コミックマーケット、日本赤十字社の金色有功章を受章 開催ごとに献血へ協力

コミックマーケット、日本赤十字社の金色有功章を受章 開催ごとに献血へ協力
コミックマーケット、日本赤十字社の金色有功章を受章 開催ごとに献血へ協力

日本赤十字社名誉副総裁の常陸宮妃華子殿下から、盾を贈呈された安田かほるさん(コミックマーケット準備会共同代表)

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」が、日本赤十字社の金色有功章を受章した。長年にわたる献血への協力活動が評価された。

10月26日に開催された令和5年度・東京都赤十字大会に、東京都における受章者代表の1人として、コミックマーケット準備会の共同代表・安田かほるさんが出席。

日本赤十字社名誉副総裁の常陸宮妃華子殿下より盾が贈呈された。

「コミックマーケット」と献血の歴史

コミックマーケット準備会は、1997年から東京都赤十字血液センターに協力。冬の会期に合わせて、東京ビッグサイト周辺で献血への協力を呼びかけてきた。

2011年冬の「コミックマーケット81」からは、出展企業各社と協力し、夏と冬の年2回、献血応援イベントと題してポスタープレゼント企画を実施している。

8月に開催された「コミックマーケット102」の様子/撮影:コミックマーケット準備会

また、気候の問題で夏は献血を行っていなかったが、2012年夏の「コミックマーケット82」からは、開催期間に連動し、会場外の都内献血ルームで献血応援イベントが行われるように。

このイベントは回を追うごとに規模が拡大し、現在では全都道府県の血液センターが参加している。

準備会への受章打診も「喜びは参加者と分かち合いたい」

コミックマーケット準備会の発表によれば、当初は団体として「コミックマーケット準備会」への受章を打診されていたという。

しかし、「我々はあくまでも献血場所の提供や応援イベントの実施を行っている立場であり、実際の献血をなさっているのは、多くの参加者の皆さんです」とコメント。

その上で、「受章の喜びはこれまでご協力いただいた参加者の皆さんと分かち合いたく、お願いして『コミックマーケット』としての受章とさせていただいた次第です」と説明されている。

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」

「コミックマーケット」は、例年夏と冬に東京ビッグサイトで開催されている世界最大級の同人誌即売会。参加者は数十万人を数える。

次回は12月30日(土)・31日(日)に開催される「コミックマーケット103」。徐々に企業やサークルの出展情報が明らかになっている。
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