兎田ぺこらの『ドラゴンボール』実況に注目
この週、存在感を発揮したのが、女性VTuberグループ・ホロライブ所属のVTuber・兎田ぺこらさん。
“ぺこーら”の愛称で親しまれる兎田ぺこらさんは、2023年女性ストリーマー総再生時間ランキングで1位になった実績を持つ、世界トップクラスの女性ストリーマー。
「〜ぺこ!」というチャーミングな口調の軽快なトーク、明るく元気な性格で、多くのVTuberファンから愛されている。
兎田ぺこらさんの配信の内容は、様々なジャンルのゲーム実況から、芸人さながらのリアクション・トークスキルを炸裂させるバラエティ系の企画まで多岐に渡る。2023年には自身初のソロライブを有明アリーナで成功させ、その人気の凄まじさを改めて印象付けた。
兎田ぺこらさんは当週、アニメ『ドラゴンボールZ』の物語を追体験できるゲーム『ドラゴンボール Z KAKAROT』を実況プレイし、最高同接約16万を記録した。
本連載「Weekly HOT Streaming」を遡ってもらいたいのだが、最高同接10万以上を記録する配信の多くは、たくさんの出演者が参加する大型コラボやイベント企画、誕生日などの記念的なもの。
国内のストリーマーが、普通の「ソロのゲーム実況」配信で、この数字を叩き出すのはなかなか珍しい。
今回、こんなにも同時接続者数が伸びた要因は、まず兎田ぺこらさんの元々の人気のポテンシャルと『ドラゴンボール』の作品人気が掛け算されたこと。
そして、兎田ぺこらさんがゲーム上のシナリオで描かれる「サイヤ人編」〜「魔人ブウ編」の直前まで原作漫画を読み込んでから本作をプレイし、令和の現在に『週刊少年ジャンプ』作品の金字塔である『ドラゴンボールZ』の完全初見の新鮮なリアクションを見せたことにある。
ガーシー「二度とやりたくない」配信活動を再開
最後に、ランキング外のトピックスもご紹介。
有名芸能人らへの暴力行為法違反(常習的脅迫)などの罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けたガーシーこと東谷義和さんが、5月1日にYouTubeとInstagramで生配信を実施。被害者への謝罪や今後の方針について語った(外部リンク)。
東谷義和さんは、担当弁護士である高橋裕樹さんのYouTubeチャンネルで「今後の活動と絶対に許せない〇〇を告発」というタイトルの配信に登場。被害者へ謝罪の言葉を述べるも、開始からわずか数分でYouTube側の対応により配信は停止された。
(現在、該当の配信は「この動画は利用規約への違反により削除されました」との文言が表示されている)
東谷義和さんは直後、知人である菊地勲さんのInstagramから生配信を再開。今後については、メディア露出含む仕事のオファーを受けていくとしており、SNSなどでの発信活動を再開する意向も示した。
さらに東谷義和さんはツイキャスのアカウントを開設。5月7日現在、フォロワーは2000人を突破している。裁判では「正直、二度と(配信を)やりたくないです」と語っていた東谷義和さん。今後の動向に注目が集まる。
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連載
ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。 政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。 なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。
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