“元KOHH”こと千葉雄喜、文芸誌『文學界』でエッセイ連載開始

“元KOHH”こと千葉雄喜、文芸誌『文學界』でエッセイ連載開始
“元KOHH”こと千葉雄喜、文芸誌『文學界』でエッセイ連載開始

千葉雄喜(KOHH)さん/写真:平松市聖さん

ヒップホップアーティストのKOHHとして活動していた千葉雄喜さんが、文芸誌『文學界』で「千葉雄喜の雑談」と題したエッセイ連載を開始することが明らかとなった。

掲載されるのは、12月7日(木)に発売される『文學界』1月号となる。 『文學界』が公開した目次では「KOHHを引退して二年。いま、千葉雄喜が考えていること、していること」と記載。

同編集部によれば、第1回は、引退後の音楽との関わり合い方、母について、そして新しい家族について書かれているという。現在の胸中を知ることのできる貴重な内容となりそうだ。

日本のヒップホップシーンを変えたラッパー・KOHH

KOHHさんは、1990年4月22日生まれ、東京都北区王子出身のラッパー。本名は千葉雄喜。

2008年より活動を開始。独自の語りかけるようなフロウと、当時の日本ではまだマイナーだったヒップホップのサブジャンル「トラップ」を普及。

日本のヒップホップシーンに絶大な影響をもたらし、多くのフォロワーを生んだ。

海外からの評価も高く、マライア・キャリーさんとの「Runway」、宇多田ヒカルさんとの「忘却」、韓国のラッパー・Keith Apeさんとの「It G Ma」、中国のヒップホップクルー・Higher Brothersとの「We Talkin Bout」など、世界的なアーティストとも共演。数々の楽曲を発表した。
宇多田ヒカル - 忘却 featuring KOHH
人気絶頂の最中、KOHHさんは、2020年1月に開催されたライブにて、次作で「KOHH名義でのアーティスト活動から引退する」ことを突如表明。同年4月、ラストアルバム『worst』をリリース。

2021年末までファイナルツアーが行われ、2021年12月28日には、引退前のラストライブとしてザ・クロマニヨンズとのツーマンライブで幕を閉じた。

現在はSNS上でも活動をうかがい知ることはできず、『文學界』での連載開始は“千葉雄喜”としての彼と、KOHHとしての過去を知るまたとない機会となる。

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