作品に触れられる構成となりそうだ。
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