映画「マッドマックス」シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』の公開を記念し、監督のジョージ・ミラーさんと漫画家・原哲夫さんの特別対談が行われた。
原哲夫さんはかねてから「マッドマックス」シリーズのファンを公言。ジョージ・ミラー監督は、人生の師とも呼ぶべき存在だ。
代表作『北斗の拳』で描かれている、荒廃した世界を暴力で支配するバイカー集団や絶望の中でも生き抜く主人公の姿といった要素は「マッドマックス」シリーズから多大な影響を受けているという。
今回の対談の全文は、雑誌『映画秘宝』の7月号に掲載。同号の表紙には、原哲夫さんが描き下ろしたフュリオサの特別イラストが使用されている。
原哲夫も絶賛の『マッドマックス:フュリオサ』
原哲夫さんは、『北斗の拳』や『花の慶次』で知られる漫画家。
ファンを公言していた「マッドマックス」シリーズの最新作『マッドマックス:フュリオサ』に対しては「すべてが最高!冒頭から最後まで面白かった!」と絶賛。
「私もジョージ・ミラー監督から多くの影響を受けたひとり。もう無いだろうと思っていたら、そんな創り方があるのか!?と、まだまだ新しい映像世界を見せてくれることに、本当に頭が下がる思い」と熱烈なメッセージを送っていた。
原哲夫とジョージ・ミラー、はじめての邂逅
今回は、『北斗の拳』の連載から40年を経て、ジョージ・ミラーさんとの初めての対談が実現した。
オンラインでジョージ・ミラーさんと対面すると、原哲夫さんは「まさか40年の時を経て、お会いできる日がくるとは思わなかった」「お会いできてとても光栄です」と感激。
対談の中で、原哲夫さんインスピレーションの源を尋ねると、ジョージ・ミラーさんは「私が大切にしているのは“好奇心”です」と回答。
「私の場合は映像やビジュアルで表現をしていますが、一般的にストーリーを創り上げるということは、何千年という時間をかけても決して極めることはできません。ですが、“好奇心”さえあれば、創り続けることが出来るのです」と語った。
原哲夫さんから「Dear George」のサインとフュリオサが描かれた特別イラストが贈られ、対談は終了。
対談後、原哲夫さんは「想像以上に優しく、僕のこともご存じでいてくださって、フランクに話しかけていただき嬉しかったです」とコメント。
「これからもミラー監督を応援していきたいと思います」「もっと色々な世界を見せてほしいです」「僕もそれを追いかけていきたい」と愛を語ったという。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10347)
「北斗の拳」は「マッドマックス」の世界観そのままで、初期に登場する敵も「マッドマックス2」という感じなので、お二人の対談は興味深く読ませていただきました。