集英社が、『週刊少年ジャンプ』の掲載内容を発売日前に流出させる「早バレ」行為を行っていた容疑者が逮捕されたとの報道に対して声明(外部リンク)を2月5日に発表した。
声明によると、今回逮捕されたのは東京都内で法人を運営する経営者たち。熊本県警・新潟県警の合同捜査本部により、著作権法違反の疑いで逮捕された。
『週刊少年ジャンプ』を発売日前に入手、デジタルデータ化し、海賊版投稿サイトへ無断でアップロードしていた疑いが持たれている。
漫画業界を悩ませる海賊版
漫画の海賊版投稿サイトや違法ネタバレサイトが市場に悪影響を与えていることは、これまでも指摘されてきた。
2022年2月には、ネタバレサイト「漫画ル ~無料漫画感想ネタバレビュー」の運営者が福岡県南警察署により書類送検。
2022年7月には、KADOKAWA、集英社、小学館が連名で違法アップロードサイト「漫画村」の運営者を提訴するなど、業界全体を挙げて対処が続けられてきた。
集英社は「極めて問題視しています」と非難
今回の声明で集英社は、「早バレ」行為のことを「発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うもの」「極めて問題視しています」と非難。
「今回の容疑者逮捕は問題解決に向けた大きな前進」「ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待」するともしており、今後も対応を続けていくことを明らかにしている。
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