『LoL』プロゲーマーEvi、海外チームと契約終了　日本人初の国外リーグ挑戦に区切り

MOBAゲーム『League of Legends（LoL）』のプロゲーマー・EviさんがTeam Hereticsとの契約終了を発表しました。

Eviさんは『LoL』の日本人プロゲーマーとして初めて海外リーグに挑戦。

EMEA（ヨーロッパ、中東、アフリカ）地域のリーグ「LoL EMEA Championship（LEC）」のプロチーム・Team Hereticsにて2023年のシーズンをスターティングメンバーとして戦いました。

Charismatic, hardworking and a true leader.

Thank you for all you have done for Heretics @ebihuryahurya 👍🏻 pic.twitter.com/qJ6uHzEOa7

— Heretics Esports (@HereticsEsports) November 30, 2023

世界的な人気ゲーム『League of Legends』

Riot Gamesが運営する『League of Legends』は、世界トップクラスの人気を誇るゲーム。

競技シーンの熱量も高く、『LoL』の世界大会「Worlds2023」はGame of the Yearなどでも有名なアワード「The Game Awards」のBest e-Sports Event部門にノミネートされています。

さらに同大会では、テーマ曲をNewJeansが担当し、最大同時視聴者数が世界で640万人を突破。優勝を果たした韓国の強豪チーム・T1へは、ユン・ソンニョル大統領が直々に祝辞を贈るなど、高い注目度を誇っています。

国内最強プレイヤーとして活躍したEvi選手

Eviさんは、そんな『LoL』において2015年から日本のプロリーグ「LJL」で活躍してきたプレイヤー。

ゲーム内では、1対1の戦いが重要となるポジション・トップレーンを担当しています。

2017年12月にチーム・DetonatioN FocusMeへ移籍すると、以降5年間、「国内最強トップレーナー」とも称されるプレイスキルで、同チームのLJL優勝や世界大会での勝利に大きく貢献。

2021年の「Worlds」では、日本チーム初となるベスト16進出を果たしました。

日本プレイヤーの海外進出の道を切り拓く挑戦

日本国内でトップ選手として活躍した後、Eviさんはヨーロッパへの挑戦を発表しました。

2022年12月に行われたイベント「Riot Games ONE」では、新たな挑戦を祝福して日本コミュニティから花束が贈呈。Eviさんの挑戦は彼自身のキャリアとともに、日本プレイヤーの道を切り拓くための挑戦ともなりました。 ヨーロッパに渡ると、「LEC」を代表するスターでもあるベテラン・Jankos選手らとともにスペインのTeam Hereticsへ加入。

「LEC」でも、トップレーナーとして相手チームの同ポジションのプレイヤーを圧倒するプレイや、チームファイトを決定づける活躍を見せました。

Team Hereticsでの1年は「夢のような時間でした」

プレイだけでなく、特徴的なサムズアップを何度もカメラに抜かれたり、YouTubeでの解説動画などでもタレント性を発揮してきたEviさん。

Team Hereticsとの契約が終了しました。
最高のチームメイトとコーチと一緒にプレイした1年は夢のような時間でした
本当に楽しかったです
応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました！感謝しかありません

道は違えどHereticsの今後の活躍を心から祈っています#VamosHeretics

— Evi/えびンモ (@ebihuryahurya) November 30, 2023

自身のXでは「最高のチームメイトとコーチと一緒にプレイした1年は夢のような時間でした」とコメントしています。

今後の去就については未発表。同じくXでは「一旦色々と一区切り」とも投稿しています。